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修正報告 銀河ツンデレ伝説 (二見ブルーベリー)
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銀河ツンデレ伝説
初の長編小説。イラストは上連雀三平先生!
二見書房 630円
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2006年12月31日


2006年アニソン個人的ベスト10

 オリコンで「2006年アニソン気になる10曲」という企画ページがあったのを見まして、ぼくも自分の趣味に沿って10曲挙げてみることにしました。

 曲自体が好き
 作品と歌詞のつながりが好き
 映像とマッチしていて好き


B000F7NTCYリトルグッバイ
ROCKY CHACK
ビクターエンタテインメント
2006-05-24発売

「ゼーガペイン」ED (動画


 歌詞とドラマが見事にリンクした、文字通りの"主題歌"。
 じつはゼーガは最初の数話までは観ていなかったんですが、偶然この曲が耳に入ってきて一発で撃沈され、本気で観賞するようになりました。

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B000FVR1ZG二人は忘れちゃう
塚本姉妹
マーベラスエンターテイメント
2006-08-02発売

「スクールランブル二学期」2代目ED(動画

★★
 第2期アニメの出来自体はちょっとどうかと思いましたが、この曲に限っては歌詞がスクラン世界のエッセンスをあまりにも見事に抽出しており、文句がつけられまへんでした。

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B000EQIRU0夏待ち
ROUND TABLE featuring Nino
ビクターエンタテインメント
2006-04-26発売

「ARIA The NATURAL」初代ED (動画

★★★
 少なからず音楽面でイメージ勝ちした観もあるアニメ版ARIA。一曲だけ選ぶというのはものすごーく難しいのですが(笑)、あえてお気に入りを挙げるとこれかな、と。シンフォニーとぎりぎりまで迷いました。

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B000E42PMSナナナビゲーション
星井七瀬
エイベックス M.C.
2006-03-15発売

「カペタ」2代目ED

★★
 ヒロインがあれこれコスプレする映像でおなかいっぱいでした(笑)
 曲はいかにもタイアップで使われそうなガーリーロックですが、歌詞をよく見ると意外に主題歌としての距離をもったフレーズが入ってます。俺の心にもガソリン入れてくれ。

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B000E1NY2QSEASON’S CALL
HYDE
KRE
2006-02-22発売

「BLOOD+」2代目OP (動画

★★
 シリーズ全4期のOP・ED通して、これが一番ドラマチックな気分を盛り上げてくれて好きな曲でした。映像のほうは例のお尻ふりふりが忘れられない(笑)

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B000HXE10Aガンバランスdeダンス
五條真由美 with フラッピ&チョッピーズ
マーベラスエンターテイメント
2006-10-04発売

「ふたりはプリキュアSplash☆Star」2代目ED (動画

★★★
 曲にあわせてダンスする咲と舞がめちゃ可愛い。
 以前、OP/EDでダンスがあるアニメをリストアップしたのはこれがきっかけでした。

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B000BKJISY乙女はDO MY BESTでしょ?
菊地美香&小清水亜美
ランティス
2005-11-23発売

「舞-乙HiME」ED (動画

★★★
 菊地美香ファンなんで。てへり。

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B000B63EF6Idea
eufonius
ランティス
2005-11-02発売

「ノエイン」OP (動画

★★
 本編がもつ繊細なジュブナイルSFの空気感を見事に伝えてくれる良曲です。

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B000FUTZ4C童話迷宮
田村ゆかり
コナミ
2006-08-02発売

「おとぎ銃士 赤ずきん」初代OP (動画

★★
 ファンタジーと電波さんのぎりぎりの隙間をついてくる一曲。田村ゆかり女史が色々な意味で頑張っているのに感動してベスト入り。

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B000E1NYN0マ・ジ・ヤ・バ
練馬大根ブラザーズ
アニプレックス
2006-03-01発売

「練馬大根ブラザーズ」 OP(動画


 作品同様アクが強い曲で楽しく聴けました(笑) 松崎しげるの唄うアニソンというのも今後どれだけあるか分からんよなーというレア感も加えてベスト10入り。

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 ほんとはまだまだ挙げたいですけど、きりがないのでここまで。
 劇場アニメとOVAも含めてたらもうちょい違ってたかな。

 アニメ市場は近年いつも粗製濫造をいわれつつ、それでも今年は上澄みを汲み出せばけっこうな粒がそろっていたような気もしますね。ハルヒブームも今年の話だしなあ。

Posted by みやも at 16:27 | コメント(0) | トラックバック (14)

2006年12月30日


「劇場版 どうぶつの森」観てきた

 やっと風邪が抜けたので映画館へ。
 心身に負荷が大きそうなタイトルは避けて、「どうぶつの森」を観てきました。一人でな。

劇場版 どうぶつの森
 擬人動物のコミュニティに引っ越してきた人間の女の子アイちゃんが、アルバイトしたり遊んだりしながら村の暮らしに馴染んでいく一年間を描いたお話。

 作品の性質上当然ですが、最初からがつがつと大目的へ向かうドラマではなく、生活のスケッチを積み重ねて村の住人達に愛着をもたせる過程で、じわーっと主人公のモチベーションが滲み出てくる形式になっています。
 基本的にエピソードがぶつ切りなので、こっちから積極的に数珠をつないでやらないといけない前半はちょっとしんどかったかな。中盤以降、アイちゃんとサリーの友情話が背骨に入ってからはずいぶんスムーズに見られるようになりました。
 やっぱり団子はバラより串に刺した方が食べやすいと思った次第。

 最後のイベントは……うーむ、何かうまく誤魔化された感じが(^^;;
 最前線に飛び出して実質的に行動したユウ君(メインの女の子達に対照して"男の子"性質を担当するキャラ)があんまり顧みられてないのがちょっとかわいそうなんだよなぁ(笑)
 まあ、いちおうアイちゃんに認められたというのが作品レベルでのごほうびになってるか。
 
[追記]
 けけボッサ吹いた


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Posted by みやも at 18:48 | コメント(0) | トラックバック (2)

2006年12月29日


幼女・少女の百鬼夜行!「チャンピオンREDいちご」創刊


 秋田書店が26日に新創刊した「チャンピオンREDいちご」。
 全ヒロイン15歳以下というコンセプトのうえに、えらくジャンル的に幅が広い作家陣のリストを見てからずっと興味しんしん丸でありました。

 で、実際買って読んでみましたら、すげぇぇぇ。
 すべて読みきりのテストケースというのを考えに入れても、めちゃくちゃ自由度高い(笑)
 ヒロイン15歳以下という縛りがあるんじゃなくて、それ以外は禁じ手なしというヴァーリ・トゥードの様相を呈しております。

 以下、個人的にポイントが高かったお気に入りをピックアップ。


 コンセプト的に期待を満たしてくれたもの。

▼松山せいじ「奥サマは小学生」
 
 はい、もうタイトルを見た時点で何かに勝った感バリバリですね。

 これはチャンピオン本誌で「ゾクセイ」連載中の松山先生が手がけた一編。
 氏はよく巨乳偏向の作家さんだと思われがちですが、つるぺたな低年齢キャラの描き方にも並々ならぬ筆が走るのは、すでに「エイケン」の一部サブキャラや現在ヤングチャンピオン烈に連載中の「ヤンほぼ」で証明しておられます。

 その松山先生が今回くりだしたのは、↓

061229-01.jpg
政府は少子化対策のため、女性の結婚可能年齢をお赤飯の年齢まで引き下げる事を決定。主人公は初の被験者として12歳の女の子と入籍する。

 先生、本当にありがとうございます。(?)
 これで読みきりに終わるのはもったいないなー。
 
▼かずみ義幸「勤務中異状なし」
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 幼女が刑事でいろいろ逮捕しまくる漫画。すっぽんぽんの着替えシーンもあるでよ!(だ、大丈夫なのか……?)
 以前、ぺんぎん書房から同名の短編集が出ており、その表題作のリバイバルらしいです。


 変化球としての面白さを感じたもの。
 いや変化球だらけなんですが、あえて好みで選ぶとね……(^^;;

▼高遠るい「カタナちゃん斬鬼傳(ざんきでん)」
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 余命少なくなって戦いの中で死ぬことを望む老人のために死合いをしてあげるボランティア少女のお話。
 設定の勢いで一気にやり抜けるこの風味こそショート漫画の醍醐味。

▼野上武志「セーラー服と重戦車」
061229-04.jpg
 『萌えよ!戦車学校』の絵を手がけた野上先生の作品です。戦車がふつうに日常に溶け込んでいるお話。
 戦車(パンター)で通学する女子中学生たちが、学校に殴り込んできたチンピラの戦車(T-55)とバトルします。


 お話もサービスカットも正統派。

▼カミムラ晋作×藤見康高「あさがお絵日記」
 チャンピオン本誌で連載された昆虫バトル漫画『サイカチ』の外伝です。
 もとの作品では目隠しヘアーの白衣おねえさんキャラが主人公の師匠になって一部に高い評価を受けました。(後に彼女をメインにすえた番外編も系列誌に掲載)
 今回は、主人公と同年代の幼馴染ヒロイン、あさがおというキャラを中心に描いたお話です。

 下級生がクラスで育てている朝顔の鉢植えが荒らされる事件が発生、濡れ衣をきせられた女の子を救うべく、あさがおちゃんが真犯人を見つけようと奮闘します。
 で、夜中に張り込みをしている最中に学校の先生に見つかるんですが、見逃しを要求する方法がエロい。

061229-05a.jpg
「センセ……これ…アゲル
 だからぁ許してぇ……」

 おいおいおいおい小学生!
 いや、一応オチがあるんですが、ここだけ見ると果てしなくエロス。
 あさがおは基本とてもスポーティーで健全な元気っ娘キャラなので、突然のビッチ攻撃は不意打ちでした。

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「どっちが本当の彼女なんでしょう…………」

 先生! ヤバイです!
 その手の疑問がアタマに浮かんでくるのはロリコンへの第一歩です!


 他には、ゲーム原作のタイアップ漫画などもちらほら。
 「キミキス」は主人公の妹・奈々がヒロイン。兄も自分もそれぞれの時間をもってそれぞれが大人になっていく未来への不安を前に、「いま、ここ」で兄を慕う少女のちょっぴり切ない想いを切りとったお話です。読みながら、シスプリの咲耶のキャラソンが脳内に流れてました(笑) ♪明日などいらない いま時を止めて〜
 ただ、U15の興趣というよりは、兄妹ものとしてのストロングスタイルが極まっているため雑誌の中では逆に浮いているという皮肉も(笑)
 うどんちゃんの方が雑誌と相性良かったかな……あ、これ連載なのか。あらためて次回に期待。

 「月光のカルネヴァーレ」は、ニトロプラスの新作ゲームから、おおまかなイントロダクションみたいな感じ。
 イタリアンな雰囲気の架空都市で、人狼であるタクシードライバーと機械人形少女がノワールな活躍をする物語のようです。


 ……というわけで、上で挙げた作品の他にも成年コミック級のエロ、シュールなコメディ、ストレートな思春期の猥談、少女向けのシュガーなファンタジーから血なまぐさいバトルまで何でもありの「いちご」。
 年末年始を二次元幼女&少女の百鬼夜行にふけりながら過ごしたい諸兄にお役立ちの一冊かもしれまへん。


【関連】

Posted by みやも at 00:47 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年12月28日


コミケシーズンですね

 ノロウイルスの流行りで大変な時節ですが、みなさんご自愛しつつ冬の祭典にお励みください。

 ぼくはここ最近、風邪を引いてしまって家にこもりきりでした。
 やっと不調から抜けてきたけど、あまり動きまわらず静養中。手持ちぶさたになったらファミコンやってます。「チャイルズクエスト」と「マハラジャ」を久しぶりにプレイ。後者はまた途中で投げ出しちゃったよ。ランカー島めんどくさい。
 次は「オホーツクに消ゆ」やろうっと。なぜか年に一度くらい遊びたくなるんだな、これ……。
 

Posted by みやも at 00:57 | コメント(2) | トラックバック (0)

2006年12月27日


アニメおとボク最終話;誰がお姉さまに恋したか?

 アニメ「乙女はお姉さまに恋してる」最終話を、観た。

 原作は共通ルートから個別ルートへ入ることでタイトルの主語「乙女」の指すものが具体的な一人(=該当シナリオのヒロイン)に収束するわけですが、アニメ版ではそれが不特定多数のまま区切りをつけた、という観。
 つまり「乙女たちがお姉さまを慕ってる」局面までの物語であって、それはストレスを小さくする代償に物足りなさを招いて一長一短だったかなと。こういう構成上の問題は旧「ToHeart」以来の業病みたいなものなので、おとボクだけを槍玉に挙げても仕方ない話ですけどね。

「はーい残念でした。あんたのダンスはそこまでよ」

 いやあ、もちろん脚本さんに他意はないんでしょうけども(笑)
 これって、ルート一本化にともなうキャラ個別の寸止め感をあまりにも見事に象徴する一言だなあ、なんて思っちゃいました(^^;;
 貴子さんが本当においしいキャラになるのはまさにここから、というところでフタをかぶせちゃった形だからにゃあ。シリーズのクオリティは総じて高めに安定していただけに、もったいなさもひとしおというか。

 最終話のサブタイトルは「ラストダンスは永遠に」。
 共通ルートと個別ルートのちょうど臨界ぎりぎりの次元を永遠にかわりばんこで踊り続ける乙女たちは、みな平等であるがゆえにけっきょく誰一人として個々人だけの恋に手が届くこともなく、いささか哀れをさそいます。 

 もしも第2期があるのなら、たとえお気に入りのキャラがクローズアップされないとしても、とにかくつっこんだところまで観たいです。

Posted by みやも at 03:36 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年12月26日


きょうの一言

「地図を見て迷子になる人間がいるから地図禁止」

というのは極端だとしても、これに近い論法ってあるよね。

Posted by みやも at 23:32 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年12月25日


ブラボー!ラ・ネッシー(竹宮惠子 初期傑作集)

nessy.jpg
 竹宮先生というと、僕は詳しくないなりにおおよそシリアスな長編作家のイメージだけ勝手に抱いていたんですけれども。
 初期にはこういうお軽くて快活なコメディ短編をちょこちょこ描いていたことに感じ入りつつ認識を改めました。

 あとがきによると、漫画家として「起承転結の"承"の時期にあたる」ころの作品群だそうな。一人のアーティストが完成へ向う過程でふるいにかけた可能性というのを眺めるのもまた乙なもんです。

 テキスト面では、年代が年代だけに平気でぽんぽん「きちがい」等のフレーズが飛び出して小気味よかったりする(笑)


 収録作品は以下の8編。

「ブラボー!ラ・ネッシー」1973年
 ネス湖近くで暮らしながらネッシーを探し求める変人学者とその息子(天才)、妻(普通人)のドタバタを描いた表題作。
 とりとめがないけど、なんとなく良い話を読んだという納得はえられる(笑)

「椿(カメリア)館の三悪人」1975年
 イケメン3人組が絶対的モテについて論争中。
 いずれも持論を譲らず膠着状態に陥り、それでは次に偶然すれ違った相手を口説いて「貴男を熱烈に愛しています」と言わせた者が勝ちにしよう、という話になる。しかし彼らが出くわしたのは美女ではなく、美しい男の子だった……というお話。
 実は女の子でしたとか、そういうヘテロなオチではない。

「ロベルティーノ」1972年
 ヴェニスで暮らす貧しい少年が、歌の才能を見出されてスカウトを受け、故郷を離れて生きていく決意へ至る。
 何事かをなすために自分の世界を拡げなくてはいけなくて、その直前にささやかな恐れや戸惑いを味わうのは誰しも経験するもんです。それでもなお、やらずにはいられない人間のお話。

「アンドレア」1976年
 ……えーと、どこまでフィクションなんだろうか。
 ウィーン少年合唱団の熱烈なファンである女性漫画家(笑)が、合唱団の寄宿舎を訪問した友人のレポートを読むお話。 ようするに寮モノなんだけどレポート形式ってのはひねりがあって面白いですね。

 女人禁制の聖域に集まって暮らす、声変わり直前までの幼い美少年たち、という"向こう側のファンタジー"への憧憬というか情熱というか劣情というか、まあとにかく熱い気持ちがびんびん伝わってくる一編(^^;;
 そうかー、少年合唱団ってそういう消費のされ方もあるんだなあ。たぶん基本中の基本なんだろうけど、俺はウブなので新鮮な体験ができた。
 ……リアルのほうを見る目まで変わってしまうじゃないか!(笑)

「もうっ、きらい!」1972年
 中学校を舞台にした学園物。
 ボーイッシュが行き過ぎて恋愛に縁がない女の子が、学校のマドンナ的な美少女から熱烈に想いを寄せられて紆余曲折あるお話。
 主人公と美少女の仲に割り込もうとしてくるモテ少年の集団が「ハンサム連合」と自称する図がすばらしく恥ずかしい。でもこういうモテエリート集団ってファサードを換えて現代でも使われてる素材じゃないかな。どうだろ。

 少年漫画のラブコメではこの手のプレッシャーを機能させる存在は個人がほとんどで、あんまり看板背負った徒党を組むことはないよなーと考えたところで修正。比較するならヤンキー漫画の「地元でケンカ最強の●●四天王」とかそういう類か。

「おヤエさん」1971年
 子供嫌いのハウスキーパーとイタズラ好きな坊やを描いたショート漫画。ヤエさんがツンツンしててよろしい。

「ここのつの友情」1971年
 アメリカ人の母をもち、金髪碧眼だが日本生まれで日本育ちな少年のかたくなな心が、8つ年上の高校生との交流を通してほぐれていく成長譚。
 美点がそのままコンプレックスになっているジョージ君の入り組んだ性格造形がいい感じ。

 墨汁で髪を黒く染めようとするエピソードって村枝賢一先生の「光路郎」で使われてたなあ。これが元ネタ?

「ジョージの日曜日」1974年
 「ここのつ〜」の後年譚。
 中学生になったジョージくんが色気づくお話。

Posted by みやも at 22:11 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年12月24日


映画の予告編あれこれ

 それぞれ「Trailer」からWindowsかQuicktimeか形式を選んで視聴。

「トランスフォーマー」
 いよいよロボの姿がお目見え。微妙に出し惜しみしてるけど。
 そういえば吹替え版のキャストどうなるんだろう(笑)

「Shooter」(「極大射程」映画化タイトル)
 試し撃ちを依頼されたスナイパーが陰謀によって汚名を着せられたので戦うお話。
 ……あ、しまった。原作を途中で積んだままだった。

「ダイハード4」
 うーん。ピンとこないな。
 限定空間の面白さがシリーズを重ねるごとに解体されてきているせいもあるけど、何よりB・ウィリスの枯れた貫禄がもう馬鹿エンタメから半歩抜け出しちゃってるんだよな。
 そして監督は「アンダーワールド」の人。大丈夫かしらん。

「GRINDHOUSE」
 タランティーノとロドリゲスの競作2本立て、だそうです。ライフルを義足にして戦う女テラモエス

Posted by みやも at 18:04 | コメント(2) | トラックバック (0)

2006年12月23日


スカートめくりを例にみる人間行為の意味づけについてのメモ

 すくなくとも人間が関わりあいをもつかぎり、「行為」というのはただ単体の現象としてあるのではなく、広い状況のなかの文脈による意味づけが大事な問題になってきます。

 たとえばおんにゃのこのスカートは

 ・めくる
 ・めくらせる
 ・めくれる
 ・めくられる

と、大ざっぱに分けて4種類の現象可能性を含んでいますが、起きていることだけでいえばどれも「ある生き物の下半身を覆う筒状の衣服が末端から上方へ引き上がって脚部および股間部までが露出する」という図です。

 しかし、勿論われわれは、上の4つをどれも同じ意味では受け取りませんし、当のおんにゃのこに生じる心持ちについても微妙に種類や度合いが違ってきます。それは各々のパターンでは当然シチュエーションが違ったものであり、主体のありかも異なっている──つまり行為されたことの責任を誰が引き受けるかが違うためです。

 ・(本人が積極的に)めくる
 ・(他人が指示して本人に)めくらせる
 ・(意図せずに)めくれる
 ・(他人によって直に)めくられる

 スカートを「めくる」と「めくられる」ではめくり手が違うので性質を異にするのは当然ですね。では「めくる」「めくらせる」の差は? 両者は外面上はまったく同じ行動です。しかし、同じでありながらも、自分/他人の意志を行動に反映させるという構造においてまったく対照的であり、その判定には社会的な解釈を必要とします。
 そしてそれは、人間の内面を目先のおこないだけで決めつけてはいけないというシンプルな道理に僕たちを導く根拠でもあるのです。

 きっとこの広い世界では今日もどこかの街中で「おいおいこの娘、人前でスカートめくってパンツみせてるぜ」となじれらている少女が沢山いるはずですが、僕たちは彼女の行動が果たしてどこに主体を据えられたものなのか、ただぱっと見ただけでは分かりません。露出癖による自主的な淫乱パフォーマーなのか、それとも脅迫されて淫らなミッションを強要されている清純なお嬢さまなのか……みきわめずに嘲笑うのは、その子を人間としてとらえず、ただ現象としてそこに在るだけのものとして扱うことであり、ひじょーに冷淡な関わり合い方なのです。
 人間を人間として把握し関わるためには、それなりに深入りしなくてはいけないということですね。


 余談。
 おそらく、イラストか何か絵を描くときに、同じパンチラ絵でも上の4種類のどの構図なのか明確に意識しながら描くと、見る人に対する最終的な印象は違ってくると思います。
 KAZUHA ROOM「今日の一枚」コーナーはそのへんのコントロールが秀逸で、いつも感銘を受けます。

 そして、逆にいえば、ここで取り上げた問題は創作者が人間描写において隠し球を使えるというオプションの話でもありましょう。
 物語作品で、ある人のひとつの行動についての最初の評価や意味が、前後の事情が明らかになったとたん180度ひっくり返るというドラマはよく使われる手です。ミステリなどはそのへんを極めたジャンルですね。
 また、「美味しんぼ」の海原雄山や「北斗の拳」のシンやラオウのように、長編化にともなう後付けで、シリーズ後半になって逆算的に初期の行動解釈がひっくり返るケースも時々見受けられます。


Posted by みやも at 10:01 | コメント(2) | トラックバック (5)

2006年12月22日


最近目に入った話題

路上に描かれた立体的なトリックアート
 うおおすげえ
 そして「平面に描かれた立体的な絵」を平面のPCモニタで見て立体的だと驚く自分を考えると何だかややこしい気分に(笑)

ルー大芝のブログ
 ビューティフルなジャパニーズランゲージ

総務省予算:ウィニー対策で10億円
 公務員がWinny使わなきゃいいんじゃね?

マゾ専用?女の子12人に叱られる「おしかりCD」発売
 うーん。伊藤静には叱られたいかも。コト姐〜

Posted by みやも at 21:51 | コメント(0) | トラックバック (3)

2006年12月21日


マンガの居場所


 Amazonで注文していた本がずらずらと到着。
 まずは「マンガの居場所」を読みました。

「マンガの居場所」
著:夏目 房之介、宮本 大人、鈴賀 れに、瓜生 吉則、ヤマダトモコ
刊:NTT出版
¥1,680

 1998年から4年間、毎日新聞夕刊紙上に5人の識者が筆をふるったマンガ時評のまとめ本。
 短いコラムを雑多なテーマでつまみ食いする放談集といったノリで、気軽に読める。ハードな評論が読みたい向きにはまったく物足りないのだろうけど、僕は研究者ではないのでこのくらいの塩梅がちょうどええです。
 この本だけで何かを得るというのではなくて、この本をとっかかりに何か考え始めればいいという感じかな。

 というか、この本の雑多さは、そのまま漫画というものが語られる対象としてもちうるアングルの豊かさや多彩さの証明でもあって、コラム群の題名や、取り上げられているタイトルや作家をざざーっと流し見るだけでも、なんだか万華鏡をぐりぐり回してのぞきこむような楽しさがある。

 あと、チェックしようと思ってうっかり失念してた作品をいくつか思い出せて助かった。
 「バクネヤング」読みたかったんだ、そういえば(笑)

Posted by みやも at 23:45 | コメント(0) | トラックバック (2)

2006年12月20日


ジャンプ系ギャグ漫画を席巻する"解説ツッコミ"

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 実況ツッコミ。ナレーションツッコミ。
 むう、いまいちうまい言い方が思いつかない。
 つまり、ボケが行われているコマの右下or左下に、説明的な台詞でツッコミ(驚き)を入れるキャラをハメ込んでいる絵ヅラのことです。
 少年ジャンプのギャグ漫画でよく見かけますよね。

 テレビのバラエティ番組とかニュースの実況などで、映像を流しながら、画面の隅っこにスタジオの出演者の顔を映して表情(リアクション)を合わせて見せる方式、あれに通じる手法でしょうか。

 ボケの図は、ツッコミ役が見ている主観像映像もしくは客観的なカメラ映像、もしくは両方が混在したものですが、その"見ている本人"の姿もいっしょに見せているところがキモ。読者にとっては視点の主体が包括的な、全人称の図として読める効果があります。

 これは"そこで起きているすべてを同時に客体として把握できる"特権的な視座に読者を置くという意味で、ひじょーにサービス精神あふれる画面構成かもしれません。しかも懇切丁寧な説明台詞によって、目の前で何が行われているかということを考えなくてもいいところまで噛み砕いてある。爆笑問題じゃあるまいし、なんでそこまでして読者に脳みそ使わせたくないのか……なんて意地悪いことも言いたくなるけど(笑)

 まあ僕の好き嫌いはともかく、たぶん公正に歴史をながめてみれば、こういう解説ツッコミはスポーツ物や格闘物における実況さん・解説さんの文法がコメディ用にチューンアップされた表現なので、けっこう由緒正しいんでしょう。

 これが少年ジャンプでばっかり盛んなのは、1990年代半ばから……というか「すごいよ!マサルさん」で火がついたのが主なきっかけでしょうか。2000年以降はボーボボですっかり定着して、今じゃ雨後のタケノコがわらわら。

 ただし、スポーツ・格闘のマジな試合実況・解説の様式が、うすた漫画やボーボボによって近年いきなりギャグへ技術移転されたのかというとそうでもなくて、「燃える!お兄さん」などを見るに1980年代にはすでに兆候がみえており、さらにさかのぼると70年代から80年代をまたいでゆでたまごがギャグとマジの分水嶺として横たわっていたんじゃないかと思われます。

 そう、あの「ゲェーッ」の図を、僕たちは今こそ再評価すべきなのだ!
 ごめん、これ言ってみたかっただけ。


 もっと広くみると、包括的な全人称の構図というのは、たとえば立派な風景や建物を大写しにしつつ同じコマに「わー」と感心して眺めているキャラの姿を重ねる構図にも関係が深い手法だと思われます。しかし対象が静的か動的かという点で性質を異にしていますね。

Posted by みやも at 22:04 | コメント(2) | トラックバック (0)


"侠気 −OTOKOGI−"遺伝子発見

オス誕生のカギ、「オトコ気」遺伝子を発見 [読売オンライン]

 すごいネーミングだ!!
 映画「エレクトラ」で神秘のパワーが"キマグレ(気まぐれ)"と呼ばれてるのを見たときなみの目眩をおぼえまふ。

[関連してるような気もする商品]

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2006年12月19日


今週のジャンプ雑感

「重機人間ユンボル」
 シャーマンキングの人の新連載。
 展開早っ。
 お姫様がらみは、前フリをもうちょい押し込んでほしかったかな。

「ブルードラゴン ラルΩグラド」
 ラルひでぇ(笑)
 こうしてみるとダーク・シュナイダーはぎりぎりの一線を守ってた……と思ったけどアーシェス・ネイは子供のころからお手つきだしヨーコさんも14か15の時から喰おうとしてたから大して変わらんか。

「テニスの王子様」
 またすごい技インフレが!(笑)

「ボボボーボボーボボ」
 いきなりネウロキャラが乱入。
 元アシスタントの漫画から臆面もなく素材を引っ張ってくる融通のきかせっぷりが素晴らしいです。笑った。

「エム×ゼロ」
 やっぱタイトル通り九澄くんは最後までエムゼロで通すんだろうな。

「ToLOVEる」
 こういうの……嫌いじゃないぜ……へへっ(和解した直後の不良キャラっぽく)

「魔人探偵脳噛ネウロ」
 だんだん情緒面が深くなっていきますね、この漫画。

「銀魂」
 芙蓉編はド直球でツボでありました。
 こういうストーリーは例えありがちと言われたって、いつの時代でも再生産されんとあかんですよ。俺のためにな!

「P2」
 主人公の能力が発覚。
 これは第一話で「動きのある絵が描けない」というシーンがあったので、多くの読者に予想されてましたね。動体視力がオーバースペックなせいで、見たまま絵を描くと静的になるんだろうと。
 アキラちゃんはメインヒロインになるんかなぁ?

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2006年12月18日


ソフトバンクのCMは悪いツンデレ

[参照]
 SoftBank-CM- (YouTube)

 商業におけるあらゆる宣伝行動の究極的根源は、つまるところ「買え」という一言に集約される。そしてその要請は、消費者に対して「いいものだから、買ったほうがいい」という推奨をともなう表現によっておこなわれることになる(具体的な表出としては「我が社の優れた自動車を買えば家族が円満になる」「我が社の美味しいチキンを買えば恋人と素晴らしいクリスマスを過ごすことが出来る」「我が社の知性的な新聞を購読すれば一人前の社会人になれる」等々。もちろん実質的にはそんな保証は何処にもない)。すくなくとも定義上、この原則を外れて宣伝というものは成り立たないことを、我々は知っている。
 そう、我々は"それ"を知っている。これが重要だ。

 もしも宣伝行動において「よくない」「買わなくともよい」というメッセージが使われる場合は、そのことばとは裏腹の意味を感じさせる転倒効果が狙われているのも自明のことである。まずい青汁をもう一杯飲まねばならない理由もそこにつながっている。

 だから件のソフトバンクのCMで、

『商品を手に入れていない者が、既に手に入れた者たちに囲まれて「別に悪くないよ」と慰められる』

という映像に我々が悪臭をかぎとるのは、「買った消費者は良い消費者」の宣伝原則にのっとって見ればそれが(おそらくは無自覚・無神経の結果として)「自社にくみさない消費者は愚かである」という傲慢なメッセージになってしまっており、映像中に描かれている寛容さがうわべだけのものだというのが我々にとって露骨に透けてみえてしまっているからだ。
 「そのままでいいんだよ」といいつつ圧迫をくわえて行動を促すのは、方法論としては暗黙の脅迫というやつに通じるが、こちらにしてみれば脅される筋合いなどどこにもない。ミキちゃんは実際に何も悪くないのだが、それを「(本当は悪いんだけど)」という無言の括弧でくくって加入を促す手法、そこに不快感の種がひそんでいる。

 距離を取るそぶりをしながら内心ではすがりつきたい意識がありあり見えるウソといえば、いわゆるツンデレの基本構成のひとつだ。

 しかし、

「べっ別にソフトバンクに加入しなくてもいいんだからねっ! あんたのためにゴールドプランを用意したんじゃないんだからっ」

というメッセージの狙いが恋心ではなく財布の中身である場合には、かわいげなど欠片も無く、たんにうっとうしいだけなのである。
 
 
 
 
 しかし、いくらなんでも露骨すぎるので、ひょっとしたらこういうマジレスを見越した確信犯なんじゃないかと不安にもなるが……でもそれだと宣伝としては意味無いしねぇ?

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2006年12月17日


お絵描き

 今日はスケッチ帳にサインペンで描いたのをスキャンしてみました。(いつもはペンタブレットで直描き)
  1キャラ5分以内に一発描きという縛りで練習中。

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 影響元が丸分かりな絵が多いですね、と他人事みたいに言ってみる。

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きのう観た映画(BLEACH、エラゴン、犬神家)

▼劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY
 意外や意外、今年ぼくが観た"劇場版"名義のタイトルでは一番おもしろかったです(笑)
 主要人物をばっさり主幹から落として一護とゲストヒロインに的を絞ってたのがよかった。
 逆にいうとサブキャラが冷遇されまくってるから、作品の性質上、キャラ個々のファンでは文句があるヒトも多かろうか。夜一さんに至っては出番ゼロだしな。

▼エラゴン/遺志を継ぐ者
 地味コアなRotRと派手ライトなハリポタの隙間を縫うように、コテコテかつベタベタの"剣と魔法"世界を量的にサービスする、牛丼屋の定食みたいなファンタジー映画。積極的な空中戦や魔法戦を出し惜しみせずに映像化してるのはけっこうポイント高いですよ、個人的好みでは。
 ただし主人公の度しがたい馬鹿さ加減は、いくら物語のテーマが求めるところとはいえ好感を損なうレベルなので大幅に減点。

 ところで、この作品のメインヒロインはエルフの娘さんじゃなくてドラゴン(♀)ですよな!?

▼犬神家の一族
 市川昆監督自らによる傑作ミステリ映画のリメイク。
 深田恭子はどうにかならんかったのかと、そればかりが惜しまれる。

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子供時代の思い出

 朝、寝ぼけてるうちに何か文章を書いたなーという覚えがあってあとで読み直してみたら、なぜか子供時代の回顧だった。
 頭がボヤケてると、ときどき自動書記みたいなノリでメモをつけることがあるんです……が、この癖が仕事に役立つ方へまったく機能しないのでいつもガッカリです。

 以下が、今朝書いた記述。


 子供時代のことを思い出した。
 小学校低学年の……福岡に住んでいたころか。

 近所の子供たちをいつも仕切っていた男の子がいた。
 運動が出来て腕力があって強引で自信満々で、いかにもといった感じのガキ大将だった。いや、どちらかといえば暴君とさえ呼べるふるまいをみせていて、周囲のともだちから潜在的な反発を招くこともよくあった(表だって逆らえるヤツはいなかったが)。

 けれど、ある日、みんなで工事用の砂山に昇って遊んでいたら、そのガキ大将が足を滑らせて転げ落ちたことがあった。大きな怪我はしなかったけれど、見た目にも一瞬いのちを危ぶむような落ち方だったもんだからヒヤっとした。本人はそれ以上に恐ろしかったのだろう、擦り傷に血が滲んだ自分の手足を見ると、数秒の間を置いてわんわん泣き出してしまった。

 薄情な話だが、僕はその時、心配よりも先に、なにか裏切られたような複雑な気分になってしまった。
 周りの連中から少し遅れて、僕はガキ大将にかけよった。泣くなよ、と声をかけた。けれどその言葉の真意は、どうか幻滅させないでくれという切なる懇願だった。

 当時の、限られた数の子供だけで循環する狭く小さな人間関係の中で、あのガキ大将は身体面だけでなく精神面においても、"強さ"という概念の唯一にして最も具体的な証明のような存在だった。彼がふつうに傷を負って弱々しく泣くこともあるという事態は、少なくとも僕にとっては、世界のありようへの認識を根本的に書き換えなければいけないような、大事件だったのだ。

 彼は泣いてはいけない人間なのに、なんであんなに顔をくしゃくしゃにゆがめてみじめな泣き声を上げているのか。これじゃまるで、ただの子供じゃないか。
ひどく裏切られた思いだった。胸がしめつけられた。

 ただ、しばらく彼を見ていると、だんだんと僕のなかで気まずさのほうが勝ってきた。今まで他人にそういう理想的な強さを当然のごとく要求していた僕自身の身勝手さが自覚できてきたからだ。いくら彼がふだん他人をリードする性格だからといって、寝ても覚めても完璧な超越者であることを望まれてはいい迷惑だろう。僕が求めたのは"僕の"理想だった。彼はそれと何の関わりもない。
 僕がそうであるように、彼もまた、一人の生身の子供だった。本当は、すべてそこから始めるべきだったのだ。僕は自分がまだ本当に意味で彼のともだちになりきれていなかったとようやく悟ることができた。

 理想というのは抽象的な目標値として自分が目指すものであって、その実現を他人に押しつけてあがりだけ取り立てるものではない。ましてや他人が自分の引いた図面通りに設計されていないことに腹を立てるなんて論外だ。
 そういう当然の原則を学んだのは、たぶんあの時が最初だったと、20年経った今になって思う。
  
 ねむい。どうでもいい。
 もういっかい布団に戻ろう。起きたらパワパフ見よう。


 最後の投げやりっぷりがひどいですね。

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2006年12月16日


お絵描き

 

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アイギスかわいいよアイギス

 いや、ペルソナ3はまだプレイしてないんですが(^^;;
 エセ軍人しゃべりのロボ娘というまるで俺のために生まれてきたようなキャラらしいので興味しんしん丸です。

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2006年12月14日


アニメの公式サイトのキャラクター紹介っぽい画像を作る遊び

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 仕上げのシャープは若干おおげさにかけた方がそれっぽい気分が出せるみたいです(笑)
 実際はもっと滑らかなもんだけどね。

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2006年12月13日


特化型エロゲの極北を想う

 近年、手がメインとかお口がメインとか後穴がメインとかのように、膣挿入の縛りから免れたタイトルがちらほらあるようなので、以下のごときものも見てみたい気がします。

・エロシーンがオナニーのみ
 もはやキャラの肉体的接触すらエロゲの必須条件ではない!みたいなノリで。
 女の子がエロい格好したり、それこそ自慰したりするのを眺めて主人公がオカズにするってのなら普通にそれなりのものになるか。
 しかしここではあえて主人公が自慰するのを着衣ヒロインにじーっと逆視姦されるゲームを求めたい。
 実際、三次元の風俗だとそういうサービスがありますしね。言葉責めと合わせたら結構いけるかも。

・エロシーンがくすぐりのみ
 んんっ、これも企画度胸のあるメーカーか同人ならやりそうだ。
 くすぐりってのもけっこうコアな支持層がいますからな。
 「ルパン三世」で不二子ちゃんのハリツケくすぐりシーンに(以下略)

・エロシーンが目隠しのみ
 もちろん主人公が目隠しされる側な。最初から最後まで画面真っ黒でキャラの判別は音声でしか出来ないの。こりゃ声優の芝居とシナリオライターの手腕が問われますなぁ。
 ちなみに初回特典はボイスドラマ入りのCDだ! 目隠ししながら聴くと臨場感ばっちり。

・エロシーンが剃毛のみ
 ヒロインに愛を語ると「貴男だったら……剃ってもいいよ」とスカートめくりながら剃刀を手渡してくれます。ムースを使うと好感度さらにアップ。
 だけど油断してるとライバルキャラにヒロインの毛を奪われるぞ! しかもライバルの方が剃るのが上手くてヒロインがメロメロに。(新ジャンル:寝剃られ)

・エロシーンが獣姦のみ
 ネコミミとか獣人とかは、もういいでしょう。
 エロ漫画でいえば栗田勇午の「ノードッグノーライフ」みたいに、可愛いおんにゃのこがワイルドな犬畜生に犯されるゲームを……なんて無難なこと言うと思ったら大間違いじゃあ! 俺が見たいのは男が動物とまぐわう専門のゲームじゃあ!
 牧場に忍び込んで子ヤギのメリーにぶちこむミッションを遂行せよ。ニワトリの誘惑に気を付けろよ!

 あ、最後のはいちおう本番ありってことになるか。まあいいや。
 


 という次第で。
 考えるだけならタダだから、みなさんも何ぞ思いついたら言い散らかしてみましょう。数を打てば大傑作の種になるようなアイディアが飛び出るかも。無理かも。しらね。

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頭の中でリピートし続けるシャランラ

 朝、目が覚めたらとつぜん「魔女っ子メグ」のOPが脳内に流れ出して止まらなくなりました。
 シャランラシャランラ ヘイヘヘイイェイイェイ シャランラ〜

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2006年12月12日


きょうのビデオサルベージ「NORA(ノーラ)」

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NORA(ノーラ)

1985年 OVA カラー56分
原作/監督/各種デザイン:御厨さと美
脚本:中田玲子

 御厨さと美のミリタリー系コメディ劇画「ノーラの箱船」(1977)の主人公ノーラ・スコラというヒロインを近未来SFの世界に移植したOVA。
 科学者と天真爛漫な美少女が、なりゆきで宇宙コロニーのインフラ管理コンピュータの暴走を調査することになり、人類の排斥をもくろむ人工知性「アーティフィンド」と対決するお話です。
 主役のコンビがむさくるしい中年のオッサンとまだ幼げともいえる美少女という取り合わせなので、微妙にいかがわしい気分になります(笑)

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 ノーラちゃんは特別な能力はなにもなくて、最後まで自分の性格だけを武器に活躍しているのが良いですね。キャラクターそのものの魅力でまっすぐ勝負していて好ましい造形です。
 コンピュータの暴走を「やんちゃ坊主のイタズラ」と捉えて人工知性をお説教でシメたあげく、恋という概念を教えて惚れさせてしまう最強っぷりがたまらんです。

 キャストは山本百合子、内海賢二、永井一郎、仲村秀生。

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きょうのビデオサルベージ「YAWARA ! それゆけ腰抜けキッズ !! 」

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YAWARA !
それゆけ腰抜けキッズ !!

1992年 劇場公開作品 カラー60分
監督:ときたひろこ
脚本:井上敏樹
原作・原案:浦沢直樹
同時上映「らんま1/2 決戦桃幻郷!花嫁を奪りもどせ!!」

 弱小な小学生柔道クラブの子供たちがヤワラちゃんに稽古をつけてもらってライバルチームを倒すお話で、横糸としてメインキャラの女の子と昔同じクラブだった敵チームの男の子との間に恋愛未満な感情をほんのり漂わせてたり。真由美かわえええ。

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 ドラマの主体はあくまでも子供たちの方へ引き寄せて、ヤワラは近所の優しいおねえさんポジションに抑えられています。本編の延長を期待するよりは、番外編として観るのが妥当。
 劇場版と銘打つに足るほどのスケールはないものの、お手盛り企画のファミリームービーとしてはこういうもんか、という感じで。

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プリキュアSS劇場版みてきた

 おともだちと連れ立って、ワーナーマイカル東岸和田にて映画鑑賞。

「デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー!バーストモード発動!!」
「映画 ふたりはプリキュアSplashStar チクタク危機一髪!」

の同時上映でした。

 デジモンはTV本編をまったく未見で、予備知識なしでの観賞。
 大きなドラマのクライマックス"だけ"切りとったような構成はいただけないけれども、目に見える活劇に関してはかなり良かったです。ジャッキー映画ファンが作ってるなぁ(笑)
 「アニキ」とやらの熱いテンションに感動。このあんちゃん、いつもこんなノリなんすか?

 プリキュアは、TVではやったことのないケンカ→和解ネタ。前フリとは分かっていても咲舞がギスギスするのは負荷が高いねぇ。
 そのぶんクライマックスへきて仲直りしてからのいちゃつきっぷりがすさまじいっす。なんかもう戦闘終わったらそのまま役所行って婚姻届出すんちゃうかという感じ。
 プリキュアにおいて手をつなぐことはキス相当の行為だと思っているワタクシにとってはひじょーに目の毒というか眼福というか、糖度の高い描写が散見されました。手を(≒唇・舌を)重ねたりつっついたりからめたり……エロいよ!?

 さすがに前作MHの劇場版は別格ですが、今回は今回できっちりやるべきことはこなした手堅い内容だったと思います。おもろかった。

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2006年12月09日


きょうのたわごと

kuriko.jpg
おんにゃのこキャラの敬礼ポーズってなんでこんなかわいいんでしょうか
 
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漫画読んでぐったり

 ・「犯罪交渉人 峰岸英太郎」全5巻
 ・「プラネット・ラダー」全7巻&公式同人誌

を、それぞれ一気読み。
 いやー、どっちも最近読んだ漫画の中では大ヒット。
 読むのに集中しすぎてぐったりしちゃったよう(笑)

 前者はタイトル通り、日本ではあまり馴染みのないネゴシエーターを主題にした警察もの。生きた人間同士のコミュニケーションとディスコミュニケーションの瀬戸際で命をかける主人公の必死さが胸に迫ります。ことばが届く、ということの物理的な前提としての「声」とか「音」といった要素を画面へ丁寧に編み込んであるのに注目。

 後者は、竹取物語をモチーフに、多重+ループ時空の合わせ技でスケールのでかい世界設定を敷いたファンタジーSF。主人公が普通の少女であるということに、設定的にもテーマ的にも重い意味をもたせた手際はすごいですね。
 からくりニワトリのワセダさんが泣けます。

 この2作は、問題の単位や角度こそ違いますが、どちらも「(緊急時における)対話への賭け」という共通項がありますね。それを英太郎は外在(実践)的に、かぐやは内在的にあつかおうとしているのが大きく異なっている。でも、ふたりが究極的に求めているやさしい世界の姿は、たぶんかなり近い。

 

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2006年12月07日


セディみおわた

 10月からゆるゆる観ていた「小公子セディ」全43話を最終回まで観賞完遂。
 セディ君はさすが「名作劇場歴代で最も恵まれた主人公」の噂にたがわぬおぼっちゃまでございました。
 てか精神的にも恵まれてるよな。大人にも子供にも愛されまくり。中盤以降はほとんど過剰ともいえる愛情の受給がたえまなく続いてゲップが出そうな勢い(笑)
 出会うキャラをことごとく惹き寄せて心酔に至らしめてしまうセディくんのイノセンスは、性格だとか気質だとかを通り越してもはや一種の魔力として描かれています。終盤、館の人々のセディ君への入れ込みぶりは、ニンフェットに耽溺したペドが寵愛の対象を手放すまいとしがみついてのたうちまわる図みたいに見えてちょっと恐いくらい(^^;;

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管理メモ

 トラックバック廃止。
 スパムトラバ多すぎ(^^;;

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ロダーリ先生の物語創作法メモ(9)  ガラス人間

『ファンタジーの文法 物語創作法入門』26章より抜粋。


 ある登場人物がいるとする。実在の人物(ベファーナや親指小僧など)でもいいし、想像上の人物(まず頭に浮かんだものをあげれば、ガラス人間)でもいい。その人物のくりひろげる冒険は、その人物のもっている特性から論理的に還元される。
(中略)
 ほかならぬガラス人間を取り上げよう。かれは行動を起こしたり、動きまわったり、何かと対応したり、事故に遭ったり、何かをしでかしたりする場合、かれをつくりあげている材質にしたがわざるをえない。
 この材料を分析すれば、登場人物の行動様式がわかってくる。
(中略)
 <ガラス人間は壊れやすい> ガラス人間の家はしたがってあらゆるところに詰めものが必要だ。歩道にはマットレスを敷くことになる。握手をしてはいけない(!)。重労働も禁物だ。この国のほんとうの医者はガラス屋だ。
(中略)
その他。わたしの百科事典では、ガラスの説明に大版四ページもガラスの説明にさいている。そして、ほとんどどの行を見ても、ガラス人間の物語で意味をもちそうなことばに出会う。そのことばは、あらゆる種類の化学的、物理学的、工業的、商品歴史学的、その他の情報のわきに書きとめられている。おとぎ話にはいれば、そのことばも確固たる地位を獲得する。
 木でできた登場人物は、足をやけどしないように火に気をつけなければいけないし、水の中ではたやすく浮上し、こぶしは棒のようにひからびていて、縛り首にしても死なないし、魚が食べようとしても食べられない。これは、まさしく、木でできたピノッキオに起こっていることだ。もしピノッキオが鉄で出来ていたら、かれの冒険はまったくちがったものになったであろう。
 氷人間、アイスクリーム人間、あるいはバター人間は、冷蔵庫の中でしか生きられない。でなければ溶けてしまう。かれらの冒険は<フリーザー>と冷たいレタスのあいだで展開される。
 薄葉紙でできた人間の冒険は、大理石や、麦わらや、チョコレートや、プラスティックや、煙や、アーモンドケーキでできた人間のそれとはちがうものになる。
 この分野では、商品分析とファンタジーによる分析がほぼ完全に一致する。だからといって、ガラスでは窓を、チョコレートでは復活祭の卵を作るほうが、お話をつくるよりはましだ、などというつもりはわたしにはない。つまり、とりわけこの種の物語では、ファンタジーはぶらんこになって、現実と想像のあいだを、行ったり来たりする。それを教育的だと考えるよりは、むしろ現実を奥底まで把握し、現実をモデルチェンジするためにこそ不可欠だと考えるのである。


 簡単に言えば「尾田栄一郎えらい」と(笑)
 「もしピノッキオが鉄で出来ていたら、かれの冒険はまったくちがった種類のものになったであろう」とロダーリ先生は言う。鉄だとどうなるかは知りませんが、ゴムではどうなるか、その実例を我々は知っていますね。


 じっさい、キャラクターの体質(材質)にまつわる状況上の緊張・衝突・恩恵を、幼児的な直感のレベルでも分かるような平易なかたちでお話に編み込んで、しかもそれで全年齢層に対するアピールを成功している「ONE PIECE」は児童文芸──というのが大げさなら童話──的な価値という面からもっと褒められるのではないかと思われます。
 ワンピとアンパンマンをからめて語るとか、ネタ抜きで出来そうなんだけどな。

追記:
 アメコミでもこの手の「材質ファンタジー」を活用してる作品はお馴染みですよね。
 近年実写映画になったファンタスティックな4人組とか。

Posted by みやも at 02:19 | コメント(0) | トラックバック (1)

2006年12月06日


イヤプシュー

 イヤボーンの反対ってありませんかね。
 いつも普段から超絶なパワーを垂れ流していて、一番肝心なときになったらプシュ〜っと力が消えてしまうようなキャラ。

 ……爽快感のかけらもない話にしかならんな。

Posted by みやも at 21:12 | コメント(0) | トラックバック (0)


ADV系のギャルゲー・エロゲーと字幕映画

 消費者が咀嚼しなければいけない情報の種類において、たとえば外国映画なら、

吹替え映画
 映像の情報
 音の情報
 音声言語の情報

原語が分からない字幕付き映画
 映像の情報
 音の情報
 音(ノイズ)としての音声の情報
 文字言語の情報

原語が分かる字幕付き映画
 映像の情報
 音の情報
 音声言語の情報
 文字言語の情報

というふうな違いがあります。

 処理する作業の種類が違えば、いつもとは負荷の質が違って感覚がズレてしまうので、ふだん字幕版しか見ない人が吹替え版を観たら(またはその逆は)、観始めてしばらくはなんとなく気分が落ち着かないということがありますよね。

 ここで注目したいのは、字幕付きの映画について。 
 人間の意識は、視覚システムの関係上、一度に2点以上の離れた焦点をもつのが難しい──というかほぼ不可能になっています。そのため、文章レイヤーと映像レイヤーが同時に示されて、どんどん次へ次へ送られていく字幕映画は、(吹替え映画との比較において)各々の情報処理にかけるリソースが分散しやすい宿命を抱えています。映像に集中しすぎて字幕を読み逃したり、字幕に集中しすぎて映像の機微を見そこなったりというのはみなさん結構ご経験がおありではないでしょうか。
 身体現象としては観ている画面のフレーム内の、ほんのわずかな距離でコンマ数秒、視点を往復させるだけなんですが、絵と文の層をひんぱんにスイッチしまくって観る必要がある字幕付き映画というのは、じつはかなり負荷が高いんです。字幕翻訳が文意と文字数との戦いだというのは、(本来は現物にない)テキストの負荷でどこまで観客に処理の労力を要求できるかという加減をさぐる戦いだということですね。


 んでもって、上記のことをふまえて、たとえばADVゲーム……身近なところでギャルゲやエロゲについて考えてみると、どうか。
 この分野で、つくりとして現在いちばんありふれた構成は、

 映像情報
 音情報
 音声言語の情報
 文字言語の情報

  
 ということで、情報の種類のうえでは「原語が分かる字幕付き映画」に近いかたちといえます。「日本語吹替えにあえて字幕を出す」といった方がいいか。

 ただし、ギャルゲ・エロゲの場合、映像情報は静的なものがメインですし、通常の場面ではパターン化された立ち絵や表情などの記号体をつかうことにより、映像面での負荷を軽くして、つねにある程度以上テキストに集中してもかまわないつくりで進化を果たしているのが大きく異なります。音声も日本語ですからノイズにならないですしね(笑)

 さらに、映画の場合は情報の読みとりにかける時間の管理権が媒体の側にある(一定の時間で映像も字幕も強制的に次へ移る)という流れの強さがあり、その容赦ない情報の奔流が感情を揺り動かしてくるのに対して、ゲームの方は画やテキストを読みとって次へ送るクリックまでの時間は、おおむねユーザーに委ねられており、ユーザーの側で情報処理の負荷やリズムをある程度まで自主的に管理することができる→自分の感情を自覚的にじっくり確かめていけるという性質があります。印象的なイベント絵、インパクトのある名台詞、好きな声優さんの演技、はたまた琴線にふれるサウンドに出くわしてから、次へ進むための1クリックに一秒かけるか一時間かけるか。それは自分の感情に照らして決めることができるわけです。絵・文章・音をそれぞれ思うだけじっくり集中して消化して、もういいだろうというころあいを自分で認めて進行することが許される。テキストの速度選択、バックログ、音声リピート等の機能が充実している近年では、その度合いはさらに深まったといえるでしょう。

 "複層的な情報の流れをもつが、情報の処理項目ごとに時間を自由にかけて自分の気持ちを確かめながら進めていける"
 ADVゲームの強みはそんなところにあるんじゃないかと思います。


 余談ですが、マンガについてもちょっとだけ。
 マンガが強みとしてもっている性質のひとつは、音の情報と音声言語の情報が文字言語によって処理されるところにあります。つまり音/声/ことばが地続きなんですね。
 しかもその文字情報の外観そのものがまた画面を構成する"絵"の一要素なので、きわめて統一性の高い表現芸術としてのポテンシャルを有した媒体といえます。

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2006年12月05日


ハットリくんサブタイトルスレ

「忍者ハットリくんサブタイトル」スレ過去ログ倉庫

 久々に腹筋が痛くなるほど笑った。
 単発の威力ではそこそこのネタでも、ずらーっと並んでるのを読み進めていくことでダメージが乗算されてすごいダメージをくらうようになってます。

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2006年12月04日


漫画「エスパークス」

esp_pack.jpg エスパークス [全2巻]
 画・山下高弘、原作・征矢浩志
 小学館てんとう虫コミックス
 1994年刊行

 1989年に始まり、メディアミックスをまじえて90年代前半に小学生の文具シーンを盛り上げた「エスパークス」のコロコロでの連載マンガ版。

 久しぶりに読んだけど……いや〜、いま見てもハードだなぁ。
 敵のほうは先天性の悪者設定なのにクライシス帝国的な同情の余地を加味しており、演出的になんというか、むごい(^^;;

 かいつまんでいうと、むかし地上を荒らし回った生き物たちがいて、神さまは勇者といっしょにそいつらを退治したものの皆殺しにするのもかわいそうなので異次元に追放した……けれどそこは食う物もまともにない荒れ果てた空間だったため、長年の苦しい生活の果てにバケモノたちはよけいに歪んでしまったというのが、このコロコロ版エスパークス物語の土台。
 中途半端な温情が邪悪を醸成したというあたりがあまりに無情です。

esp.jpg
※児童マンガです

 ↑ラスボスが子供時代に飢えに耐えかねて母親を喰ったと激白するくだり。
 凄い勢いですねえ。顔はなぜかデビルマンだし(^^;;

 ……あれ、でも俺の記憶ではたしかセリフだけじゃなく回想シーンとして母親を喰うところが描かれてたと思ったんだけど、修正かかったのかな? 別のマンガと勘違いしてたか。


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2006年12月02日


熱狂短編マンガ傑作集'83

 Amazonで注文していた『熱狂短編マンガ傑作集‘83』が到着。
 1983年というと僕は5才頃か……

061202.jpg
↑これが現物。女神さまはサイズ比較用(笑)

 やー、思っていたよりゴツい本なので面食らいました。
 まぁ23タイトル760ページという量ならこんなサイズになるわな。

 【内容】
 宇宙からのおとし玉   藤子・F・不二雄
 夜の空腹者たち     浦沢直樹
 ぼくとフリオと校庭で  諸星大二郎
 笑う標的        高橋留美子
 POCKY       江口寿史
 ありさ☆ありさ     細野不二彦
 1・2・ステップ!   あや秀夫
 海ものがたり      立原あゆみ
 走れ!びーとるず    尾瀬あきら
 ナンパちゃん(Part1) 高口里純
 アイアムU等生     福山庸治
 仇討ちミコちゃん    山上たつひこ
 多分・ザ・ジゴロ    小林よしのり
 すーぱー勘兵衛     小山ゆう
 遊星からの美少女X   とり・みき
 Sleeping Beauty    ふくやまけいこ
 ソーラー・スナイパー  聖悠紀
 案山子亭        高橋葉介
 全開ジルバ!!     柴田昌弘
 竜馬は風        司敬
 かえれリングへ!    竜崎遼児
 シティハンター-XYZ- 北条司
 はなたれ浄土      手塚治虫

 [コラム]
 ・少年週刊誌連載データ1『少年サンデー』
 ・少年週刊誌連載データ2『少年ジャンプ』
 ・少年週刊誌連載データ3『少年マガジン』
 ・少年週刊誌連載データ4『少年チャンピオン』
 ・マンガの熱い季節、そして1983年/各作品解説  中野晴行
 ・1983年こんな年だった

 収録作のうち「宇宙からのおとし玉」「ぼくとフリオと校庭で」「笑う標的」「シティハンター-XYZ-」だけは既読でした。

 連載データというのは各メジャー少年誌の、1983年第1号の掲載タイトルを挙げつつ当時のジャンル的な流行をざっと紹介するコラム。
 ちなみにサンデーで「炎の転校生」が連載スタートしたのが83年1号です。

 作品解説を書いてる中野晴行氏は『マンガ産業論』 の著者で、戦後マンガ史研究のエライひとですね。

Posted by みやも at 18:27 | コメント(0) | トラックバック (1)

2006年12月01日


SEXYビーチ3


 毎晩ちまちま進めていた『SEXYビーチ3』をようやく終了。

 エロシーンは全キャラがパターンを共有してるんだけど、衣装も行為の選択肢も多彩で、かつ段階的にレパートリーが増えていくから飽きることもなく最後までコンプでき候。イリュージョンの作品はエロゲのエロ部分の古典的な原理主義を、先鋭の表現技術が担保しているというのが面白いです。

 ただし、同時に、「マウスで働きかけると"キャラが"反応をする」という応答性に強い刺激を感じられるってところも大事なポイントで、これと同じかそれ以上の水準の3Dムービーを垂れ流しても同じ快楽は再現できないでしょうね。映像と応答性、柱は2本あるんだろうと。

 いずれにしても多くのユーザーがふだん静止画面のテキスト送りに慣れきってる身だから成り立つ刺激でもあるので、メーカーやブランドが増えて3Dエロゲ漬けな層が拡大してきたらいろいろ工夫をこらしていくことになるとは思いますが(実際すでにその向きは出てますね)、いまのところシンプルなディープさに酔わせてくれるジャンルとして好ましくみております。

【公式サイト】
illusion(イリュージョン)

Posted by みやも at 15:24 | コメント(0) | トラックバック (0)