ルータ新調
ブロードバンドルータを新調しました。NECのAterm BR1500H。
超高スループット&SNMP対応ということでリンクシスのBEFSR41C-JPもちょっと考えたんですが、
・サイズが小さすぎて操作性や耐久性に不安がある
・初物→全然枯れてないんでトラブルがヤバげ
(これは杞憂ではなかったようで、トラブル対策のため続けざまにファームウエアのバージョンが上がってます)
・何処のお店にも売ってない(^^;)
ということで、ボツ。PLANEXのBRL-04FMXも、「未だ現物売ってない」んで自動的に除外。
このサーバの回線は、長らくPLANEXのBRL-04Fというルータを介してインターネットに繋がっていました。このルータ、公称最高速度が8.5Mbpsということで上り1M/下り3Mの現回線に繋ぐなら未だちょっとだけ余裕があったんですが、
「TCP128/UDP64しか同時にセッションが張れない」
という致命的な制限が有りまして、最近この制限に頻繁に引っかかる→新たなセッションが張れない→通信不能という状況が頻発するようになってきました。
なにせ、80番ポートにアクセスしてくるブラウザやプロキシは高速化のためへーきで10とか20セッション同時に張ってくる→わずか数人の同時アクセス(しかも内向きと外向きを併せて!)で、TCPの全セッションが飽和する計算(^^;;
CPU Usage: u64.27 s10.29 cu6.44 cs.74 - .743% CPU load
.398 requests/sec - 3727 B/second - 9.1 kB/request
2 requests currently being processed, 8 idle servers
このサーバのapacheは普段↑こんな感じで充分のんびりしてる※(データベースサーバとしてはそれなりに忙しい)んすけど、それでもさすがに数人程度の同時アクセスなら十分あり得るわけで、実際に通信不能に陥ることがまま出て来た→もはや猶予がなく、自前のBLR-04FAをこの回線に緊急投入し、自分用に新しいのを購入した次第。
(※以前行なったベンチマークの結果によると、このサーバは1秒間に130回程度のリクエストに耐えられた→現状は平均約0.4リクエスト/秒程度)
BRL-04FAなら「同時セッション数 最大同時2,000セッション」なんで、かなり余裕が出来ます。
ルータを替えて気がついた事>
「BRL-04FAって、実はすんげぇ多機能ルータ」
殆どなんでも自分で設定出来、状況を把握出来るBRL-04FAに対し、BR1500Hは随分と把握出来る状況や設定出来る要素が絞り込まれてます。
たとえばBR1500Hは、BRL-04FAと同じく4ポートのスイッチングハブを内蔵してますが、各ポートの状況を表示するLEDが付いてません。各ポートの接続状態(10BASEか100BASEか)はおろか、「ちゃんと繋がってるかどうか」すら解らないようになってます。
インジケーターLEDは「POWER」「WAN」「ppp」「DATA」の4種類のみで、ローカルの4ポートは全部まとめて「DATA」インジケーター1つで表示=個別表示ナシ。
ファイヤーウォール機能にしても、BRL-04FAは随分キメが細かく、こんな感じにインバウンド/アウトバウンド各方向のタイムアウト値まで自分で決められたり。
(ただし、BRL-04FAのデフォルトはまったくパケットをブロックしないスカ抜けの設定→デフォルトでnetbios他をしっかり塞いでくれているBR1500Hのほうが随分と親切)
まぁ、「果たしてコンシューマー機でここまで細かくいじれる必要があるのか?」となると別の問題ですが。
その他、BRL-04FAに出来てBR1500Hに出来ないこと。
・指定MACアドレスに固定IPを割り振る
・現在成立してるセッション一覧の表示
・再起動せす設定を変更する
(BR1500Hは何か設定を変えるたびに再起動。まるでWin9Xだ:^^;)
ついでに、BRL-04Fに出来てBRL-04FAやBR1500Hに出来ないこと。
・DHCPで貸与してるアドレスと貸し先PC名の一覧表示
もちろん多機能であるってことは諸手を挙げて歓迎できることだけでもないわけで、BRL-04FAには
・自分のMACアドレスを誤認する(手動で「正しい」値に設定してやらないと繋がらない)
・酷使するといきなり失神し、新たなセッションが張れなくなる
等の(多機能のダークサイドとも言える)欠点もあるんですけどね。だから、あんまり評判は良くない。
対するBR1500Hはかなりイイ具合に枯れてるようで、すでに同症状に対する対策を打ってきてる→これで果たしてどの程度安定するのか、けっこう興味深く見守ってます。