犬寄峠-内子-小田迷走-上尾峠
祭日の朝、ふと思いつきました。
「今日の昼飯はハンバーガーにしよう」
ささっと近所のマクドナルドまで食いに行っても良かったのですが、折角天気もいいし、内子まで内子豚もろみ焼バーガーを食いに行くかと自転車を引っ張り出します。
幹線道路を走る計画なので、水筒1本だけの軽装備。途中トンネルがあるので、外すもの面倒くさいし、通勤用ライト類はフル装備のままで走り出します(後にこの判断がワタシを救うことになる:^^;)
56号線を南に向かうと、ロードバイクの大集団に遭遇。
どうやら10/27に行なわれる山ハーフの試走みたい。
愛媛スポーツ・レクリエーション祭2013サイクリング(ハーフセンチュリーラン) [スポーツエントリー]
まぁ通勤車でロードの集団と張り合える訳もないしそのつもりも無いので、やや速度を緩めそのまま見送ってのんびり南下。
パティシエたの。こんなトコロにあるんですな。
双海からの帰り道、灘町商店街を通って帰ったのでその道中探してた訳ですが、実際には灘町商店街ではなくバイパス側にありました。
もぎたてテレビ「ゆく夏、来る秋、実りを求めて…伊予市灘町あたり ぶらり歩き」 [南海放送]
で紹介されてたけど、灘町商店街じゃなかった(^_^;)
1人黙々と峠を登り、犬寄峠 290mを超えます。
そしてそこからずーっと下り、内子からりで内子豚もろみ焼バーガーを完食。
次は120円高いプレミアムバーガーを頼んでみよう。
からりは例によってとても混んでいますが、自転車なので駐車場が満車でも全然関係なく入れちゃいます。
警備のお兄ちゃん
「あ、自転車はその辺に立てかけておいてください」
ふふふ。見分けがつかないのも無理はないけど、この自転車はロードバイクではなく通勤車なので、どこでもスタンドで自立するのだよ(^_^)
まぁその分重くて性能低いんだけどね(T_T)
からりを出て、考えます。
「飯も喰ったし、後は帰るだけ」
「まだ日は高いし、新規ルートの開拓もいいかも」
「山ハーフは小田経由で砥部に行くはず」
「ちょっとそっちに行ってみるか」
(↑知ってるヒトだとこの時点でおかしなところに気付くハズ:^^;)
ということで、国道379号線を東へ進みます。
この道は基本小田川沿いに遡る道で、路面は綺麗で交通量は少なく、コンビニこそ無いものの自販機に不自由しない、傾斜も緩いとても走り易い道。上機嫌でどんどん東進します。
これは、小田小学校の改築の様です。なんかレトロ調(寺小屋風?)のデザインが洒落てます。
小田の道の駅「せせらぎ」に着きました。からりや風和里といった大規模道の駅を見慣れた目だと、そのコンパクトさにちょっとビックリ。
この辺の川は、結構こうした「魚道」が設けられてるみたい。
小田って山の中ってイメージだったけど、この時点での標高は130mとかであんまり高地ではありませんでした。ここからどんどん登ります。
そのまま東進しますが…なんか、いつまで経っても東に進んでおります。
松山に向かうにはどこかで北に転回しないといけない訳ですが、山をぐねぐね登りながらも基本的にずーっと東向き進行。
どんどん高度が上がり、せせらぎから距離8kmほど、標高550mを超えたところで流石に気付きました。
「いくらなんでも、峠に入る道がこんなに高度高いわけがない」
「案内看板も松山行きが消え、全て『久万高原町』を示している」
「このまま進むと三坂峠(720m)を超えて帰る事になる」
まぁ三坂峠を超えても帰れる訳ですが、かなり遠回りで時間が掛かるし、当初目的である「新規ルート開拓」に適合しないため、くるりと向きを変えていままで登った道を下ります。
自転車で登るのは大変ですが、下るのはあっという間。
「せせらぎ」を超え更に下る事3kmほど、ついに「松山」行きの案内看板を発見!(^_^;)
要するに、内子から砥部に行くのに小田まで行ったら行き過ぎみたい。広田経由が正解らしい。
というか、国道379号線はここから広田村に曲がる道のほうで、小田へ向かう道は国道380号線という別の道だった(^_^;) 「小田経由」という最初の思い込みが失敗だった。
正しい379号線に戻って来たので、北進します。
なみへいうどんって、こんなところにあったのか。「内子の」とは聞いてたんだけど、もっと駅のほうかと思ってた。
★フジ内子店内 にあります
つまり、駅に近い方は支店なんだ。こっちが本元らしい。うどん屋さんというか、喫食場所の付いた製麺所…みたいな感じ。
上尾峠 434m。広田側から登るなら斜度は緩めで比較的登り易い峠ですが、このコースはトンネルが多いので、それなりの準備が必要です。「第三隧道」とあるとおり、このトンネルは3連トンネル。
今回は通勤車そのままなので、クリスマスツリーの様に光ります(笑)
トンネル一杯。いちいち灯けたり消したりが面倒なので、前後ライトはずっと点灯したまま下ります。通勤超特急のランプ類は全て充電池で、ディマーモードにすれば最も短いものでも数時間は灯くので特に問題なし。
この道は断層口のところへ下りて来る道なんですね。勾配が急なので、かなりスピードが出ました。この道を松山側から登るのは大変そう。
松山中央公園にたどり着いたらもうすっかり夕暮でした。判断が遅れてあのまま迷走してたら、かなりヤバかった。
走行距離116km(迷走込み)、累積標高1,120m(同)。真ん中の迷走した無意味な山が一番高いのがなんというか(^_^;)
もう次は迷いません。というか、知らない道を走るならある程度事前準備をするべきと思い知った。GPS(Garmin EDGE705)を、もっと有効活用しなければ(^^;;