Fuji Transonic 2.7 変速系メンテナンス
あと寒い時期は「STIレバーの空打ち」がまま起こってた→ワイヤーやグリスが劣化してると思われるんで、近いうちに変速周りのメンテを行っておかねば。
ということで、TransonicのSTIレバー周りをばらします。
ST-6800やST-5800等、ST-9000系のSTIレバーを開ける場合は
・アウターキャップ シフト用 Y63Z28000 [AA]
・アウターキャップ シフト用 Y63Z27000 [AA]
を事前に用意しておかねばならない。
特にレバー内に入るショートノーズのY63Z27000は消耗しやすいのに
「これがないとシフトワイヤーを張れない」
とても重要な部品であり、在庫を切らせることが出来ない。
今回はそのまま使えたけど、FDのリンクカバーY5ZS22000も「大した部品じゃないけど無いとすごく困る」系の部品であり在庫しとく必要がある。
シマノ リンクカバー FD-R9100用 Y5ZS22000 [AA]
久しぶりにST-5800を開けてみたところ...思ってたより状態は悪くない。もっと異物とか噛んでひどいことになってるかと思ってたけど、意外と綺麗。
ということで、汚れや古いグリスを洗浄した後、新しいグリスを塗り直し。樹脂製部品だらけなので使用するグリスはシリコングリス。
KURE(呉工業) パーツクリーナー プラスチックセーフ 3021 420ml [AA]
KURE(呉工業) シリコングリースメイト (180ml) スプレーグリス 1066 [AA]
消耗品のブラケットカバーも新品交換。
シマノ ブラケットカバー(左右ペア) Y00E980 [AA]
Transonicはワイヤー内装式のフレーム→ケーブルを抜くまえにケーブルライナーを挿しこんでワイヤーの経路を確保しておく必要があります。
JAG WIRE(ジャグワイヤー) SLICK-LUBED LINER JSDA0027 [AA]
ケーブルライナーは抜けやすいので、使う場合は「簡単に外れないくらいの強さはあるけどケーブルライナーを潰さない程度の強さしか無い」洗濯ばさみが必要。これでライナーの端を固定して抜けないようにしておく。
まぁもしライナーがすぽんと抜けてしまっても、マグネットケーブルガイドがあれば割と簡単にケーブルを通すことができますけどね。文明の力は偉大だ。
JAG WIRE(ジャグワイヤー) PRO INTERNAL ROUTING TOOL WST050 [AA]
CTRICALVER バイク 内部ケーブル ルーティングツールキット [AA]
ということで、しばらくぐずってたロードバイクが再び快適に変速するようになりました(^_^)
ちなみにグリス固化等で「シフトの空打ち」が起こってしまったら、慌ててガチャガチャレバーを操作するのではなく、そーっととレバーを操作してやればそのうち爪が引っかかって作動するらしいということを学習した(^_^;)
伯方島開山公園の桜。初めて行ったけどとにかくすんごい人出と言うか大渋滞で、かなりびっくりした。