WIN2Kの回復コンソール

システム修復ディスクの作成等でレジストリ(ハイブ)ファイルのバックアップを作ってたら、WIN2Kが起動出来ないようなトラブル時でも回復コンソールを用いてWINDOWSを修復出来る可能性が有ります。

今回は「\WINNT\system32\configが壊れてる」と言うメッセージが出てWindows2000が起動しないという症状なんで、このフォルダにあるレジストリの元「ハイブ」を、バックアップから書き戻すことで修復を試みます。

回復コンソールの使い方>

WIN2KのインストールCDでブートし、「既存のシステムを修復する」→回復コンソールで起動する。

既にシステムに回復コンソールがインストールされており、起動時にF8キーを押し下げて「回復コンソール」が現れる場合は(当然)そちらでも可。

040902g.gif

↑実際に使われているハイブ、C:\WINNT\system32\config。今回はエラーメッセージから見てこれが破損していると思われるので、これにバックアップを上書きします。

カレントディレクトリをバックアップフォルダ \Winnt\repair\Regbackに。

C:\Winnt>cd \Winnt\repair\Regback

ハイブをバックアップファイルで上書きする。今回はシステム周りの設定が破損してる可能性が高いので、まずsystemファイルを上書き。

C:\Winnt\repair\Regback>copy system c:\winnt\system32\config\system

回復コンソールを終了。

C:\Winnt\repair\Regback>exit

今回は、以上の手順でWindows2000が再び起動するようになりました(^_^)

が、残念ながらバックアップが古かったせいか

  • 当ててるハズのSP4パッチが当たってない事になったり
  • シャットダウン時に「ccAppが終了出来ません」って言われたり

    と(いちおう起動はするものの)なんか不安定なんで、諦めてOSの再インストールを選択しました(^_^;) 無理矢理治して使わなきゃなんないほど高級な環境でもないし(^^;;

    ついでに、デバイスドライバ等が原因で回復コンソールを使うハメに陥った場合の対処法。

    Listsvc
    システムと同時の起動するサービスやデバイスドライバを列挙する
    Disable
    システムと同時の起動するサービスやデバイスドライバを強制的に無効にする
    Enable
    システムと同時の起動するサービスやデバイスドライバを強制的に有効にする

    ・Listsvcコマンドを実行してドライバの一覧を取得
    ・Disableコマンドでヤバいドライバ、またはサービスを止める

    その他、修復用のコマンド。

    Fixboot
    ブートセクタを回復
    Fixmbr
    マスターブートレコードを書き換え


  • マイクロソフト サポート技術情報 - 229716 | Windows 回復コンソールについて
  • マイクロソフト サポート技術情報 - 307654 | Windows XP での回復コンソールのインストールおよび使用方法