自動運転バス

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上灘で自動運転バスが走ってるということで、見に行ってきました。上灘なら松山から三秋峠を1つ超えるだけで行けるんで、自転車で簡単に見に行ける。

自分でも笑ってしまうくらいの遅さで久々に(よろよろと:^^;)三秋峠越えたら、峠頂上のバス停がなくなってた(>_<;)

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この倉庫の場所は、自販機等のあるバス停だったんだけど...。

伊予鉄のバス路線を調べると、海岸沿いのバス停が表示されずどうも双海行きの路線そのものが無くなってる模様。郡中大栄線や郡中長浜線そのものが、ない。2015年に廃止になってた(^_^;)

そーか、ずーっと横通って偶に休憩場所として使ってたけど、既にバス停としては死んでたのか。

自動運転バスの運行基点である上灘駅に到着。

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時刻表を見ると日中に1時間毎の運行みたいなのでさささっとコースを逆走し、各停留所の発着時刻を見て撮影できそうな場所の見当をつけて待ち構える。

現れた自動運転バス。18km/hでの運行ということで、だいたい自転車...というかママチャリと同じ感じの速度感です。すげぇ撮りやすい。

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BOLDLYってのは運用してる会社のロゴみたい。ソフトバンクなのね。

上灘駅で停車中の自動運転バス。乗車希望者まぁまぁ居るみたいで、何人か出発を待ってました。

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車内。クルマっぽいものがなにもない。「移動する部屋」としてのデザインが徹底してる。

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操作するのはゲームパッドとキーボードとのこと。この感じは、明らかにネットカフェのそれ(^^;;

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ということで、バスが駅で出発待ちをしてる10分程の間にコースを先回りし、再び走行中を狙います。

橋の上でバス待ちしてたら、川がとても綺麗だった。

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繰り返すけど、速度がすげぇ遅くて、大変撮りやすい。

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バスがバス停に停車してる間、後ろにパラグライダー飛んでた。パラグライダーはさーっと画角から外れてしまい、残念ながらバスと一緒には撮れなかった。

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いってらっしゃ~い!(^_^)

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自動運転バス 実験へ出発 [読売新聞]

バスはフランス「NAVYA(ナビヤ)」社製の電気自動車(全長4・75メートル、幅2・11メートル)で定員11人。全地球測位システム(GPS)や車体に取り付けたセンサーの情報などを使い、加減速や左右の方向指示などを自動で行う。運転状況の監視や安全確保のため操作員1人が乗り込んでおり、自動運転の「レベル2」で運行する。

NAVYAってのはメーカーであり車種を表してはいないんだけど、どうも現物はバス2種あるうちのARMA(アルマ)のほうっぽい。

NAVYA(ナビヤ)について

ARMAは自動運転システムを搭載した乗車定員15人、最高速度25km/hの自動運転シャトルバスです。EV(電気自動車)仕様となり、1回の充電で約9時間(100km)の自動走行が可能です。

ということなのですが、これを公道走行させるため、操作員を乗り込ませてレベル2相当にしてる...のかな?

自動運転バス×データを考える BOLDLYとWestern Digitalが対談

現在は、車両運行責任者としてセーフティドライバーが同乗する必要があり、セーフティドライバーがタッチパネルの発車ボタンを押すと自動運転が始まります。ただし今後、道路運送車両法や道路交通法などが無人運転に対応した法律となる見込みですので、それと同時に我々もセーフティドライバーを乗せずに運用を始める予定です。

経済産業省がやってることらしーので調べてみると、

日本版MaaSの推進

MaaS(マース:Mobility as a Service)とは、地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスであり、観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決にも資する重要な手段となるものです。

ふむ。これクラウドのSaaSを移動性に置き換えた語っぽいんですが、

「移動したい時にささっとやってくるお手軽移動手段」

みたいな意味合いで使ってるみたい。ちょっとワタシの持つSaaSのイメージ(ウェブAPIとして動作するアプリ)とはニュアンスが違ってて妙な感じ。それともワタシのイメージのほうが歪んでるのか...。

「1時間に1回しか来ないバス」は、必要なときにささっと使えるSaaS的ななにかと、かなりイメージがかけ離れてる気がする(^_^;)

現物見ると、基本的にRTK-GNSS(要するに衛星測位)の高精度で「定められた場所を繰り返し走る」乗り物で、レーザーとミリ波レーダーで障害物を発見して避けたり止まったりはするけど、画像認識で標識を見るとか道路の白線を見るとかはしていない模様。

障害物捕捉の主力となる3D-LiDARは、ルーフから前方を見張ってる。

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タイヤ回転数で距離を測るとか加速度&角速度センサで自車の位置を出来る限り正確に把握し、「出来るだけ決められた道に収まる」ことを目標にした乗り物。「自動運転バス」というよりは「レールのないモノレール」みたいな印象を受けました。

道路の白線を目で見て車線中央に位置するのではなく、予め車線中央に引いている「見えない線」を可能な限りたどって走るというコンセプトの乗り物。確かに路線バスってのは突き詰めると「そういうもの」だと捉えることが出来るのかもしれない。

沿線に基地局みたいのがあるのかなぁとちょっと探してみたけど、少なくともぱっと見てわかるような形状のものは見当たらなかった。

類似の技術である自動操舵トラクターは圃場の周囲に結構「アンテナアンテナした感じの機材」置いてるんだけど、似た形状のものは見つけられず。

RTKとは移動するレシーバ「移動局」とは別に、事前に位置の分っている地上に固定したレシーバ「基準局」の補正データを使って、高い精度の測位をリアルタイムで行う機能です。 DG-PRO1RWSは、高性能2周波RTKエンジンを搭載。RTK Fix時 1cm + 1ppm CEPの超高精度。 さらに1周波RTKに比べ大幅に実用性が向上。第二世代RTKの性能は圧倒的です。

とか見ると「基準局」機器は相当に小さいんで、見落とした可能性もある。

大量のドローンを制御して花火のように光らせるドローンショーも、Wi-Fi用とかのアンテナを周囲に立ててたんだけど...。

松山の夜空に光のアート 四国初「ドローンショー」の実証実験

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ドローンは、たぶん電子コンパス(地磁気センサー)のキャリブレーションで1機1機くるくると回転させて準備してるのがオモロかった。

自動運転バス技術と実証実験事例

とか見ると、このクラスの自動運転車はニュータウンとか大規模施設内とかの移動に適した短距離移動用みたい。実際、30分で数キロしか移動できないので長距離移動にはとても使えないと思う。

(そもそもこの速度で主要道路に長時間居座ると、動く障害物と化して交通渋滞を巻き起こすことが容易に予想される:^^;)

それでも、自転車に乗れないとか、坂がきつくて自転車使うのが難しいとかの条件であれば役に立つ状況がある気もする。

でもそれは、もう少し都市部なんじゃなかろうか...??

帰りは中山経由で犬寄峠から帰ったんですが、高速道路の工事が随分進んでてちょっとびっくり。近々現場の写真を撮りに行きたい。