意外と快適な安サドル

先日の大洲行きの写真を見た某氏から

「なんか妙なサドルに変わっとるね」

と言われました。

そういえば…確かにココには書いてなかったですな。

この夏まで付けてた

は幅広で良い感じのサドルだったのですが、レーパン無しで普段乗りするにはちと固いのでこれは決戦サドルとして温存する事にしまして、普段は輸入した安サドルを付けてます。

それが↑コレ。

上記のとおりなぜか「シートピラー」という名前で売られてますが、穴開きの幅広安サドル。

この安サドル（仮名HLC91X）、いかにも安物というぼってりした厚みのサドルですが、平面形はプロリンクに大変良く似ています。「平たくて幅広のサドルが欲しい」ヒトに向いていると思われます。

スペックは

Weight 404.46 g
Size 28.5*14.5*3 cm

ということで、厚くぼってりした重いサドルですが、大変コンフォート。半日乗車しても全然どこも痛くならないし、痺れ等もまったく出ません。

着座位置にも鈍感で、座面が柔らかいのでどっかり座ってぐるぐる回すのがラク。坐骨部分に大きく「Soft Comfort」と書かれてますが、確かに柔らかいようです。

座面を手で押した感じはゲルフローなプロリンクもそう変わらないくらい柔らかいんだけど、実際に乗車した時に尻に伝わる衝撃は、全然レベルが違う。これはクッションの厚みの差…？

プロリンクも不快な程固くはない(本物のレーシングサドルから乗り換えると衝撃をサドルでいなしている事が良くわかる。ダンパー内蔵は伊達じゃない)のですが、比較すると優しさが足りない印象(^_^;)

表皮はPUレザー、ポリウレタン製の合成皮革にパンチング加工してます。

PUレザーは安サドルの定番で材質的に長持ちしませんが、ステープラーの打ち込みとかサドルの作りも相当にいい加減なので、先に縫製等の構造が壊れるか、皮革が破れるか微妙なところ。

勿論、値段が値段なので、なにも文句を言う気はありません。既に予備は確保済みで、駄目になったら予備に替えるつもり満々。そして更に予備を買う（笑）

サドルベースの裏に「CIONLLI」の刻印が有るので、cionlli（祥力金屬工業）製のようです。型番等は記載が無く解らず。メーカーWEBサイトにもそれらしきもの見当たらず。

値段も安いし、ワタシのように「後部が大きめで大きくくびれたコンフォートなサドル」が欲しい人は一度試してみると良いのではないでしょうか？　近所のヒトには拙宅予備を貸し出すのも可。

--------