ドロップハンドル右往左往 (2)
承前。
ということで、実験の結果シャローハンドルである必然が無くなったので、幅のみを重視して(安い)アナトミックハンドルに再交換します。
Pro LT 6061 Anatomic Handlebars
・26mm径
・44cm幅
で安いもの。
先のシャローも安物ハンドルだったけど、これは更にその半額くらいの超安物。ケーブル溝はなく、ダブルバデッド(途中で太さが変わるパイプ)にもなってません。
LUPO D号は他が既に充分重いので少々重量が嵩むくらいは気にしないけど、全体が薄くて中央部の強度が足りない→衝突時に真ん中からポッキリ逝ったりすると嫌だなぁ(^^;;
セッティングについて調べると
つまり、「下ハンに角が有るから握りにくい」ではなく、「まず下ハンの直線部(=アナトミック部)を握るようセッティングする」のが正しいらしいので、そのように。
手は割とデカい(拳はもっとデカい)ので、あまりブレーキレバー周りで悩んだことはないです。代わりに国産の衣服や手袋が使えなくて、軒並み輸入してるけど(^_^;)
LUPO D完成車に付いてたアナトミックハンドル(JD RA-09 C-C42cm)と比べると、基本的な曲げ方は大体同じだけど、末端部分の曲がりがかなり違う。この角が緩いので「下ハン持った時に角が有る事」があまり気にならないみたい。
完成車当時とはハンドルの取り付け位置も違います。
LUPO D完成車(52cm)は90mmの逆付け(ライザー)ステムだったせいでハンドル−サドル落差が3cmくらい、サドル−ブラケット距離は現在よりも5cmくらい短かったハズ。(現在はサドル高の96%前後に調整されている)
いくらサイクリング車でも、ちょっとその標準ポジションは緩すぎ。ドロップハンドル握れない(^_^;)
最終的には
シャローハンドルをシャローっぽくなくセッティング
した時のように、ハンドルトップを少し前下がり、ブラケットを少し前上がりで固定。
安ハンドルにはブラケット取付部に目印の類がまったく付いてない
直定規と水準器、分度器が大活躍しますが、それでも「手で握った感じ」の方が精度が高かったりするのがなんだかな〜。自転車用の定規は曲がらないほうが都合がいいので意外と高くつくのですが、ここは精度的にやむを得ない。
色々やってみたけど、最終的には「デジカメで撮る」のが最も高い精度でブラケット取り付け位置を検証出来るような気がする。
付けたり外したりを際限無く繰り返し取り付けネジもバカになって来たので、STIレバーの取付バンドユニットとブラケットカバー(外側のゴム)も交換。
取り付けたSTIレバーを握って見ると…うん、やはり(ゴリラっぽい)ワタシには44cm幅のほうが合ってるみたいデス。脇がラクだし、ハンドルに手を乗せるのもラクになった(^_^)
知らない間にステムも沢山溜まってきて手元に沢山あるので、気楽に付け替えて試せるのは悪くないかも。
ワタシ/同居人分を合わせると
・60mm
・80mm
・90mm
・100mm
・120mm
・130mm
・135mm
の、各サイズ/コラム径1-1/8インチ/バークランプ径26mmアヘッドステムが揃ってました。どんだけ〜(^^;;
実際に試すと、リーチ90mmほどのハンドルでステム120mmはちと短い印象。130mmか135mmか、ってとこかなぁ? とりあえず130mmを付けてみた。
今回はワイヤー類も全交換。「ワイヤーなんか10,000km保つYO!!」って言うヒトも居るんだけど、ワタシの場合、特に変速インナーワイヤーは2,000kmも保ちません。もっとも激しい消耗品です。
しかも、交換時に大体1〜2回は失敗して張り直す(^^;ので、2台ぶんだと年に10本では足りないくらいワイヤーの在庫が要ります。
新品ワイヤーと調整で、変速は非常にスムーズになりました。ブレーキは…あんまり差がワカラン。
次替えるときは、プリルーブとかテフロンコーティングワイヤーを試してみたい。
バーテープは、とりあえず以前セール時に買い込んでたBBB ハンドルバーテープってのを使ってみました。
なんか、このバーテープめちゃめちゃ厚いんですけど。3mm以上有るよコレ(^_^;) つまり、これを巻き付けると、ハンドル径が6mm以上太くなる。
たしかにクッション性は高そう(ふかふかで、ケーキ生地っぽい)だけど、安物ハンドルにはケーブル溝がないこともあり、ケーブルを巻き込んでるフラット部はびっくりするような太さに仕上がりました。
手がデカいのであまり困りはしないけど、色目的にも汚れが目立ちそうだし、あまり長くは使えないかも。所詮安物は安物か。