SHIMANO WH-RX010スポーク交換

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このとき交換した通勤特急BIANCHI LUPO-D号のホイールWH-RX010。

まぁ、固くて速くて分母(スポーク本数)少ない→スポークに大きなストレスは掛かりそう。定期的な振れ取りや点検は、いままでよりマメにしたほうが良さそうな感じ(^_^;)

とか言ってましたが、はたして4年でスポークが折れました。折れたのはリア、反フリー側の「後輪駆動時に引っ張る」方向のスポーク。

過体重の乗り手が凸凹だらけの市街地を高圧タイヤで遠慮なく跳ね回りながら走ってる→すべての荷重や衝撃を受けとめて支えるスポークが折れるのは仕方ない。

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へたりが目立ってた前のホイールはスポーク折れ→即廃棄しましたが、未だRX010はそう悪くない感じなので修理することにします。

(ちなみにセンターロックディスク/135mmエンド/QRというゲテ気味仕様のRX010、未だ買えることは買えるみたいですが売ってるところが順調に減ってます。買えるうちにリアを1本買って予備にする予定)


補修部品を調べたところ、どうもRX010のスポークやニップルはWH-R500ほかのものと共通らしいので、これを確保。スポークは左右同一みたい。

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ブレーキの形式が異なることもあり両ホイールはリムもハブも別物のはずなんだけど、リムの高さは同じでハブというかフランジ周りの寸法も共通だから同じスポークが使えるってことなのか...?

新しいスポークとニップル。シマノスポークのねじ部ってゆるみ止めが塗られてるんですな。知らなんだ。

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折れたスポークを外すと、すげぇ曲がってます。これは多分「折れた後、後ろ三角のどこかに巻き込まれて曲がった」だと思う。この程度で済んでよかったな案件っぽい。

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走行中、折れたスポークがあちこちあたってカラカラ言うのがヤバかった→こういうときのために携帯してる結束バンドで、折れたスポークを無事なスポークに固定して帰ってきました。

スポークをフランジ穴に通すのに邪魔なのでブレーキディスクとスプロケットを取り外し、スポークを通します。

そして横のスポークを見ながら同じ(フランジ外から伸びるスポークを、フランジ内から伸びるスポークの内に来る)ように編み、スポーク先端をリムの穴に押しつける。

続いてリムからニップル突き出してスポークにねじ込むわけですが、専用のニップルドライバがあればすげぇラクでした。ドライバにニップルはめてクルクルするだけで簡単に嵌合する。

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こうした道具がない場合は「ニップルを不要スポークに刺して回す」という手法でいけるらしーのですが、もちろん専用の道具を用意した方がラク。

新旧スポークのテンションを確認します。いまはめた新スポークはテンション0→このニップルを締め込んで他のスポークと合わせていく。

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簡単に振れなし、スポークテンションもほぼ揃ったホイールになりました(^_^)

一番時間がかかった作業は

「すげぇ汚いリアハブやリムを触れるレベルまで洗って乾かす」

だったかもしれない(^_^;)

ホイールの振れを取る道具と必要な部品が揃ってれば、特に難しいところはなかったです。