LUPO Dの駆動系を一新
ヤバい事をしてるなと言う自覚はずっと有りました。
あまつさえ、ペダルねじの内側に自作のスペーサーを噛ませて踏み脚の間隔をさらに増やしてたり。
のリスクを認識してなかった訳ではなかったので、かなりマメに点検や増し締めしてた…んだけど、気付いた時にはもう手遅れにorz
朝の自転車出勤中、発進のため踏み込んでパワーを掛けようとしたところ、「がくっ」という鈍い衝撃とともに右のペダルがぐらぐらになり、周囲には糸屑状のアルミ削りかすが…
どうやら軟鉄製の自作ペダルスペーサーが圧縮に負けて薄くなり、ここでペダル固定にガタが発生して秘かにみそすり運動に入ってた模様。
ペダル側は鋼で、クランク側はアルミ鋳物→固さが全然違うんで、一旦軸がすりこぎ状に動き出してしまうと為す術が無かったみたい。
クランクのねじ山が完全に飛んでしまい、ペダルがすぽすぽ抜けてます(-_-;)
は変形しないような「固い」材質なんだろうか? 使用例写真は明らかに複数枚を重ねて使ってるんだけど、大丈夫なのかなぁ…? ズレたりヨレたりはしないのか??
仕方ないので、2キロほどを左足一本で走りました。靴にクリートが付いてると、片足でも結構走れます。平地ならあまり問題もなく(^_^;)
右のクランクは回転軸と一体で不可分な構造なので、泣く泣くクランクセットをまるごと交換。シマノのTIAGRAコンパクトクランクFC-4550に替えます。
外したペダル側のねじも入念にチェックしたのですが、ペダル側はまったくの無傷みたいでした。そんだけ材質の硬度が違うんですな。
取りはずしたFSAの旧クランクセット。このクランク&チェーンリングは特にインナー→アウター変速が苦手で、常に
「がらがらがらがらがら…がちゃん」
と変速してた
ついでにボトムブラケットもシマノに交換。無印LUPOにはシマノのトリプルクランクが付いてるのですが、LUPO DはFSA製ダブルクランクなので、いまのBBにはスペーサーの類が一切入ってません。
ロードバイク的にはQファクターが最小となるこれが大正解なんですが、このせいでワタシには踏み幅が狭すぎてペダル軸延長とか危険な改造に踏み込んでしまい、挙げ句にクランク交換にまで致ってしまったという元凶(-_-;)
専用工具で古いFSAのBBを取外し。この部分はかなりキツいので、
LifeLine Shimano/Truvativ Hollowtech Bottom Bracket Tool
↑こういう全周型の大型工具を用意しといたほうがいいみたい。工具自体はFSA MEGA EXOでもホローテックⅡ用がそのまま使えました。
BBを脱着する場合は、BB部裏のケーブルガイド取り付けネジを緩めるか外すかしておかないと、このネジの先端がスリーブ端に干渉して外れませんでした。
新しいボトムブラケット、シマノSM-BB5700を装着。
新しいクランク、シマノFC-4550を装着し、さぁこれで直った…と思ったら…
チェーンに、入ってはいけない「チェーン伸び1%ゲージ」がすこんと入ってしまった(^^;ため、これも予備のKMC X9.93に交換することに。グレーとシルバーのまだらチェーン。
1年半、概ね6,000キロ保った訳ですが、9速(比較的頑丈)でコレは、果たして長いのか短いのか…??
チェーンカッターできりきりとチェーンの長さを合わせ、ミッシングリンクで繋ぎます。
チェーンを繋ぐ時は
みたいのが有るとラク。
ということで、期せずして駆動系一新となりました(^^;;
チェーンに付いてるグリスをガラガラで洗い落し、新しくドライルーブを塗って、旧クランクからバッシュカバーを移植し、FDを調整すれば完成!
新品チェーンなら(当然)0.75%ゲージも入りません(^_^)
シマノクランク&チェーンリングはフロント変速が早いです。
「かちゃん」
で変速し終わってるので、割と感動します(^_^)
クランクの固さも増したようで、ぐっと踏み込んでもチェーンが鳴ったり変速に失敗したりしなくなってます。
「クランクは力むとぐにゃっとするもの」
だと思ってたけど、もしかしたら違うのかも(^_^;)
このクランクは長持ちしてくれると良いなぁ…(-_-;)
クランクアームの肉厚が増えてフレームとの空隙が変わったので、ケイデンスマグネットの取り付け方法も変更。
ついでにタイヤを前後32C→28C化。この程度では最高&巡航速度は大して変わりませんが、加速時に若干ペダルが軽くなった&惰性で走る際の減速度が減った印象。
タイヤの高圧化と相まって、少しは走行抵抗が減ってるのかも。
そして通勤自転車は、そのままのイキオイでサドルとかハンドルとかを弄ってしまったため、ポジション再調整のドロ沼へと…(続く)