SuSE Linux 9.1 Personal
SuSE Linux 9.1も、Personalのディスクイメージを使って試してみてます。
日本のミラーサーバは、上記の2つ。ココからSUSE-9.1-personal-x86.isoというディスクイメージを頂いて来て、CDに焼き戻します。で、そのCDをツっ込んでブート。
最新のディストリビューションらしく、インストールはなんの問題もありませんでした。注意すべき点が有るとすれば、パスワード暗号化の初期値がMD5になってない(←8文字以上のパスワードを受けつけない)ので、rootパスワード設定時にExpert Optionsで「MD5」にするとか、それくらい。
「Personal」の名は伊達じゃないと言うか、UNIX系OSとしては信じられない事に、インストール中に一般ユーザを作ると「このユーザで自動ログインするか」みたいな項目が出て来ます。デスクトップ指向なのは解るけど、ちょっとスゴイ(^_^;)
インストールが終わったら、続いて日本語環境を導入します。
YaSTを起動し、ソフトウェア → インストールのソースを変更する で
として追加した入手先を一番上に上げ、ソフトウェアのインストール/削除 で
- kde3-i18n-ja
- canna
- canna-libs
- canna-dic
- kinput2
- kochi-substitute
- xfntjp
- man-pages-ja
- xmanja
にチェックを入れて「Accept」を押せば、あとは自動的にネットワーク経由でパッケージを落としてインストールしてくれます。インストール終了後一旦再起動すれば日本語化完了。
「Personal」とはいえLinux→果たしてサーバとして使えるかどうかを確認するため、今回はさらに
- apache
- perl
- php
- mysql
等も、同じくYaSTから選択してインストールしました。とりあえずwebサーバ…というか「blog機」として動くかどうかを確認したいので。
パッケージの追加は「探してチェックする」手間だけで、何の問題もありません。phpのmbstring問題も、ちゃんとそういうパッケージが用意されてるので一緒に選択しとけば全く問題なし。要るパッケージを選べばYaSTが勝手に依存するパッケージも一緒に選んでくれるので、手間が要らず。
また、パッケージの管理にはほかにaptも選べるみたいなんで、パッケージ管理自体はラクそうです。ワタシなんかは、(慣れてるし)どっちかというとCUIのaptのほうが使い易そう。マウスでボタン探すの、すげぇめんどくさい(^_^;)
パッケージでインストールされたapacheのドキュメントルートは、/srvの下にあるみたいです。サーバ関連のファイルが/varから分離してるんすね。ふむふむ。
早速httpd.confを編集して…とか思ったのですが、
「な、なんじゃこれ?!(^^;;」
httpd.confが、バラバラです(^_^;) どうも機能毎、バーチャルサーバ毎に別ファイルに設定を記述してそれを各々インクルードして使う仕様になってるみたいで、多数のファイルに記述が分散してます。慣れてないせいもあり、正直訳が解りません(^^;;
仕方ないので最初は各ファイルを1つにマージし各設定ディレクティブの位置関係を確認してたりしたんですが、
- 未だmod_throttleはApache 1.3用しかないんで、実使用にはApache 1.3を使わなきゃいけないのに、SuSEには既にApache 1.3のパッケージが無い
(これは勘違いである事が後に判明。ちゃんとありました1.3のパッケージ(^^;;) - 他にサーバ用ディストリビューションが無い訳じゃないのに、これだけデスクトップ寄りなディストリビューションを無理矢理サーバ化する意義を見つけられない
ということで、インストールした環境をあっさり消しちゃいました(^_^;)
デスクトップ用としては画面派手