UltraFire C2-T60 CREE XM LT6 3-Mode 1200-Lumen White LED Flashlight

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夜間に走らざるをえない通勤自転車は、主灯を連装して照射量と被視認性(特に彼我距離の確認し易さ)を高めるようにしてます。

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勿論予備灯としての機能も期待してる(故障や電池切れ等のトラブルは意外と多く、走り続けるための予備は欠かせない)けど、三角測量の基準点として、距離を正しく認識してもらう期待のほうが大きい。

自転車通勤を続けて3年。夜間に荒れた路肩をそれなりの速度で走ったり、真っ暗なサイクリングロードを黒づくめで走ってるランナーに対応するためにその主灯の光量はどんどん大きくなり、その照射量は原付バイクと比肩出来るレベルになりました(^_^;)

自転車用LEDライト
Fenix LD20 CE Premium Q5
UltraFire WF-606A
MTE M3-2
3-Mode 900-Lumen LED Bike Light Set

こうした経緯を経て、この夏まで通勤超特急LUPO D号は

・MTE M3-2 Cree MC-E 8-Mode 700-Lumen LED Flashlight with Assault Crown (1*18650)
MJ-808 HA-III SSC P7-C (SXO)3-Mode 900-Lumen LED Bike Light Set
(もどき品のスイッチが渋くなってしまったのでエミッターを本家MagicShineに交換)

の連装にしてましたが、この夏、ママチャリ時代から2年間毎日使い続けたM3-2の爆発的な明るさが、急速に衰えてしまいました。

CREE MC-Eは田の字のかたちの4連装集束チップなのですが、照らすと大きく衰えた明るさの中心部に、以前は見えなかった+型の影がはっきりと映ります。さすがにもう駄目っぽい。

安全な夜間自転車走行のために強力な主灯と尾灯は欠かせないので、M3-2の代わりとなるタクティカルフラッシュライトを、再び香港に発注。

UltraFire C2-T60 CREE XM LT6 3-Mode 1200-Lumen White LED Flashlight w/ Strap (1 x 18650 / 1 x 17670)

C2-T60はM3-2と同じく1x18650なライトですが、各所に軽量化の工夫が有り、小型軽量の印象が強くなってます。まぁその分各部が薄肉な訳で、何度踏もうと落とそうとびくともしなかったM3-2程の頑強さは望めないかもしれません。

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軽量化の工夫と思われる部分。電池スリーブの長さが18650と面合わせになるよう設計されてます。テールキャップのたけのこバネはぺったりと潰れるように設計されており、振動で勝手に瞬断−モード変更等が起こらないようになってます。

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CREE MC-EやSSC P7と異なり、XM-Lの発光チップは集積型ではなく単チップです。ただしその発光面積は2mm角と従来のシングルチップLED(XR-E)に比してかなり大きく、発光効率が20%とか向上しているとのこと。

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それにしても凄い寄り目(^_^;) コリメーターのセンターとLEDチップの位置が、まったく合ってません(*_*)

さっそく電池を入れて光らせてみます。

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向かって左がMJ-808(P7/900lm)、右がC2-T60(XM-L/1200lm)。

・・・・公称の1200ルーメンはちと大げさだと思いますが、かなり明るいライトなのは間違い無いようです。

また、従来のMC-Eは公称ランタイムが「1時間未満」だったのに対し、XM-Lは「100分」と公称値が上昇しているので使用可能時間も延びることが期待され。

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M3-2と比べると最大外径はほぼ同じ(M3-2 40mm、C2-T60 40.5mm)ですが、肉厚が違うので、開口径は30.5mm/34.4mmと、かなり異なります。C2-T60のほうが2回りほど大径で、レンズも大きいのを使ってます。

ライト先端部からレンズ面までの距離も10mm→5mmと半減。実際M3-2のレンズはストライクベゼルを活かすためか異常に深くなっており、側方からの被視認性を弱める結果になっていたので、この変化は実用的かも。

…逆なのかなぁ? 夜戦時の戦術的な問題、つまり「側方に漏れ出る光を抑える(被視認角度を限定する)ため」なのかも。勿論そうした特性は、平和な世界に生きる自転車用ライトには一切不要な訳ですが(^_^;)

さすがにこの光量で対向車を照らすと幻惑して事故を本当に誘発しかねないので、速攻でロービーム化

MJ-808との装着状態。

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C2-T60のほうが公称ルーメン値は1.3倍も大きいのですが、例によって中華表記のようです。充分に明るいものの、光量でマルチチップ機とタメを張れる程ではないみたい。

いまのMJ-808が駄目になった時、SSC P7のMJ-808を再度買うか、次はCREE XM-LのMJ-808Eに替えるか、かなり悩ましい。

MJ-808E HA-III CREE XM-LT60 3-Mode 1000-Lumen LED Bike Light Set (4x18650)

ただしC2-T60 XM-Lの発熱はP7機に比べて一回り以上小さく、電池の保ちも多少良いようなので、軽量な事も併せて2,000円強のサブライトとしては充分な性能かと(MJ-808/808Eは5,000円超)

こちらは通勤用ヘルメットに増設した

UltraFire A10 HA-III Cree Q5-WC HA-III 220-Lumen LED Flashlight

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1AAと14500両用ですが、3.7Vの14500でドライブすると光量が凶悪過ぎ

「ワタシが睨みつけると相手の目が潰れて事故る」

状況が本当に発生しそうなので、エネループAA(1.2V)で使うようにしました。

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1AAでも正面から食らえば充分眩しいけどね(*_*)

所詮1AAなのでランタイムは知れてます(30分程度)が、小型軽量でヘルメットに付けてても重さがそれほど気になりませんし、通勤用ヘルメットライトの本業である

「相手にこちらの視線方向を知らしめる」

には十分過ぎる性能なんで、とりあえずこんなものかなと。こちらは日本円で1,200円ほど。

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しかし今の目で見ると、XR-Eチップはホント小さいなぁ…(^^;;

これから冬の夜道をこいつらと走ります。

まぁ、ここまでしても「無灯火の自転車が携帯見ながら突っ込んでくる」タイプの事故には対応出来ないので、見張りと予測の重要性が減るわけではないのですが。連中は何も見ていないので、被視認性ではどうにもならない(-_-;)

見たら目が潰れるくらい明るくても、そもそも見てない奴にはどうしようもないorz

連中は「自分が被害者にならない」にはそれなりに気を使うけど、「自分が加害者となる可能性」を毛ほども考えていないので、まったくどうにもならない。