【紅殻のパンドラ #87】融合!
「紅殻のパンドラ(特異な才能の持ち主しか全身義体になれない)と攻殻機動隊(全身義体は一般的な技術)の間には義体技術の『致命的なギャップ』が存在するが、その『溝』は、おそらく七転福音嬢が埋めてくれるであろう」
とずーっと予言してましたが、ようやくそれが描かれるフェーズに入ったようです。
紅殻のパンドラ [Comic Walker]
「ずっとずっといっしょにいようね」
「ネネとずっといっしょにいる」
やるだろうと思ってたけど、特大のキマシタワーをぶっ立ててきた(笑)
その姿はあまりにヤバくて、融合体の画像は引用できません(^_^;) パロディで多少薄まってはいるけどあまりにも「ああ、こうなるよな」という姿かたち過ぎるというか、造形そのものが致命的にネタバレすぎる。
しかもその場に居合わせるのは日本外務省のP-2501 ニコちゃん=後の「人形使い」。「機械に近い人間」と「人間に近い機械」の融合は、つまりクレイドルのときに「分業」して奇跡を成し遂げた2人が一体化し更に効率化したということで、情報処理技術における大きな転換点になるでしょう。「特異な才能」を一般化する道すじが、かなりはっきりと見えてきた。
あと、現在の「敵」であるポセイドン製バイドウイルスの浸食&浸透能力を獲得することが大きなブレークスルーになるんじゃないかと思うんだけど...。
まぁ情報空間で見るとなんだか無双っぽくなってますが、フィジカルに目を転じると、激しい戦闘で福音嬢の躯体はほぼ終わっている→生物としての時間切れまでになんとかする目が出来るのか、それともネットワークを使って義体に頼らない「次元の転換」が起こるのか、がポイントか。
現時点での福音嬢はあくまでも「ネットワーク会話力が非常に高い人間」であり、電脳空間にアクセスしてるのは生身の脳→既に「損傷に依る情報の欠損」を表すであろう描写が切れ目なく入ってる→自他の境界が薄く、自己保存意識が低い福音嬢なので悲壮感なくいちゃいちゃしてますが、いつまで保つか全くわからない。
AIと人間を隔ててると考えられてる境目、紅パンでは誰も言ってないけど、攻殻以降では一般的な「ゴースト」という言葉や概念が、ここで使われるようになるのかなぁ?