Selle Italia Prolink Light Gel Flow Saddle

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ワタシはどうも坐骨の間隔が広いようで、130mmとか幅狭のサドルに座ってると、脚が回し易い代わりに

「サドルが坐骨の間にじわっとめり込んでくる感触」

が付きまとうという問題がありました。

元々準プロレスラー型で見た目以上に体重が有るワタシなので、これを支える着座面がちゃんとしてないと、色々具合が宜しくない。

そこで座面が広くてふかふかの快適系サドルを試してみたトコロ、今度は太いサドル先端が太股の筋肉と干渉し、まともに脚が回せないことが判明orz

脚が太い=脚のすき間が狭いので、脚の間に挟まるサドル先端部が太いと内腿と擦れるみたい(これは「肥満自転車」にも書いてました:^^;)

そして快適重視のヤワな座面パッドは、座ると体重で坐骨面が大きく凹む→身体が沈む→体重が掛からない会陰部ほかにパッドがぐにょりとめり込んで来て、非常にキモチ悪いことも判明。

同様に、後ろから見て丸みが強い感じのサドルも「(会陰)めりこみ系」の感触で、ワタシにはあまり具合が良くないっぽい。

フィジークとかはコレでした。ワタシが諦める主因となったアリアンテの「丸さ」についてはこちらでも解説されています。良いヒトにはこれが良いらしい。

アリアンテのススメ - 「これはエエよォ」(おすすめグッズのインプレ日記)

体重60kgとかのヒトを想定してるサドルに、装備重量だと100kgにも達しようかと言うワタシが無理矢理座ってる訳で、ある程度無理が出るのは仕方ないと解ってはいます(^_^;)

座面がしなるタイプのサドルに大重量者が座り続けると、たわみが繰り返されて最終的には革を止めてるステープル針とか抜けてくる。サドルベースもへたって剛性を失いへにゃへにゃに。

ということで、

・坐骨部の幅が広めで平らめ
・両脇が大きくえぐれている
・それなりの固さのパッド

の条件を満たすサドルを試してみたいなぁということで、146mm幅のこんなのを。

Selle Italia Prolink Light Gel Flow Saddle

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このサドル、両脇えぐれの代償として座れる前後位置こそ多少限定されているものの、面圧低めでかなり狙いに近いサドルでした。

ちなみに台紙左下に付いてる青いのはゲルの見本。サンプルはぐにょぐにょしてオナホール風ですが、サドル座面自体はそう柔らかくもなく。

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見事にぺったんこ。

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両脇の「えぐれ」とはつまり、この「座面後半部分」の長さが短いこと。たとえばMAX FLITEだとこれが150mmとかありますが、PROLINKは上記のとおり127mm。その分邪魔っけな着座面が減って大腿部を入れるスペースが出来ることになります。

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TURBOMATICだと116mmとさらに短い(=もっとえぐれてる)んだけど、本家セライタリアのサイトで見るとTURBOMATICはオフロード用サドルに分類されててビックリ。カーボンレールのTeam Editionとか有ったし、ロード用としか思えなかったけど。

PROLINKの裏面にあるCFRP風(?)飾りカバーの角はレーパンに引っかかるので、邪魔なカバーは外して廃棄。

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このエラの「かえし」部分が鋭角に尖ってて、付けたままだとかなりヤバい。

衝撃吸収用のエラストマーダンパーに座面ゲルパッドが付いてる事になってるサドルですが、その乗り心地はけして優しい方向ではなく、むしろかなり固め。「ああ、確かに(幅広だけど)ロード用のサドルだね」という感じの座り心地。

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それでも座ってる面の幅が広いので面圧が低く、比較的ラク。長さもちょっと長い。

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件の「エラストマーダンパー」がサドルレール基部を覆う関係か間隔がちと普通ではないため、サドルレールに固定するタイプのものは、一部付きません。端の妙なリブも、たぶんソレ系。

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まぁレール後端のカタチが全然違うセラSMP程ではないけど(^_^;)

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サドル先端がぐにゃと下がってるのはあまり格好良くない(件の飾りカバーはこれを視覚的に誤魔化す意味が大きいと思われる)けど、お陰で「乗車時にレーパンのパッドがサドル先端に引っかかる」ような事故は起きにくい。

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このサドル、そのままポンと水平器を置いて水平を出すと「後端下がり」みたくなり、後ろ乗りすると

・ケツが後ろにずり落ちそう
・会陰部が盛り上がって感じる

などなど大変具合が宜しくないので、どうも「僅かに前下がり」で組み付けるのが正しいようです。「坐骨を置く部分(最広部)で水平を出す」感じのサドルなのかな?

元々サドル先端が下に曲がってるので凄く前下がりに見えてしまうけど、こうしないと「サドル後端の坐骨を引っ掛けるところ」がよく解らないし、中央部が凸になって会陰攻撃してくるので、たぶんこんな感じが(ワタシ的)正解と思う。