14年目のBIANCHI LUPO-D
Googleストリートビューに通勤自転車積んでるトコが写ってた!という記事を書いたところ、
「おっさん未だあの通勤自転車乗ってるの?」
という話が来ました。
はい。ワタシはいまも、2009年に購入したBIANCHI LUPO-D号で毎日自転車通勤を続けております(^_^)
2015年に遠出用のロードバイクFuji Transonic 2.7を買い、以後遠出するときは軽くて速いこっちに乗って出かける→お出かけ写真に映り込むのはロードばっかで、通勤自転車がどうなのかは確かに誰にもわからない。
ということで、この夏で14年目になる通勤自転車の話。
まぁこの自転車、仕様が決まってからは特に大きな変化がなく、基本消耗部品の類を順番に交換してるだけなんですがね(^_^;) スポークが折れたホイールを交換した話は前に書いたし、フレーム、フォーク、主要コンポーネントは元のまんま。
一番換えてる部品はたぶんバーテープで、その次がリア変速ワイヤーかな? フロントバッグ対策で変速バナナを入れ、STIの触覚をぐにっと曲げてる→付け根を折り曲げられ頻繁な変速動作にさらされるリア変速ケーブルの寿命はホントに短く、年1~3本くらいのペースで消耗してる。
同様に変速バナナで曲げられてるけどほとんど使われないフロント変速ワイヤーは劣化しないし、太いブレーキワイヤーもそんなには劣化しない。リア変速ワイヤーだけが消耗する。
リアキャリアーも、キャリアーバッグも、ずーっと同じトピークのやつを使い続けてます。キャリアの塗装は随分古びてきてアルミ素地が透けてきてるし、樹脂製のチャックハンドルも全部ぼろぼろに朽ち、ひも製のハンドルに交換したりしてるけど、ずっと同じものを使い続けている。
調べたら、今ではこの形のキャリアーもバッグも、トピークから無くなってるみたい。新しいのに換えたくても手に入らないっぽい。
バッグとサドルを繋いでるコイルチューブはバッグ脱落事故防止用の安全帯。これがあると、万一サドルバッグのロックが外れてもバッグ喪失を避けられる。車体後部の状況はわかりにくいので主要品にはこうした「安全帯」をつけとくのが無難。
バックミラーはブラックバーンのロードミラー。このミラーには欠点もあるんだけど、視野の広さとクリアさが他では代替できない→ミラーを多用する市街地用ドロハン通勤自転車に付けるミラーは正直これしかないと思う。高いけど。
ただ、ブレーキブラケットにベルクロで固定する構造上ベルクロが経年劣化することは避けられず、長期使用するには何年かごとに40mm幅のベルクロテープを探し、自分で5cmに切ったフックベルクロをD環つけたループベルクロに縫い合わせてつなげるとかしなきゃいけない。割と面倒。
STIレバーは中古で購入したST-4500に交換したので(同じ古TIAGRAだけど)2代目。買った中古レバーはフロントトリプル用だったんで、フロント変速が1速ぶん余ってる(けどふつーに使えるし、平地を走る通勤車は基本フロント変速をしない)
ブレーキレバーの更新で変速のみならずブレーキの引き具合も随分改善されましたが、長ーいケーブルを引っ張るリアメカディスクの引き心地は正直イマイチであり、次に変えるなら油圧式ブレーキが良いかなー、という気分になる。
クランクも、FD/RDも新車で購入したときのまま。RDはリア32tとか装着するため一時ロングケージ型に換えてたんだけど、通勤自転車化するとき25tスプロケにしたので元に戻した。クランクも、正直アウターギアの歯がすり減ってきてて少々やばめだけど未だ使える。
携帯ポンプの類も、ゴムシールの劣化に伴い順番に換えてます。ホース伸縮式のが使いやすいと思う。
フロントバッグも同じモンベル...といいつつ、元々のフロントバッグは劣化して一度交換済。デザインこそ同じであるものの、旧フロントバッグは非常に丈夫なナイロン素材だったのに対し、新フロントバッグは若干へなへなの薄い素材に変わっている。
ハンドル周り。夜間走行を前提とする通勤自転車は、安全性確保の観点から前照灯を2基以上搭載することにしとります。以前は
・ライト1
・ライト2
・ドライブレコーダー用モバイルバッテリー
という構成だったけど、ライト2を「モバイルバッテリー兼用ライト」としたことでモバイルバッテリーが不要になった。バッテリーサイズが大きいので電池切れの心配もあまりしなくていい。
XM-L×6灯も付いている割にライトとしての照度はいまいちな感じもするんだけど、それなりに光は広がり、被視認度もまぁまぁ。
ただマウントの関係でUSBコネクタが下向きに→ロック機構のないUSBケーブルは走行するとすぐ自重で抜けちゃうので、輪ゴム(劣化しにくいシリコーンゴム)でケーブルを首吊りさせて装着してます。
激烈な振動にさらされるドライブレコーダーも消耗が激しく、これ何台目かなぁ?(^_^;) 壊れるたびに壊れたトコを研究し、振動でイカれそうなところを予め接着したりハンダ付けしたりして出来るだけ保たせるようにしてるけど...。
今ではこのタイプのカメラマウントもドライブレコーダーも入手困難なんだけど、ドラレコについては数台在庫を確保済→これらが全部潰れるまでの間はこの形で自転車にドライブレコーダーを搭載することが可能。
自転車に載せるカメラは、一部にDriftみたいのもあるけどほぼGoProタイプに統一されてしまったため自転車用カメラマウントもGoPro用のものばかりとなり、こういう薄いマウントは絶滅してしまった。
マウントの構造自体は結構単純なので、いまのマウントが壊れたら3mm厚アルミ板から自分で切り出すとかして同様の構造を作るかもしらん。
まぁ正直、現在使ってるマウントの「カメラマウントをベルクロで止める設計」はかなり狂っており、買ったときの「表裏面ファスナーを折り返してバッテン止めする構造」は(ベルト劣化で)もう再現できない。今はインシュロック/ロックタイ型の結束バンドで固定してる。
このマウント、元々は「三脚ネジ1つでカメラを固定する」マウントだったけど、1本ネジだとドラレコがぐるんぐるん回転しちゃうので、穴2つ開けてタップ切ってドラレコ専用のアルミ製ガイドをネジ止め固定。
ハンドルをφ31.8mm化した関係で、ハンドルマウントも元の「便利ホルダー2」から、同じ機能の違うものに変わってます。
このタイプのマウントはいろいろ載せられて便利なんだけど、激しい振動にさらされるのでアルミのブリッジ部分がまま割れる。気がつくと薄いところが割れてぷらぷらし始めるので日頃の観察と予備部品が必須。
サイコン。以前はロードと通勤車で同じGARMINを使いまわしてたんですが、高価なGARMINを通勤に使うリスク、そしてつけ外しが増えて落下させるリスクに耐えられないので通勤用に別途安いGPSサイコンを買いました。CYCPLUS M1。
通勤サイコンにパワー表示とか心拍表示とか要らんのですが、現在時刻とか気温とか、欲しい情報が1画面にまとまってて見やすいので気に入ってます(^_^)
...寒い。
キックスタンド、ずーっと同じあさひPBを使ってます。このキックスタンド、アジャスターのねじ部にガタが出るので1~2年くらいで交換するんですが、最近は仕様が変わって値段が上がった(^_^;)
しかしこのスタンドはレール部がコの字断面になっており剛性が高いので、少々高くなってもこういうのを買うしかない。レール部に折りがない1枚板のスタンドは、重い通勤自転車を支えさせるとあっという間にベースがひん曲がる(@_@;)
サドルはいまコレ。座面が広く、割と柔らかめのサドルでパッド無しのズボンでも楽で走りやすいです。
テールランプ。上の方の写真に写り込んでますが、夜間走行前提の通勤自転車にはキャリアの右足に予備テールランプも付いてます。
夜見ると↓こんな感じ。
石手川で冬を越す鴨も増えてきました。
松山外環状道路。もうかなり繋がりかけですね。「開通予定:令和6年春頃」ということだったはずなので、あと1年くらい。
松山外環状道路 [松山河川国道事務所]