FTPSなサーバに接続する(2)
SmartFTPとSmartFTP日本語パックを貰って来て(「どうもありがとうございます!」と大感謝を捧げてから)インストールし、今度はFTPSなサーバにSSL/TSLを使って接続出来るようSmartFTPを設定します。
まず、お気に入りにサーバを登録します。
SSL通信には「鍵」が必要になりますが、この「鍵」をどう受け渡すか、つまり通信方式をImplicit(暗示的)にするかExplicit(明示的)にするかをここで決めなければなりません。
今回は、面倒くさいので鍵(証明書)を送信するExplicit方式を選択します。先にサーバ側でExplicit SSL用のポートを1021と設定してますんで、使用ポートをこれに合わせます。認証用のユーザ名とパスワードも登録します。
サーバと「拡張されたFTP通信」を行なうことを企図してますんで、“FEATコマンドを発行”をチェックします。
FEATコマンドは拡張FTPコマンドです。古くてコマンドを理解出来ないホストからは500か502(=知らん)、そして対応ホストからは「これだけ出来ます」というリストが帰ってくるはずなんで、コレでホストの機能を探ります。
SmartFTPではデフォルトの接続モードがPASVだったんでモードを触ってませんが、ツール→基本設定→接続で「データコネクション」をPORTモードに変更した場合、FTPSサーバとの通信はPASVとしておく必要があります。
(最近のルータだとFTP通信を読み取り自動的に対応ポートを開けてくれる→ルータ内からでもPORT接続出来ることがありますが、FTPSではルータにもFTPだと解らないようパケットを暗号化して流すため、ルータの自動判別が機能しません。結果的に、PORTモードによるサーバ→クライアントリクエストがルータに弾かれます。)
認証モード、データコネクションモードは(当然)SSLを使用する設定に。クライアント証明書は使用しないんで「証明書を使用しない」とします。
文字コードは(シフトJISが選択出来ないんで)Unicode=UTF-8としました。
ところでこのSmartFTP、どうもログウィンドウ(サーバとのやり取りを表示するところ)のフォントが英字フォント固定みたいで、日本語パックを適用してもログウィンドウの2バイト文字が表示されません。(ファイルウィンドウは大丈夫) フォントの設定ダイアログもないみたい。
仕方ないんで、定番のEmigrantを使います。なんか、常駐させなくても1度実行すればあとは全然無関係。アンインストールしても大丈夫みたいです。試しにやってみましたが元に戻ってません。
↑使用後。