LUPO D号消耗部品交換
今年の夏は週末があれこれと塞がることが多く、まったく長距離を走る機会が無かったので通勤超特急LUPO D号の走行距離は知れているのですが、通勤にはずーっと使ってたので消耗部品を順次交換します。
まず、前ブレーキパッド。
LUPO D号のD=DiscブレーキたるシマノBR-R505に入れてたサーファス DBPS1は、初期のくいつきこそまぁまぁなのですが、そこから握り込んでも制動力の増加がイマイチ伸びない印象だったので、厚みは十分残ってるけど交換します。
外したパッドを見ると…パッドの四周が結構欠けてます。特に右側パッド、つまり固定側の「下側」の欠損が目立つ。
機械式ディスクブレーキの動作原理(可動ピストンは片側のみ。ブレーキディスクを歪めて固定パッドと挟む)上、ブレーキディスクは右側固定パッドに対し「もたれ掛かるように」押し付けられるので、より大きな面圧が掛かるのは「上側」。
ブレーキパッドの減り方は想定通りやや斜め、内傾気味なので、ディスクと接触しないパッド面が摩耗せず凸になって残り、ブレーキディスク内側に首刈り鎌のように削り飛ばされてる跡みたい。SM-RT64は当たり部分が細く、ブレーキパッド面の一部にしか当たっていない。
磨耗跡…というか色の変わり方を見ると、下1/3くらいが接触してないのかな…?
新ブレーキパッドは、とりあえず目についた中でいちばん強力そうな“ダウンヒルレース専用パッド”EBC CFA370Rにしてみました。
通称赤パッド。確かに赤いです(笑) 高摩擦らしいですが、レジンパッドということで摩耗早そう。まぁ今までブレーキパッドを使い切れたことないんですが(^^;;
EBC Red Mountain Bike Pads - Improved Brake or Race Use
「赤パッドはちょっと寿命が短いけど、すげぇ止まります。ローターのダメージは低く、熱の移行は最小です」
機械式ディスクブレーキは作動液体が無い&通勤超特急号でダウンヒルレースするとも思えないので、たぶん熱の問題はそれほど深刻ではないと思いますが…。
交換して実走すると…機械式ディスクブレーキって、ブレーキを弄った直後は全然効かず、パッド他が馴染んでじわじわと制動力が上がってくるものなのですが、さすが高摩擦というか、いきなり結構効いてます。調整すればフツーに走れる。
ぎゅっと握り込むと、摩擦係数も大きいんでしょうが、最大摩擦係数に至るまでの入力が小さい(制動力の立ち上がりが大きい)ブレーキパッドな雰囲気。
ちなみに現在の拙宅ブレーキパッド在庫(^_^;) 後継のR515他(消耗部品は全然違う)が出てしまったので、もう同じBR-R505の入手は難しいと思われるのですが、たぶん今のブレーキが壊れるまでにこのパッドの在庫を使いきるのは無理でしょう(^^;;
一応同じシリーズのセミメタル焼結(金)パッド EBC CFA370HHも買ってるんで、次はコレかな。
EBC Gold Mountain Bike Pads - Improved Brake or Race Use
こちらは「改善されたブレーキ」で「ブレーキローターに優しい」的な記述がまったく無く、つまりそういうことみたい。交換時はブレーキローターと同時になるかも。
併せて駆動系も、カセットスプロケットとチェーンを交換します。
LUPO D号のカセットスプロケットは、CS-HG50-9Sから1枚抜いてCS-HG70-9 28Tギアを入れる独自組み合わせの12-28Tなので、今回もCS-HG50-9S 13-25Tを混成の13-28Tに組み替えます。
新旧スプロケットを見比べると…良く使う20T前後のギアが結構減って痩せてます。
28Tともなるとギアの大きさが目立ちますが、正直これ無しでは何処にも行けないので仕方ない(^_^;)
チェーンも新品のKMC X9.93に交換。チェーンゲージでは未だ0.5%も伸びておらずまだ使える事になってましたが、ついでなので2年目前で交換。
駆動系は性能に直結するのでマメに洗ってたつもりなのですが、新旧チェーンを見比べると、やはり薄汚れてた事が解ります。
とりあえず、ピカピカになりました(^_^) そして音が静かになり、変速時の「かちゃん」が「ちゃき」になりました。そのくらいの差はあったみたい。
X9.93はこれで使い切ったので、次はシマノ CN-7701でも買ってみるかなぁ。