自転車にドライブレコーダー
自転車通勤もそろそろ5年目になる訳ですが、思うところありまして、この度通勤自転車にドライブレコーダーを装着しました。
H.264 720P Wide Angle 6-LED Night Viewing Digital Car DVR Camcorder w/ Mini USB/SD/HDMI (2.5" LCD) [DX]
Special Features: 720P HD Video. Loop recording
Movie format: H.264
Movie Resolution: 1280*720 848*480 640*480
Dimensions: 4.13 in x 2.44 in x 1.34 in (10.5 cm x 6.2 cm x 3.4 cm)
Weight: 3.42 oz (97 g)
便宜上sku.54137って呼んでますが、型番等不明(-_-;) 筐体は↓コレに非常によく似てます…というか同一なんで、兄弟機でしょう。
ルックイースト、動体感知機能搭載のドライブレコーダー「LE-DCR03」 [Car Watch]
幸いいままで自転車通勤中の交通事故には遭わなくて済んでいるのですが、トラブルで警察屋さんのお世話になったことは何度もありまして、その度に
「やった」「やってない」
と言い合わなきゃならないことに心底嫌気が差したので、常に客観的証拠を保持する事で自分を守ることにした次第。
馬鹿は法規も物理法則も知らないので、言いたい放題。で、悪い自転車(笑)が謝らない→態度が悪いと言って自分で警察を呼んじゃうという(^_^;)
そして警察官は、「自分で警察を呼ぶような馬鹿」に比べれば多少マシですが、
「自転車は交通弱者で保護対象」
というところで思考停止しており、自転車を司る法規の詳細についてまでは把握してません。かなり本気で「知る必要が無い」と思ってる。
「車輌」の認識に失敗し、路肩と路側帯の区別も付いてないし、「交通弱者」である自転車については(庇護対象として捉える事で)無灯火も車道逆走も、まとめて黙認するようになってる。
これが「無法自転車」を量産し死亡事故が続発する直接要因(「自転車は無法の乗り物で無条件に庇護される」という誤った認識を招いてる)だし、「自転車同士のトラブル」に対し警察が無力な主因なのですが・・・・。
(まぁこれは某県警に限った話でもないらしい)
ということで、1ツーキニストのワタシは
・高制動力等による安全性の高い自転車
・チンドン屋一歩手前の異常に高い被視認性
・セーフティネットとしての自転車保険
に加えて、「絶対の客観的証拠」を自分で持つようにした次第。ただ「記録する」だけでなく、「要求されたらその場で見せられる機材」を選びました。
こうした行為が神経症的だと笑えるヒトは、よほど良好な交通状況下で生活されてるんだと思われ、正直羨ましいです(^_^;)
ワタシ等は、「黙って踏みつぶされない」ただそれだけのために、これほどの手間ひまと金を掛けなければいけないようです。少なくともワタシはそう判断しました。
まぁ記録を取ってても踏みつぶされる時は同じ(^^;なのですが、その後で脳足りんな台詞を好き勝手に言われる事はなくなる。
「目に見えれば」大丈夫かと思って被視認性には相当気も金も使いましたが、結局
「目に見えても脳が認識しない馬鹿」
には、どれほど自転車が見えてもどうにもならない、というのが結論でした(^_^;)
連中は自らの脅威になり得ない弱者(?)を脳でふるい分けており、非脅威目標(!)が網膜に写ってもそれを認識しません。
大型トラックなら自らが避け、自転車なら相手が避けるのが当然だといった強固なヒエラルヒーを確固として持ってます。まったく馬鹿は始末に負えない。
ということで、こちらは更の殺傷力の高い(!)被視認機材を、既に発注。来月には着荷して取り付ける予定。
「やけになった人間が何をやるか見てろ〜っ!」
ドラレコの取り付け状態。
件のドラレコは上面に三脚用の取り付けネジ穴があったので、手元の
Fotopro Flip Motion Mount for Digital Camera/Camcorder (Orange) [DX]
を使い、便利ホルダー2の下面に装着。…って、今は「ランプホルダー2」に名前が変わってる?!(^^;;
同じマウントは
自転車用デジカメスタンド 200-CAM008 [サンワダイレクト]
他でも入手可能な模様。
通勤超特急Bianchi LUPO D号はハンドルに日東 便利ホルダー2を装着しており、ステムも長いので簡単に付くかと考えてましたが、実際に取り付けてみると、サイコン(Garmin Edge705)やフロントバッグ(モンベル サイクルフロントバッグ)、およびブレーキワイヤーとの干渉は、かなり深刻なレベルです(^_^;)
まぁ、なんとかしましたけど。
干渉を避けるためサイコンをステム上に移動する事も検討したのですが、サイコンは出来るだけ自転車の先端に付いている方が視線移動少なくて済むので、サイコンとドラレコはそれぞれ左右にオフセットして付く事になりました。「アイアンフット」風(笑)
それぞれ、実にビミョーな干渉具合でなんとか取り付け。
流用したマウントは元々自転車のハンドルにカメラを取りつけるためのマウントなので、かなりがっちりと取り付けられました。
ただし「ベルクロ折返し+ぐるぐる巻き」に近い固定方法のうえ、ドラレコ+マウンターが便利ホルダー2とフロントバッグにぴったり挟み込まれるカタチとなり、付け外しは容易でないです。まずフロントバッグを外して、その後狭いすき間に手を突っ込んで何度もべりべりしないと外せない。
通常のドライブレコーダーは自動車に取り付けられる事を想定しており、今回購入したドラレコにもシガーソケットからの12Vを5Vに変換して供給する電源ケーブルが付属していました。
でもまぁ、要するに5Vが供給出来れば良いんだろう?ということで、手元にあったACアダプターを繋いでみたら無事動きました(^_^;) PSPのACアダプターみたいなものがあれば、それがそのまま使えるようです。
※こちらに訂正記事を書きました。
そして、この機種は電源が供給されない状況でも動作を継続するバッテリーを内蔵しており、電源の無い自転車でも暫く動くのでした。
バッテリーはNokiaのBL-4C(互換品)を流用してる模様。3.7V、800mAh前後の容量で、52x32x4mmという薄べったいサイズ。
実験したところ…このバッテリーで大体2h程度動作するようです。そしてドラレコ本体に5Vを供給してやれば、数時間程度で充電が完了するみたい(電源スイッチ部の赤いランプが消える)
800mAhで2hということは、たとえば8000mAhの外部バッテリーを用意してやれば+20hの録画が可能と言うことで、長時間録画したい場合はそういった感じでの対応になりそう。
録画画質は、こんな感じ。録画AVIファイル(1280x720 720p/30fps)からコマ切り出し。
止まってるものはかなり鮮明に写りますが、動いてるものは割とブレます(^_^;)
動画をMPEG4で圧縮してるんで、コマ単位での破綻を云々してもあまり意味がないし、何万円もする高級カメラと同じ画質は、最初から期待してません。所詮簡易な防犯カメラの一種という割り切りは必要かと。
夜間でも結構高感度なうえ、前面に装備された赤外線LEDで自ら照射して録っており、暗視性能まぁまぁ。画質はともかく、見えないってことはあまりない。
まぁ、試験運用してると、こんなものばかり録れちゃう訳ですがorz
夜間、互いに30km/h+でチキンランを仕掛けてくるとか、正気の沙汰とも思えねぇ。ノーヘルで突っ込んですっ飛んだら確実に死ぬぞ…。
そもそもそのオモチャみたいな点滅前照灯は道交法的にどうなんだ。まぁ無灯火+傘さし片手運転よりは多少マシか。逆走車道上で正対戦を挑んでくる時点でなにもかも台無しだけどな。
何度も言ってるけど、其処は車道です。 車道外側線 [Wikipedia]
レコーダーを自転車の車体に強固に固定してるせいか、走行ノイズがすごいです。走行中はひたすら「ごー」「がー」という轟音(の背後にうっすらと環境音:^^;)が録れてしまうので、設定で音声は取らないようにしました。
ドライブレコーダーは、H.264のAVIファイルで記録メディアの容量一杯まで録画→一杯になったら順次古いファイルに上書きする、という動作になるようです(←未確認:^^;)
記録メディアはSD/SDHCカード。ルートにDVRというディレクトリ、その下に「年」「月」「日」のディレクトリを掘り、当日のファイルをその中に作成する。
AVIファイルは2分毎に作成され、サイズは大体100MB。
ファイル作成は2/5/15分毎に設定可能ですが、ドラレコ本体で再生する場合早送り/巻き戻し機能が無いこともあり、細切れのほうが扱いやすい印象。
Myドラレコには(たまたまアプライドで特売してた:^^;)16GBのSDHCカードが入ってますんで、ざっと計算して
16000MB / 100MB * 2min = 320min
320分=5.3時間分の録画が出来る模様。記録として多いのか少ないのか判断に迷います(^_^;) SDHCを32GBに替えれば倍の10.5時間になる訳だけど…。
しばらくこの状態で走ってみます。