DD-113 さざなみ

松山外港にて展示されてましたんで、自転車で乗り付けて写真撮ってきました(ちなみにPAC-3の発射機は居ませんでした:^^;)

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とりあえず、行き道で撮ったお堀の白鳥&鯉。自転車止めたら、なんかすごいイキオイで寄ってきて餌をねだられた(^_^;)

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「なんだこいつ餌持ってねぇ。解散」

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手指消毒し体温を測られ手荷物検査を経てフネに接近。

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CIWS Mk.15 ブロック2B。FLIR付き。これ、グレーで塗られてる...?

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ヘリ格納庫。CIWSの横にある白い皿型のアンテナはFCS-2 射撃指揮装置で、砲とミサイルを管制する。こちらもアンテナの横にカメラ類がついてる。

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RCS低減のため内側に傾斜して立ってる煙突。たかなみ型は2種のガスタービン機関を前後に振り分けて搭載。煙突の間に90式SSM発射筒も見える。

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手前では信号ラッパの実演中。

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マストはラティス型。

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対空レーダーOPS-24Bがくるくる回る。

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NOLQ-3 電波探知妨害装置。

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5インチ砲塔。見慣れた3インチ砲塔に比べて2まわりくらい大きく、角ばっている。

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艦橋周りを前方より。乗艦して上から見ないと埋設式(といっても甲板に埋まりきらず、1段出っ張っている)のMk.41 VLSは見えない(^_^;)

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グレーっぽい気もするけど、やっぱ白いんかなー?

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20mm機関砲だと高速飛翔体に迎撃を突き抜けられる恐れがあるとかで最近はより射程の長い近接防衛用ミサイルが付いてるけど、その次は↓こんなレーザー兵器が載るようになるとか。

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ロッキード・マーティンのレーザー兵器システム「HELIOS」、米ミサイル駆逐艦への搭載に向けて試験中

HELIOSは、単独で船舶に搭載されるレーザー兵器ではなく、イージス戦闘システムの一部に組み込まれることになる。

ということは、非イージス艦に載るのはもう少し先の話になるか。CIWSはスタンドアロンで動くほうが便利。

More Than a Laser, HELIOS is an Integrated Weapon System

The HELIOS system's deep magazine, low cost per kill, speed of light delivery, and precision response enable it to address Fleet needs now and its mature
  • 低破壊コスト
  • 光速(高速どころじゃない:^^;)伝送
  • 高精度応答

はまぁわかるけど、最初の売りである「ディープマガジン」とはなんだろう? 弾倉が深い=発射(照射)数が多いのか、交戦可能時間が長いのか。レーザー砲は1回の交戦時間どのくらいでどの程度発熱してどのくらい冷却が要る武装なんだろう...?


とか見ると、重防御とは思えない、比較的ソフトそうな標的にそれなりの時間照射してようやく撃破に至る、みたいな感じだけど、実用型はもっとエネルギー密度が高いのか...?

動画のAN/SEQ-3は30kwとかで「安価に最低限の脅威に対応する」ことが目的の武器。高価な艦艇の命綱となるHELIOSは「60kwを超える全力照射」とかなってて、威力もそれなりに上がってると思われるけど...。

バルカン砲の類は高発射速度の代償としてあっという間に弾丸を打ち尽くしてしまうので、弾丸が切れる心配が少なく再装填の手間がかからないのは結構大きなメリット。

もちろんミサイル側も高速化し対レーザー装甲とか被ってくるだろうけど、熱や重量等の制限が大きく、可能な防御には上限がある。

レールガン系は、砲弾(薬莢がないので結構小さい)補給はともかく、砲身が急速に損傷するのでやはり長期間の交戦は難しそうな気がする。通電=直接接触が必須な以上摩耗は避けられず、すげぇ高温と高速でめっちゃ削れる→消耗品と割り切り、弾倉ならぬ砲身倉みたいなのを付けてバンバン砲身交換しながら交戦する、みたいな感じ?

砲身は弾薬ではなく、危険物じゃないので装甲内に格納しなくていいはずだけど、こう大掛かりになると「近接防空火器」ではなく「主砲」扱いになりそうな気もする。

↑こちらでは、超音速の小砲弾をすげぇ発射速度で大量に打ち出してなんでも削っちゃう、みたいな戦法をとっていた...と思う。

「レールガンとレーザー砲による防空が強くて飽和させても経空攻撃が通らない→再び対艦攻撃を魚雷に頼る時代がくる」

みたいなこともありうるのかなぁ。魚雷投射ロケットの発展型で着水後自律攻撃とか、シクヴァル系を有線誘導で打ち合う...みたいな感じ?

キャプター機雷みたいな投棄型兵装ステーションを使い母艦から離れて打つ、というのはつまり攻撃型UUVを使うというハナシとまったく同じか。あとはUUVの規模をどうするか、どこまで面倒を見てどれだけ自律行動を許すか、みたいなレベルの話になる。

China reportedly developed unmanned underwater vehicle (UUV) able to attack enemy submarines autonomously

The concept seems to be based on using artificial intelligence (AI) technologies to identify and track submerged targets

「中国のUUVは水中目標を識別し追跡するのに人工知能技術を使ってるみたい」

順次耳、目等のセンサーと頭が良くなりステルスやデコイ等の欺瞞には引っかからなくなるだろうから、最終的に打たれる側は(対艦ミサイルへの対応と同じく)CAT等と呼ばれる迎撃魚雷みたいなものでハードキル対応を行うことになるんだろう。

世界初 魚雷迎撃魚雷「シースパイダー」あらわる 潜水艦と水上艦の戦い 変わるのか?

HELIOSって正面から見ると大口開けてる顔っぽくて、なんか妙に可愛らしい。(・o・)←こんな感じ(笑)

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鷺。

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鵜。なんか最近良く見かける。

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