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「小公子セディ」DVD6巻まで観賞。
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2006年11月30日


Amazon発注メモ

 今月最後のお買い物。
 うはーっ、箱360の本体ないのにデッドラ注文しちゃったよ。

【ゲーム】
 ・「DEAD RISING(デッドライジング)」

【マンガ】
 ・「ケロロ軍曹 Yellow」 吉崎 観音 角川書店
 ・「ケロロ軍曹 Black」 吉崎 観音 角川書店
 ・「ああっ女神さまっ」(34) 藤島 康介 講談社
 ・「熱狂短編マンガ傑作集‘83」 小学館クリエイティブ(編)


Posted by みやも at 20:59 | コメント(0) | トラックバック (26)


ドリンコート伯爵は意地っ張り

 ちまちまと観賞を続けている「小公子セディ」のDVD、ようやく第8巻(全
巻)まで視聴しました。
 いやー、心を開きはじめてからのドリンコート伯爵(セディのじいちゃん)はすごいね。
 厳しい罵倒口調で実際にやってることはずぶずぶの甘やかし攻勢。海原雄山を越えるツンデレジジイの姿を見た!!
 というか、いい話にしようと思ったら頑固な高齢者キャラはたいがい意地っ張りのいい人になるわけですが。

Posted by みやも at 04:20 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年11月28日


現地と地図 〜キャラクターに関する「記憶」から「印象」への発展〜

 飛影はそんなこと言わない

 といえばこのエロビデオで有名(?)なフレーズですが、ただネタにして一笑にふすだけではちょいともったいないお題を含んだ言葉なので、一考してここにメモを記しておきます。


 まず、あるキャラクターのふるまいが作品のなかで描かれたとき、物理的事実として描かれた場合には、それはわれわれに「記憶」として共有されます。

 あえて「記憶」というのは、一般人の一般的な娯楽のスタイルとして、僕たちはある作品を初めて嗜むときに、映像や音声やテキストのあらゆるところを残さずデータとして脳みそにコピーして保存する(記録する)わけではないからです。その日の体調とか感性のコンディション、作品への思い入れによっては、よく覚えるところもあれば記憶から抜けてしまうところも生じるでしょう。

 ただし、作品の現物が実体としてあるわけですから、すくなくとも劇中において「●●はそういうことをした/言った」という段階までは、具体的に確かめることができます。たとえ同じ作品について語り合うなかで齟齬が出ても、

「●●は〜って言ったよね」
「いや、そんなこと言ってないよ」
「じゃあここに本をもってきたから確かめてみよう」
「あ、ごめん。言ってたね」

 これで問題は解決です。
 つまり作品やキャラに関する「記憶」は、一次資料によって万人が正誤をあらためることができるということですね。
 当たり前の話ですが、これがないと先に進めないのでおさえておきます。


 で、次です。
 作品そのものにべったり由来する「記憶」が積み重なっていくうち、消費者の内面で「記憶に由来するイメージ」というものが勝手に出来上がっていきます。

 「●●はそういうことをした、こういうことをした、ああいうこともした」
→「それは、そういうやつだからだ」

 俗にいう、キャラクターが立つ瞬間です。
 キャラクターが特定の言動パターンをもっていることがわれわれにはっきりと学習され、それが好まれたり憎まれたりする段階です。

 劇中である程度以上の行動描写が積み重なって、それらがわれわれに記憶されると、われわれには、だんだんキャラの言動の基準だろうと思われる性格が見えた気になってきます。
 「こいつはこういうことをするであろう/言うであろう」という、そのイメージの集まりを、われわれは「印象」と呼びます。
 この「印象」の段階で、作品は単に描かれた事実の総体というだけのものではなくなり、それを記憶した消費者個人個人による「解釈」「意味の読みとり」という作業の対象となっていきます。
 作品に描かれたものから受け取ったイメージをまとめて、今度はそれを逆に作品の読み方に照り返すわけですね。

 これは、ものごとを学習して、きわめて高度な先読み・裏読みによって生存上の有利を得てきた人間という生物の特性が自然に発露している段階なんですが、なにぶん個人個人の内側にあるイメージですから、見解の相違というものが生じてきます。

「●●が〜って言ったのはこういう理由だ、こいつはそういうやつなんだ」
「いや、●●はそんなやつじゃない、こういう理由だからだろう」

 この場合は、一次資料を示すだけでは議論はおさまりません。
 一次資料を叩き台にして、抽象の段階を一段階上がる(描かれた物理的事実の背景にあるものを想像する)ことばのやりとりですから、究極的な「正解」はない。ありうるのは、より信頼性の高い解釈だとおたがいに同意できる落とし所をもうけることですね。説得力のせめぎあいになってきます。
 作者に見解を聞いてみたところで、作品が公的に発表された以上、それ以降のコメントは"作者という個人の解釈"の表明であって、それが「正しい」というのとはちょっと違います。


 で、最後の段階です。

「●●は、こういうやつだ。だから、こういうことをするであろう」
「いいや違うね、(俺の考える)●●はそんなことはしない!」

 噛み合いませんね(^^;;
 先の「●●がこういうことをした」という「記憶」の累積→「なぜなら、●●がこういうやつだから」という「印象」の発生は、まだそれでも一次資料をどう処理するかという次元で現物取引をしていたわけですが、人間の想像力というやつはたいしたもので(笑)、発生した印象をさらにどんどん自分の内側で醸成させていくことで、最終的には「そして、こういうことをするのが●●なのだ」という段階に入ることがあります。
 そこまでくるともう原典キャラそのものとは次元を隔てた、消費者の中にあるもうひとつのキャラが誕生することになります。

 なまじ元が同じで同じ名前だから混乱するんですが、実質的にラベルを貼れば、

「俺がキャラAの印象を元に構築したキャラB」
「僕がキャラAの印象を元に構築したキャラC」
「私がキャラAの印象を元に構築したキャラD」
        ・
        ・
        ・
 というようなものです。そりゃ違って当然だよね、と(^^;;

 これを例えて、一次資料を物理的な場所だとすれば、その構築されたキャラは、現実の場所について一人一人が手元で書いた地図のようなものだといえるでしょう。
 現地に対して、記憶と印象にもとづいた地図を書く。
 ただし現地をもとに書いたものではあっても、地図は現地そのものではない *1 というのが最大のポイントです。
 地図では省略されているモノが現地にあったりします。あるいは現地に足りない情報を地図で補足してあることもあります。地図の書き方はひとつじゃなく、書き手によって様々な縮尺や項目がある。だからひとつの地図に書かれたことが現地のすべてとは限らない。
 そして何より、現地に対して何か直接の物理的なフィードバックがあるわけでもありません。地図を破いたからって現地が崩壊するわけじゃない。
 あくまでも、地図というものは僕たちが書いて、僕たちに働きかけるものであって、現地そのものとは相関関係にないのです。

 これを具体的にいうと、二次創作の問題が分かりやすいですね。
 すぐれた二次創作というのはすぐれた地図が描かれたようなものと言えます。単に現地にいるだけでは分からない面白い情報や斬新な見方が書かれてあって、現地に対する新しいイメージを示してくれる地図は、現地そのものの価値とはまた別種類の素晴らしい表現物だと思います。
 また、たまに、現地のありさまをごくわずかにしか捉えず、ほとんどを別のもので書き補ったようなトンデモ地図もありますが、それでもやっぱり見て面白かったらそれなりの価値を感じるわけです(笑) 現地そのものではないので、書き方自体は自由なんですね(現地に迷惑をかけないような範囲で、と最低限望まれるマナーはありますが)。

 プリキュアSSでいうと満がメロンパンをもらったシーンはあってもそれが大好物になったという描写まではないんですが、そういうことにしとくと面白いんでファンの中にはそのスジで妄想を楽しんでいる人たちがいます。
 ちょっと古いところではエヴァの二次創作小説の畑でアスカがハンバーグを好物にしてたりシンジの料理が趣味を超えた技能になってたりするお約束も、(種になった描写や設定はあるんだけど)印象が肥大しまくった結果だったような。


 さて、ここで冒頭の

「飛影はそんなこと言わない」
 
 にたどりつくわけです。
 ぼくたちがこのフレーズをぱっと見で「おかしい」と感じるのは、ようするに、「地図は現地そのものではない」ということを間違えているなぁというのが何となく感じられるからなんですね。「自分が書いた地図が現地そのものであり、他には何もない真実である」という主張の奇妙さ、その奇妙さを自覚していない滑稽さが、この一言が失笑を誘う原因になっています。

 ……なんですが、あんまり他人事の滑稽さだと笑ってもいられません。
 程度の大小がちがうだけで、僕たちは存外にこの現地;地図の関係をしょっちゅう間違えやすいんですね。
 作品やキャラをめぐる議論で、「俺の地図にはこう書いてある!」「バカ野郎、俺の地図にはこう書いてるんだよ!」と、着地点のない話がえんえん続いてしまうところをご覧になったり、じっさいに体験したりしたことがあるかたはけっこうおられると思います。

 で、それを指摘したり自省するとっかかりとして「飛影はそんなこと言わない」はあまりにも便利な一言なんだろうな、と思う次第です。
 おおもとのビデオの文脈では、この発言は男優が飛影に外見含めて全然似ていない、というくらいの意味だったもよう。すなわちこのフレーズをマニアの入れ込み過ぎのシンボルとして盛んに使用される状況自体、印象が現物から離れて膨れあがった一例として挙げられそうです。
 これ以前で同じような使われ方をされたものだと、「美形はトイレに行かない」系がありますね。


 また、ここで書いていることは日常現実に還元されていく問題でもあります。
 家族や友達、好きな人やなんかについて自分なりに内面に書いた地図のとおりに相手がふるまってくれないと何か裏切られたような気分になります。実際は、それはただ現地の最新状況が変わったとか知らなかった場所が明らかになったということであって、そっと地図を更新すればいいだけなんですが、なかなか難しい。一度書いた地図には手を加えたくなくて、ともすれば現地を地図に合わせてしまおうという身勝手までやりたい気持ちが出てきます。そういう身勝手さと戦うのも、また人間の背負った業というやつなのかもしれません。僕は負けっぱなしですが(^^;;

 資料的な事実関係の記憶は、共有し、現物を確認できる。
 そこからイメージをとりまとめ、評価や解釈、推測をまじえた印象は、お互いに納得できる状態まですり合わせるか、冷静に棲み分けるしかない。

とまあ、いうは易し・おこなうは難しのことを、以上長々と書いてしまいました。
  


*1 : この「現地・地図」という例えは『思考と行動における言語』という意味論言語学の名著に出てきます。原典では「コトバはモノそのものではない」というお題なのを、この記事ではキャラと印象に敷延してみました。いろいろ汎用性が高い本なので興味のある方は是非どうぞ。
Posted by みやも at 10:42 | コメント(0) | トラックバック (0)


SUEZENマンガを読む

suezen.jpg

 探すと意外に入手を苦労したSUEZEN先生の漫画を、やっと先日あらかたゲットにいたる。

・ヤダモン(全2巻)
・パーコレイション
・風まかせ月影蘭
・マリンカラー(1)〜(4)
・新性生活 -ネオ・ライフ-

 「マリンカラー」最終巻が欠けてるが……まぁ急がず探そう(^^;;
 近作に「DEAD SPACE」というのがあるらしいが、あまり食指が動かないのでまた今度。


「新性生活 -ネオ・ライフ-」 白泉社 1999年
 一番の目当てだったタイトル。
 おもしろい。何か読んでてドキドキした(笑)

 アルバイト先でゲイのオーナーとオーナーのかわいい娘の間に挟み込まれた青年の喜悲劇、芸人とストリップパフォーマーの二足のわらじをはく男の懊悩、縦比率に恵まれてない女性とビデオ編集を得意とする老人の邂逅、お互いをアートの対象として引かれあう写真家と彫刻家のレズ関係……という具合で、ちょっぴり倒錯気味の艶話を集めた短編集なんだけど、あつかう題材のわりに鬱屈したところが全然ない、さっぱり明るい読み味。

 出逢いの妙とか奇縁といったものが個々のエピソードだけではなくて全体をとりまとめるフレームにもなっており、バラバラだった登場人物たちが、劇中の思いもかけない要素が噛み合って一気に収束、一同に介する後半の展開は至極お見事。

 印象に残ったのは、「ゴースト・シャドウFUCK」というお話。売れないお笑い芸人の卵が、地下クラブではエアセックスを見せる売れっ子のパフォーマーをやっていて、500円玉一枚と札束ぎっしりの袋という2種類のギャラを見比べながら「どっちが本当の俺か」と考え込むシーンはとても趣深かった。ぜいたくな悩みだけどな!(笑)

 それにしても、このシャドウFUCKがあとであんな重要な意味をもってくるとは予想だにしなかったぜい(笑)


【関連商品】
 
ヤダモン DVD-BOX 1 ヤダモン DVD-BOX 2

 90年代にNHKの夕方10分枠で放映された異色の魔女っ子アニメシリーズ。SUEZEN先生がキャラデザを手がけてます。
 お気楽な日常ファンタジーからだんだんとスケールの大きな世界愛を描くドラマへ拡がるお話で多くのファンを生みました。天真爛漫な幼女ヤダモンがメチャかわいい。
 主題歌はリンドバーグの「マジカルドリーマー」。
 良い曲なんだこれがまた。(OP動画

Posted by みやも at 01:08 | コメント(2) | トラックバック (0)

2006年11月26日


最近目にとまったトピック

ボウリング専門用語:ピンの残り方
 性技48手みたい。

水とコーラに関するあれこれ
 コーラびっくり(古い)

凄い漢字
 これらを使う機会が一生のうちに何度あるやら。
 (ちょっとだけ関連:中国漢字トリビア

ドラえもんが初めて登場するシーンを実写にしてみる
 えー(笑)

Posted by みやも at 21:16 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年11月25日


「からくりの闘姫」(集英社SD文庫)

 SD文庫11月の新刊戦線から、この一冊を読む機会を得ました。

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『からくりの闘姫』
著:九品田直樹 画:睫攷孝
刊:集英社スーパーダッシュ文庫

【あらすじ】
 主人公・播磨神護(はりま しんご)は人形職人の家系に生まれ、いまは高校生ながらモデラーとして趣味と実益をかねて働く少年。神護はある夜、秋葉原の片隅で壊れかけた等身大の和人形らしきものを拾って修理するが、一夜明けると人形は生きた人間の娘「ひな」へと変化していた。やがて過去の因縁に導かれ、ひなと神護は怪異な事件に巡り会った末、元凶であるダキニ天をかたどった忌まわしきフィギュアとの対決へと赴くことに……というお話。

【感想】
 まず、舞台のあつかいかたに注目しておもしろく読みました。
 秋葉原というのは、いかにもなノリで戯画化されたオタクイメージを転がすロケーションとして利用されやすい場なわけですが、そこを現在の状況までをも包括した歴史ある「土地」として捉え、その古きと新しきをつなぐ一本の軸として人形−フィギュアというラインを通してあるというのは、とても腰のすわった視点で好ましいです。

 その視点は主人公の意識設定にも及んでいますね。
 彼は家業をつぐのを厭わず、むしろいずれ自分が人形職人という道に入ったときの応用を考えに入れてフィギュアのモデリングを探求しているという。
 この手の、職人の後継者というポジションの主人公だと反抗期→脱却して成長というスジがありふれてますが、神護くんの精神はもうその段階の先で落ち着いたものです。
 神護くんは年齢的にこそ少年ではありますが、よくよく読めばこのノベルは、(主人公が未熟さゆえ物事に翻弄されるジュブナイルではなくて)ある方面で完成されたプロフェッショナルが事件に出くわし、そこで自分の知恵や技能を活かしていくエンタメ様式にのっとっているといえます。

 そうして、主人公が自分の道をしっかりもっているぶん、ドラマとしての波をどこで作るかというのが問題になるのですが、それをヒロインのひなが内面で担うことになるわけですね。本作はあくまでも、"ひなが"自分の道をみつけるまでのドラマなのです。

【公式の紹介ページ】
集英社スーパーダッシュ文庫『からくりの闘姫』

Posted by みやも at 02:10 | コメント(0) | トラックバック (1)

2006年11月24日


ことばのスクラップ  ──『言語と哲学』から

 ミケル・デュフレンヌ 『言語と哲学』第三章より。


わたしがだれかに話しかけるとき、それはかれに情報を伝えてなにかを知らせるためか、それとも単に、かれをわたしが言いたいことの証人にするためかである。後の場合、かれに話すことによってわたしは自分の言葉の意味や意義の真偽を試験している。わたしは相手がこの真理を是認すること、あるいは多分、相手自身が自分でそれをつくりだすことを期待している。だからこそ詩は美的対象となるには読まれねばならず、絵がそうなるには観賞されねばならないということになる。


 とりあえず芸術論は置いといて。
 ごく日常的なレベルのことですが、「ヒトに話すことで自分の言ってることを確かめる」行為ってのも行き過ぎると身勝手に陥ってしまうもので、試し斬りに使われてるこちら側からは「ああ、こいつ俺と"会話"をしてないな」ってのが透けて見えちゃって時々むなしい気分になることがあります(^^;;
 逆に、ふと気づくと自分が相手をただのリトマス試験紙にして自分の話を吟味してるだけだと自覚する瞬間もあって、もうしわけなくなることもしばしば。
 そのへんを気にせずにつき合ってくれる身内や友人ってのが大事なものなんでしょうな。

 こういう問題をブロガーとサイト閲覧者の関係に敷延して考えてみてもおもしろそうですが、うかつなことを書くと自分の首をしめかねないのでやめときます(笑)

Posted by みやも at 23:39 | コメント(0) | トラックバック (0)


「レイ_ジ_34_フン」(2004年、英独合作)


 「地獄のサブウェイ」……ではなく「レイ_ジ_34_フン」をDVDにて観賞。
 深夜、地下鉄の駅で眠り込んで終電を乗りそこねた女性が構内に閉じこめられて(^^;;、殺人鬼に追っかけ回されるお話。
 下水道のワニみたいなノリで地下鉄の闇に棲む殺人鬼……って、いかにもな感じですけど、こういうのって向こうに都市伝説としてフォーマットがあるんですかね?

 「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテ演じる主人公が微妙なさじ加減でいけすかない性格に描かれてるなーと思ってたら、それなりのオチにつながったので良し。
 でもあの女、痛い目に遭ったというだけで別に性根が変わった訳じゃないよな、きっと(笑)

Posted by みやも at 11:27 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年11月23日


「小公子セディ」DVD6巻まで観賞。

 ぎゃああ、ジェーンさん(CV:山田栄子)のメイド成分と姉キャラ成分の配合がすごく良い。二人きりになった時だけ愛称で呼んでくれるシチュとか、たまらんです。
 小公女で意地悪お嬢さまを演じた山田女史のハスキーボイスが優しい言葉を吐くのを聞くたびに、なんかこう、胸の奥がキュンキュンしますよ。あああ、変な感情をもてあましてしまって困ります。

Posted by みやも at 14:16 | コメント(0) | トラックバック (0)


ワン・ポイント・オー


「1.0 ワン・ポイント・オー」(2004)

 老朽化いちじるしい古アパートに住むプログラマーのもとに、誰が送ったかも分からない空っぽの箱が届く。何度捨ててもしつこく同じような箱が部屋へ置かれる不気味な状況と時を同じくして、アパートでは住人が奇行にはしったあげく変死する事件が次々と発生。主人公は周囲に見え隠れする陰謀に脅かされ、精神的に追いつめられていく……という不条理スリラー。

 物理的にはドン詰まりの結末だけど、かろうじて抵抗への可能性は残して幕をおろすので後味が悪いわけでもなく。もし主人公がもっとアグレッシブな性格に設定されていたら、「ゼイリブ」みたいな方向へ展開してたかも……なんて益体もないことを考えた(笑) オベ〜イ

 予備知識なしで観たため、ウド・キアとランス・ヘンリクセンが出てきてちょっと得した気分だった。いやぁヘンリクセン様すっかり老けちゃったねぇ。ホロリ。

Posted by みやも at 02:14 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年11月21日


おとボクにみる、"無神経に忠実なアニメ化"の一例

 ちょうど漫画を読む方に注力しているかねあいで今期はアニメの視聴本数が激減してしまったんですが、『乙女はお姉さまに恋してる』アニメ版は初回から観ております。今までゲームのアニメ化作品はあんまり観てこなかったんで、どんなもんかと様子見しつつ。
 で、最新話(カナちゃんのリボンの話)まで観た印象は……うー。
 これ、どうなんかなあ。

 気になるのは、瑞穂くんとツンデレラ貴子が授業中に私語を繰り広げるシチュエーション。
 あれをそのまんまアニメにもってきてるのは、一回だけなら迂闊とみなすだけで済むけど、こう何度も繰り返されると無神経に感じられてきます。

 あれはゲームだと、(それでも不自然ではあるけど)まだいくらか免罪されるシーンなんですね。画面がひじょーに固定的な媒体だから、視点の主である主人公と目の前にいるキャラとの2者間でひとつの空間が出来上がっていて、その中のやりとりだけで空間が生きたものになる。そこでは瑞穂と貴子が会話しているという事と、会話の内容そのものがメインであって、背景(授業中の教室であること)はひとつの付随的な項目でしかないんですね。

 でもアニメにした場合は、カットは割るし教室の全景は見せるしで、どうしても「みんながいる」社会的な空間が展開されてしまうため、キャラが配置されている状況というものの比率が上がってきます。そこでゲームと同じように二人がえんえん長ったらしい会話を続けてると、「授業中なのに」という部分がきわだってしまって、ものすごい浮いてしまうんですね。あれだけ喋ってて何も気づかない教師は機械か何かかよ、という不気味さが滲んできたりして(^^;; みんながいるのに誰も生きたリアクションのない空間、死んだ空間になっているという不自然さが、アニメ版の私語シーンにはあります。

 まあ……たしかに、あの二人が会話する機会を授業中以外に設けるというのは面倒だとは思うものの、何とかアレンジしたほうがよかったんじゃないでしょうか。 あるいは、たとえば教師に気づかれそうになってヒヤヒヤするようなくだりを挟んで、ちょっと手先の工夫を入れるだけでもずいぶん違ったような。

 以上、えらそうなコロンブスの卵になっちゃうのは承知の上で、あえて書いてみました。
 これはあくまで分かりやすい一例であって、実際は劇中のそこかしこにゲーム→アニメの翻訳に関する"無神経な忠実さ"の芽がごろごろしてます。今後の展開でそれらを帳消しにしてくれると嬉しいのですが……

Posted by みやも at 04:21 | コメント(13) | トラックバック (0)

2006年11月20日


購入録

 最近買った漫画とビデオ。
 文章系の読み物は積みまくってるので自粛中。

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【漫画】
 ・「マリンカラー」(1) (2)(3)(4) SUEZEN
 ・「エイリアン9 コンプリート」 富沢ひとし
 ・「エイリアン9 エミュレイターズ」 富沢ひとし
 ・「成恵の世界」(9) 丸川トモヒロ
 ・「餓狼伝説 戦慄の魔王街」全2巻 石川賢
 ・「ミヨリの森」 小田ひで次

 ・「地球へ…」文庫全3巻 竹宮惠子
 ・「ブラボー!ラ・ネッシー」 竹宮惠子初期傑作集
 ・「告白」 竹宮惠子SF短編集(1)

 ・「半神」 萩尾望都 作品集9
 ・「11月のギムナジウム」 萩尾望都
 ・「11人いる!」 萩尾望都
 ・「続・11人いる !」 萩尾望都

 ・「童夢」 大友克大洋
 ・「ハイウェイスター」 大友克洋
 ・「気分はもう戦争」 大友克洋
 ・「ショート・ピース」 大友克洋

 ・「ロリコン戦士プロテクター」 まいなぁぼぉい
 ・「とらわれのお姫様」 内山亜紀
 ・「自慰道指南書 オナ人100の伝説」 山いもとろとろ
 ・「秘密の夏休み」 志崎月魚

【ビデオ】
 ・「ビデオゲームを探せ!」 1984
 ・「あさってDANCE」 1991


▼餓狼伝説 戦慄の魔王街
 先日亡くなられた石川先生が、かつてボンボンで連載したタイトル。くわしい内容はこちらのサイトでレビューされています。
 どうみても「石川賢が餓狼伝説の世界をコミカライズした」じゃなくて、「餓狼伝説が石川賢ワールドに取り込まれた」ようにしか見えないのが凄い。虚無戦記の一編として読むこともできてしまいます。悪霊武道って!!
 しかし"永遠に続く闘争を予感させる"作家であった石川先生に、おわりのない戦いでつむがれる格闘ゲーム世界を漫画化する作業は、あんがい相性がよかったかもしれないなんてことも思ったりした。

▼エイリアン9 コンプリート
▼エイリアン9 エミュレイターズ
 「エイリアン9」全話を一冊にまとめた本と、3人娘が中学生に上がった後日談を描いた続編「エミュレイターズ」を入手。 後者はまだ読んでませんでした。
 あー、やっぱ少女キャラのメンタルでの追いつめ方、フィジカルでの壊し方、どちらも高純度ないかがわしさに満ちあふれていますなー。こうやって、読み手の神経を逆撫でするリスクを背負ってでもなおもう一歩踏み込んでしまおうという表現度胸は大したもんだと思う。
 僕自身は、この漫画に描かれているものに対して、アタマのうわっつらでは「病的な香りが強くて肌に合わない」と言いたがってるんだけど、それでいて深いところでは強く強く惹きつけられているのも自覚させられてしまいます。不快なモノをあえて目におさめる楽しみというか、かさぶた剥がしたあとをつっつきたい気分というか。
 ようするに好きってことなんでしょうな(笑)

▼半身(萩尾望都作品集9)
 僕もそろそろ歴史というものを意識してものを楽しんでもいいかなと思い、まず萩尾漫画に入門してみることにしました。
 そっち方面で詳しいおともだちにおすすめされたのが「半身」。検索してみたら、舞台化もされた有名な短篇だとのこと。身体が腰のところで結合した双子姉妹のお話。美しいものとみにくいものの間に横たわる一方的な愛憎。すごいねー。身体がひとつでも心をつなげていなかった姉が、物理的な喪失を通して心をひとつに溶かしてしまう結末には鳥肌が立ちます。

▼「童夢」「気分はもう戦争」「ハイウェイスター」「ショート・ピース」
 ちうわけで、これも基礎知識のなさを泥縄的に(^^;;埋めるために入手。
 初期作品を読むと、大友作品の核のひとつが、ある種の軽薄でいい加減な人間像にあるのがよく分かりますね。その"人間の軽さ"が、だんだん意味を拡げて(人間の心の軽さから、外面の物理的な人間の軽さへの拡大。外から中まで空虚で乾いているので、人間はモノとして壊れやすくなっていく)描かれるようになって後期にいたると。

Posted by みやも at 22:39 | コメント(0) | トラックバック (0)

2006年11月19日


思い出そう、ネギまは魔法「先生」なのだと

 長かった文化祭編もそろそろ佳境をむかえつつある「魔法先生ネギま!」。
 魔法(+SF)バトルのつるべうちや、人類社会と魔法使い社会がどーのこーのという大仰な話に発展している昨今、じつはタイトルの「魔法先生」の「先生」のほうもちゃんと機能しているというのは案外失念されがちなようです。
 粉飾的なスケール操作を抜いて、超鈴音とのごたごたで骨格となる"実質的にやっていること"を抽出してみると、

・アタマの良い子が深刻な問題に答えを出しあぐねて過激な解決法に頼り、えらい事件を起こしてしまった。それが正しいかどうかは本人も分からない。
・教師が辞職覚悟で身を張って止めに行く。
・しかし教師もどう答えを出したものか悩んで躊躇してしまう。
・だが、クラスの教え子たちに励まされて「クラス一丸となって」問題にとりくむ *1
・問題児と教師の対決。

 超の物言いや、ネギを超のところへ後押しするムードがあくまで「説得できるか、できないか(是非を決めるだけの情理を示せるか否か)」という点に重心を置いたものであって、血生臭さを周到に回避してるのはじっさい読んでいれば分かるわけですが、そのへんはけっきょくのところネギまが「教師モノ(先生が主人公の学園モノ)」の性質を担保していることに由来するのであって、今の展開でさえもまだ、かならずしも狭義のバトル物としての刺激提供がメインになったわけではないと思うのです。

 たとえば156話目で超がもらした一言、

「この場面において計画の可否を決めるは どうやら私ではなく……彼ネ」

 言い方はかっこいいんだけど、「先生、どうすればいいと思いますか!? 私のやってることは間違ってますか!?」と尋ねたがっている子供のことばとして読むと、けっこう哀れをさそうセリフのようでもあります。
 したがって、じつのところ今のネギ先生の精神的なドラマ状況は、学校の非を暴くために放送室を占拠した生徒だとか、若くして妊娠した生徒だとかに金八先生がどう向き合うかというのがドラマであったとの同じ次元にあると思う次第(笑)

 で、ここで面白いのは、物理的にはネギが子供であるために、人生経験を根拠にした説得ができないというハンデがあること。そのハンデを超えてなおどういうふうに説得力(強引にでも納得させてしまえるエネルギー)を示すかが、見どころのひとつなんじゃないでしょうか。

 まあ、以上はあくまで個人的な見解であって、何を主として読むか副として読むかなんて読者それぞれの自由なんですけどね(^^;; そーゆーふうにも読めるよね、くらいで。


*1 : ただし生徒ごとに温度差や距離はある
Posted by みやも at 13:07 | コメント(2) | トラックバック (0)

2006年11月17日


ヤングジャンプ今週もおもろい

 いまハマってるのは、好きな順に「ハチワンダイバー」「キングダム」「ブラッドラインズ」。
 ハチワンは、最後のページの菅田くんにエアマスターの面影を見た。やはりヨクサル先生は"バケモノ"主人公を描くのだなあ。はたして本作は男性版エアマスという路線でいくのか、また別の軸を入れてくるのか。注目。

Posted by みやも at 22:34 | コメント(0) | トラックバック (0)


石川賢先生のご冥福を祈ります

 16日は朝の起き抜けに訃報を知って、一日からだの力が抜けてました。
 今年は声優さんや漫画家さんでショックなニュースが立て続けですね……ああもう

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2006年11月15日


購入録

 先日入手したタイトル。

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・「ヤクザ・ウォーズ」 石川賢(画) 高円寺博(作)
・「平成武装正義団」 山口貴由
・「ヤマトタケルの冒険」 ゆうきまさみ
・「あまえんぼーZ」(1)  戸橋ことみ(画) 木村貴宏(ビジュアル) 三条陸(作)
・「パーコレイション」 SUEZEN
・「sexual PACKAGE」 にわのまこと
・「ナイスバーディー」 蝦名いくお
・「ビタミンちゃん」(3)  山下裕(画) 本能寺ガルオ(作)
・「むっ尻娘」 さつき優
・「しずみ荘 UP UP」 みやもと留美


▼平成武装正義団
 堅固なプロテクターに身を包んだ謎のインテリ不良・零(ぜろ)が、極悪番長軍団に復讐を挑むお話。これは覚ススのプロトタイプ的なものでしょうか。
 とびちる血肉、バイオレンスとセックスの凄惨を突き抜けた先のコメディ性……山口マンガの原液をぶちまけたような勢いです。その中でちらほらと「子供同士のやってること」を示すふるまいを挟み込んでいて、ほほえましいギャップがあります。
 あとがきによると、最初はタイトル通り主人公が仲間を得て団結して悪党を倒していくお話にするつもりだったのが、けっきょく主人公一人で決着つけてしまったとのこと。
 「団結とか協調とかが、昔からどうしても苦手です」という一文に、いかにも山口先生のテイストが滲み出てます。
 あー、あとイジメ問題とか無防備平和主義とか、くしくもタイムリーなネタも織りまぜてあって変な現在感を味わいました(笑)

▼ヤマトタケルの冒険
 有名なヤマトタケル伝説を、ゆうき先生がポップかつドライに再解釈した伝記漫画もどき。
 肉親殺しや近親相姦を描いてここまでさらさら抵抗なく読み流させてしまう筆致はさすがというか(^^;; 最終的に近代的な倫理にチャンネルをもうけているのは良し悪しだけど、そのへん徹底してしまうと感情移入できなくなるから難しいよね。

 ……ああ、それにしても……
 キジメちゃんの濡れ場が見たかったー!!!(自分に正直な叫び)

▼ヤクザ・ウォーズ
 表紙は宇宙空間にヤクザの首が浮いているシュールな絵面で、内容のアクの強さを象徴しております。
 遠い未来、宇宙をまたにかける宇宙ヤクザ関東異次元一家の凄腕極道・源二の活躍を描いた異色過ぎるスペースオペラ。なんというか「5000年後にヤクザがそのまんま残ってたら面白いんじゃね?」みたいに軽い思いつきを超ド級のハイテンションでビジュアライズしております。サラシ巻いてドスもった極道者どもがスターウォーズもどきの宇宙船を操縦して隕石群につっこむ図だけでめまいクラクラ。翻案なんていう生温いレベルじゃなくて、強引きわまりないジャンルの接合をやらかしており、素晴らしいです。
 人に問う、果たして勢いだけで漫画の娯楽は成立するのか? 答え・石川賢を読め! 

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2006年11月14日


冒険少年


 あだち充「冒険少年」を読みました。
  ビッグコミックオリジナルにて年一回の不定期連載される短篇シリーズをまとめた一冊です。のっけから小学館フォローでドラえもんを持ち込んでたり、ちらほらとスコシ・フシギ系の志向がうかがえます。

 えーと、「オトナは少年の心を"思い出す"ことができる、ただし"取り戻す"ことはできない」というのが全編に通底するルールなのかな。
 自分の息子と取り引き先のお偉いさんの息子が野球で対戦してるのをハラハラしながら見守るサラリーマンの話「空色アーチ」なんかは特にそれが顕著。息子は少年漫画の原理 *1 みたいなものを体現している一方で、もはやその原理を客体として外側から撫で回すしかない主人公が対比されて、何ともいえないしょっぱさが浮き彫りになっております。最後のオチは、思い出した少年精神をちょっと試みたけどやっぱり実際性はなかったね、という引き戻しになっていて、表層の淡白なユーモアの皮下に極めてざらざらした裏地が貼り付いてるように感じました。


*1 : 本人の分には不相応に思われる目標設定と、それを目指すうえでの根拠のない自信に由来するエネルギー
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2006年11月13日


バビル2世を読んだ


 先日、ちょっとまとまった時間を出先でつぶす要が出たので、漫画喫茶に入って文庫で「バビル二世」「その名は101」を一通り読んでおりました。予備知識としては、バビルのアニメをつまみ食いした程度で、原作はまったく未読(^^;; おおまかな設定を知ってるくらいでした。

 いやー、破天荒でおもしろい。
 バビル二世とヨミ様の超能力が同じ由来をもつことが判明した際に、塔のコンピュータが

「ヨミがあの能力を悪魔の力として使うなら
 あなたは神の力として能力を使いなさい」

と促すわけですが、ちょっと考えるとこれすごい論理ですな(^^;;
 貴方は正義の味方だから悪いことをするやつをやっつけなさいというんじゃなくて、やっつけたいやつが(たまたま)悪だから正義サイドで戦えというのね。善悪がただの属性あつかいになってる。歴史物の傑作・秀作をたくさん描いた作家だけあって、そのへんの相対観は骨身に通っていますね。

 だいたい、バビルとヨミの出会いからして、「なんか強い力をもってるやつがいる、友になるか敵になるか」という選択をつきつけられた二人がほとんどノリと勢いでライバル認定しちゃって(バビルの目つきが挑戦的だった)、そこから長い長い泥仕合が幕開けるわけで。
 ヨミさまが世界征服をたくらんでる云々ってのはその後で分かることなので、戦いのきっかけ自体はほんまに「なんとなくあいつは敵っぽいから俺は戦うぜ」という、理知を超えた(笑)衝動から始まるという流れが、それこそ神話めいてるなーと思ったのでした。
 でも実際、卑俗なレベルでも、人と人が争うときに総合的な「なんとなく」が基盤にあるケースも結構あるよね、とも。

 某氏がデスノートをバビル二世に例えてる記事を書いていたのが、いまになってなるほどなあと実感を得たのでした。
 個人的には衝動面を重視して、トムとジェリーにもつなげてみたいな(笑)


 表現の次元でひとついうと、ヨミさまがヒゲをそったり老化して白髪になったり、やたら容貌に変動のはげしいキャラなのが面白いですね。その外観の可塑性ってのは感情表現のレベルにも及んでいて、バビル2世が淡々とした顔で苛烈な攻撃・反撃をおこなうのに対比して、ヨミさまの表情、ふるまい、言い回しはきわだって豊かで柔軟で人間的です。
 バビルの塔に侵入して自分の出自を知ったのに、脱出時にその記憶を奪われたヨミさまが砂漠をさまようときの、あのうつろな表情。とても印象に残るものですが、それが印象に残るということは、そこで人間としての内面的な根拠がごっそり奪われたという思いを読者に提供できているからということです。
 つまり、何かが奪われた、と感じさせるってことは、そこに奪われるだけのものが詰まっていた、と感じさせるということですね。読者がヨミを中がからっぽの適当なキャラだと感じていたら、ああも悲壮な(かわいそうな)絵ヅラにはならない(笑)

 感情表現豊かな悪役というのはマヌケというかコミカルな色に染まりやすいんですが、ヨミさまの場合はシリアス路線に乗ったままこころをあらわす悪役だったのが特徴だったと思います。


「その名は101」は……
 ヨミさまというタガが外れるとバビル2世のヒドさが露骨になるなあ、と(笑)

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2006年11月12日


解放の二義性についてのメモ

 『ドブロクをつくろう』を久々に読んだ。
 問題のおおい酒税法のもと、酒を自家製する人が犯罪者となってしまう日本のおかしな状況に一石を投じようとした本で、タイトルの温厚さとは裏腹に実用よりも思想に寄った内容になってます(続編『趣味の酒つくり』という本は実用寄り)。出版されたのは25年前だけど、いまだに一般市民のお酒作りをめぐる状況は改善されてないため、哀しいことにいまだ現役の内容なんですよねー。

 で、その前書きに「解放」とか「自由」ということについての記述があって、興味深く読みました。本文中では酒作りの自由にからめた話ですが、普遍的なテーマなので、以下、僕なりのことばで消化しつつ、思うところを記しておきます。


 あるものをとりまく呪縛的・抑圧的な状況について納得のいかん場合に、「〜を解放する(すべきだ、したい、させよう)」という意に達するのは人のつねですが、同じ「解放」にもベクトルってもんがありまして、

 ……からの解放
 ……への解放

 のどちらを自分が志向してるのか、これが自覚に乏しいために痛い目をみることがままあったりします。

 たぶん民族闘争やなんかの歴史をひもとけば実例がわんさか出てくると思いますが、「……からの解放」をテコにして状況を変革させるってのは、基本的に泥沼にハマリこむリスクが高いようです。あくまで目先の構図を打破するだけに留まっている──つまり思考がどこまでも"今、ここまで"の時点で止まってるんで、その解放がおこなわれた後にくる"これから"という状況についてはあしらいが無軌道だったり見通しが甘かったりして、結果ぐだぐだになりやすいんですね。それは前の状況からの逃亡や破壊をなしとげたことにはなっても、建設的に"変化"させたことにはなりません。

 対して、「……への解放」ってのはつまり前もって確かに選択された具体的なヴィジョンへかたちを移すことです。先の状況から次の状況への転変を望み、なしとげる。これは有為な変化と言っていいんじゃないでしょうか。解放という観念や、それとセットになる「自由」という観念は、単に既存の苦痛が消えるとか行動範囲が無制限になるということではなくて、自らがはっきりと選んだひとつのものが始まるということを意味しています。

 もちろん解放そのものは、既存の負荷や抑圧が不当なものであると確信されるのなら、なしとげられなければいけないでしょう、その点はどっちにしても同じです。
 ただ、けれども、「○○から解放された結果、かわりに××しなければいけなくなった」というのでは、選ぶことを奪われた境遇は続いたまんまになってしまいます。
 あくまでも「解放された結果、選択の余地が生じるようになった」これが何かを自由にするうえでの要であり、逆に言えば、その選択権さえ保証されているのなら、あえて先の状況と同じ事を再び選び直してしまってもべつにかまわないわけです。

 何らかの被抑圧物をめぐる議論において噛み合わない話がえんえんと繰り広げられる悪循環に陥るひとつの原因には、「……からの解放」を求める人と「……への解放」を求める人のギャップが横たわっているケースもあるような気がします。

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Amazon発注メモ

【書籍】
グラックの卵
 ユーモアSFアンソロジー。
 急にこの手の荒唐無稽なお話たちでアタマをかきまわしたくなったので購入を決める。

趣味の酒つくり―ドブロクをつくろう実際編
笹野 好太郎
 『ドブロクをつくろう』(自家製酒の自由を求めて酒税法の横暴に一石を投じる思想がかった本)の続きにあたる、実用編。どっちかというとこっちが欲しかったんだよな。
 刑務所モノの小説やなんかで、パンとジュースでお酒を造る囚人のエピソードを楽しむさいに、じっさいどういう原理なのか実感できる本。※注:現行法上、ドブロク作りは犯罪です

【DVD】
ドッグ・ソルジャー デラックス版
 人狼に襲われた兵士達の凄絶な戦いを描くアクションホラー映画。
 監督は最近『ディセント』で『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に匹敵するジャンル接合を臆面もなくやってのけたフランク・マーシャル。

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2006年11月11日


最近目に付いたニュース

ギターに続け、エアセックス妙技…世界選手権開催
 ぎゃー(^^;;  って、杉作J太郎氏が提唱してるやつですか。ああ。
 しかし実際、対象がどうとか愛がどうとかぐだぐだ言を連ねるよりは、こういうパフォーマンスに臨んでみたほうが訴えるものは強いかもしれませんな。

スペインで とある日本人の人気が凄い事になってる
 うわあ、ほんとに凄い人気(笑)

「ダンクーガ」のリメイクTVアニメ、やってやるぜ!!
>気になるのは「謎の男:矢尾一樹」なるキャスト表の一部
 まさか……ダ・サイダーか!? なんてポケは止めとこう。
 ダーク・シュナイダーですね。

ガリガリ君の赤城乳業から新たな「妹」系萌えキャラが登場したぞ!!
 うわー かわいー もえもえー(虚ろな目で棒読み)

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プロジェクトA子4 アンソロ

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「パロディコミック プロジェクトA子4 完結編!?」

出版:ラポートコミックス  刊行年:1990
執筆:矢野健太郎、Eichi、武林武士、にいなあきひこ、佐原一光、さだ☆こーじ、池田恵、影次ケイ、菅原あわじ、恋緒みなと、きむらひでふみ、猫島礼、すずや那智、みやさかたかし、赤石沢貴士(表紙・口絵)、もりやまゆうじ(絵コンテ、目次カット)

 前々から探していた「プロジェクトA子」のアンソロ本の第4弾を入手。1から3もそろえたいなー。
 内容は、短篇マンガ15本+おまけの絵コンテ1本。短篇でしまりがいいぶんグダグダの本編よりもお話的には楽しめるのが皮肉というか何というか。

 ちょうどトップねらえ!合体劇場版を観たばかりなので、80年代の垢を落として芯身を現在のお客に剥き出してみせられるトップ1と、それが不可能なA子シリーズについては(優劣抜きの比較論で)あらためて考えてみたいと思う。
 ……という言い方をするときは何も考えるつもりが無いときだよな、俺。

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2006年11月09日


なんとなく色気を感じるママさんキャラが出てくる漫画・アニメを挙げてみる(作成中)

 つまり中年オバサン系じゃなくておねーさん系の母親キャラがいて、個人的になんかエロスを感じるタイトルを主観的にリストアップしてみようかなと。(エロ漫画、エロゲ系はきりがないから一般にメディアミックスされてないかぎり除外)
 そんなリストが何の役に立つのかはあとで考えよう。

 未亡人とかダンナが旅に出てるパターンだと、若くてエロい場合が多いな(笑)
 あとキッズ系は年齢的に30代が集中するから、艶のある女性に設定されやすいですね。

[キッズ漫画・アニメ/男の子向け]
・B-伝説 バトルビーダマン
・怪奇警察サイポリス
・ギア戦士電童
・ケロロ軍曹
・甲虫王者ムシキング 森の民の伝説
・デジモンセイバーズ 
・ドッジ弾平
・ドラえもん  新ドラの玉子さんの声エロス
・のらくろクン
・ポケットモンスター  サトシ母が20代と知って愕然。素敵だ。
・ミスター味っ子
・六三四の剣
・メダロット
・流星のロックマン
 
[キッズ漫画・アニメ/女の子向け]
・おジャ魔女どれみ
・おねがいマイメロディ
・ふしぎ星の☆ふたご姫
・ふたりはプリキュア(無印およびMaxHeart)
・ふたりはプリキュアSplash☆Star
・ママは小学4年生  反則だけど、題名が何か背徳的でエロくね?(笑)
 
[少年漫画・アニメ]
・GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦
・GTO  村井のママ
・MAJOR(メジャー)
・うる星やつら
・エイケン
・おいら女蛮
・俺たちのフィールド  納豆巻き食いてぇ
・家庭教師ヒットマンREBORN !
・究極!!変態仮面
・グラップラー刃牙  異論はあるかもですが(^^;;
・コータローまかり通る
・史上最強の弟子ケンイチ  つうか、絵柄自体がエロいので若ママを描けば当然エロい
・ジョジョの奇妙な冒険(第2部) 煙草を逆にくわえるリサリサ先生テラナカス  
・天使な小生意気
・道士郎でござる
・ふたり鷹
・魔人探偵脳噛ネウロ
・武心
・名探偵コナン
・八神君の家庭の事情
・幽々白書
・烈火の炎
 
[少女漫画・アニメ]
・ANGELIC LAYER
・カードキャプターさくら
・彼氏彼女の事情
・今日からマ王!  ノベル原作
・しあわせ荘のオコジョさん  隣の奥さんが色気あり。番外編でブルマ姿に。
・セーラームーン  特殊ですが、うさぎ嬢は一応ママキャラですな
・っポイ!
・パタリロ

【その他;一般向け、マニア向け】
・ARIA  暁のママよかったねえ。「人造人間の母ですから」ハァハァ
・Five Star Stories(ファイブスター物語)
・Kanon  ゲーム原作。なんで秋子さんは攻略できないんですかー
・Piaキャロットへようこそ2 ゲーム原作
・Shuffle! ゲーム原作
・ToHeart2  ゲーム原作
・荒くれKNIGHT
・ウィッチブレイド
・エデンズボゥイ
・おおきく振りかぶって
・おねがいティーチャー
・陰からマモル  ノベル原作
・かみちゅ
・神様のつくりかた  小春ママと祖母
・キディグレイド
・グレアー
・くわがたツマミ
・ゲノム  エルエルの母は清楚だが無防備でエロい
・コヨーテラグタイムショー
・サクラ大戦  ゲーム原作
・灼眼のシャナ
・新世紀エヴァンゲリオン
・逮捕しちゃうぞ  瀬奈さん。中嶋の義母で、年下(笑)
・天上天下
・天地無用!!
・トップをねらえ!! ママになったキミコはすげぇ色っぽかった、うん。
・とらいあんぐるハート3  ゲーム原作、非18禁OVA版あり
・成恵の世界
・ニニンがシノブ伝
・万能文化猫娘(初期OVA・TV)
・ひぐらしの鳴く頃に
・舞乙-HiME
・魔法少女リリカルなのは
・桃色サバス  多磨恵・若返り版

【海外もの】
・Mr.インクレディブル
・アイアン・ジャイアント

【一般ゲーム】
・THEロボットつくろうぜっ!
・サモンナイト2

【特殊・血縁なし】
・AIR  ゲーム原作
・ARMS  保留 色気というか、おっとり&実はかっこいい系
・Happy Lesson
・かりん
・トラップ一家物語  マリア先生ーっ
・はぴねす!
・めーてるの気持ち
・勇者王ガオガイガー  マモル母、30歳
・ロボット刑事


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2006年11月08日


どうかと思うもの

 最近の映画の本編上映前。
 海賊版撲滅キャンペーンの萎え映像&ライフカードの啓発CM(川島@劇団ひとりがナポリと日暮里をかけたネタで一人電話コントをえんえん10分近く繰り広げる)のダブルパンチで観賞テンションの初期値が大幅DOWN。
 ああいうのはどうかと思うね、そろそろ。

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2006年11月07日


テーマアレルギーから抜け出す

 マンガでもアニメでもノベルでもゲームでも映画でもなんでもいいですが、

 ・テーマ=作者が訴えるお題目(主義主張、思想信条)

 という具合に、何か作品のうちに厳然たる御神体が実質的内在として掲げられていると思っていると、どうしても「そんなもん押しつけられたくないわい」と反発する向きもあるように思います。というか僕自身ずいぶん長いことそうだったんですが、思い直してみるに、それって作品体験(作品の意味や価値を味わう、感じる、考える、学ぶ、想像する)の主導権を作り手側に任せっきりにしてしまう怠慢な考え方でしかないんですな。

 最近はようやくこれを改められるようになってまいりました。
 けっきょく、作者が作品を建造する過程で設計思想というものはたしかに介在しているけれど、しかし作品が我々の目の前に出されてからは、すべて我々自身の心臓と脳みその問題なんですな。つまり僕らが自らの内にある感情と思考を総動員させて作品を積極的に解釈してテーマを──作者がそんなことを考えているかどうかとはまったく無関係なレベルまで──創造するのが「この作品のテーマは○○ということである」というまとめのキモなのだろうと。深読みしてなんぼ、ということですね(笑)

 だから「作者が何を言いたいのか」という設問よりも「作品が何を語っているか、を自分ならどう読み出すことができるか」というアピールが"テーマ"をあつかうときの基本姿勢としては幅が広がるのでええんじゃないかと思うことにしました。おかげで昔に比べればいくぶん、押しつけられ感に反発する必要がなくなって、変にこだわらず作品そのものを楽しめるようになった……ような気がします。

 当たり前といえば当たり前のことなんですけどね。作品はお客さんのものである、というシンプルな事実があるだけのこと。
 なのに、いつも当たり前のことにたどりつくのに長い年月を費やして、トホホな気分のわたくしです。

[追記]
 まあもちろん、作者のキャラがあまりにユニークな場合は、作者の意図を抜き出してみせたほうが面白いということもあるのでケースバイケースではある。

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マンガ購入録

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・「メイミー・エンジェル」全巻 いがらしゆみこ
・「ジョージィ!」全巻 いがらしゆみこ(画) 井沢満(作)
・「ミュウの伝説」全巻 野部利雄
・「ご存知! オタクの用心棒」 山浦章
・「魔法の少尉ブラスターマリ」 池田恵
・「ライバルはキュートBoy」(1)〜(4) 富所和子
・「ライオンハート」全5巻 ゆでたまご
・「SCENE(シーン)」 大野安之
・「セーラー服反逆同盟」 水縞とおる(画) 二色ひとし(作)
・「Kagekiな放課後勉強会」 R・古賀勲(現在は「あーる・こが」)
・「コスプレフィーバー」 佐藤かおる
・「YUISHOP 黒」 唯登詩樹
・「いけない看護婦さん」 山田こーすけ
・「もぎたて美少女」 真空間

 ほとんどは初読。
 いがらし作品は両方ともコンビニ落ちのペーパーバック。
 野部先生の漫画は、まともに読むのは実はこれが初めて。ふつうに「のぞみウィッチーズ」から入れよ、と自分にツッコんでみる。
 オタクの用心棒……うかつにも読みそびれていた!
 ブラスターマリだけは既読。買ったり手放したりで結局3回目の入手。なんとなく手につかない本ってあるよね……


▼「ご存知! オタクの用心棒」 山浦章
 1992年に少年キャプテンで連載、先に単行本も出た「オタクの用心棒」の2001年度版再刊行。ほとばしる日高ノリ子ネタに愛を感じる一冊。
 あつかってるネタがどれも時代がかっててノスタルジーに浸っちゃうけど、よく見れば現在でも通じる問題意識はたくさん詰まってると思う。

▼「ライバルはキュートBoy」富所和子
 ちゃお連載の少女マンガ。最新の第4巻まで読了。おもしろかった。
 女装好きで人気者の弟が悩みの種になってる女の子のお話です。くわしいあらすじはこちらを参照
 話が進んでエピソードの主体となるお当番キャラが換わっても、"信頼が劣等感と疑念を打破する"という構図がリフレインしていて筋が通った感触が好ましいです。
 コメントを読むに作者さんがかなりキャラに入り込むタイプらしくて、たしかに主要人物を設定上生じる機能だけで片づけず丁寧に内面を埋めていて趣がありました。同時に、それによってウェットに傾き過ぎないようにバランスを取ってくれる鷹斗さんという暴走兄貴キャラを配置してるのが重要なポイントだなあとも。
 けっきょく劇中で一番かわいい女装弟がいちばん気骨のある男前だというところも楽しいですね。

▼「SCENE(シーン)」 大野安之
 「That'sイズミコ」「ゆめのかよいじ」の大野先生の単行本。
 お話らしきお話はなく、詩感に満ちたエロい情景を詰め合わせた短編集です。何が難しいって、内容をテキストで書き出すと生臭くなりそうで語りづらいんだよね。文章だけでマンガの紹介をする限界を感じさせる作家さんです。
 あと、妙にクロッキーをしたい欲求が高ぶって困る(笑)

▼「セーラー服反逆同盟」 水縞とおる(画) 二色ひとし(作)
 1986年に中山美穂主演で放映された同名ドラマのコミカライズ。いまさらスケバン刑事を持ち出してうんぬん言っても野暮だわな。歳月は亜流を赦免するのだ。
 原典ドラマのほうでは主人公たちは変身(?)時にはドぎついメイクをしてるんですが、マンガの方はコスチュームを白セーラー服に換えるだけになってます。

 にしても、体制とのシステマティックな緊張感を軸に通すことができた80年代までの学園物って読みやすくていいなあ(笑) 今じゃすっかりアナクロあつかいされちゃうけどねー。サンデーの「ハルノクニ」がああいう設定に頼らないといけないってのはいろいろ考えさせられるところがあります。

▼「ライオンハート」全5巻 ゆでたまご
 ライオンに育てられた粗野な男の子が、250年を生きる拳法の達人に資質を見出されて後継者となるべく修行&バトルを重ねていくお話。最後はお約束どおり成長した主人公が次を担う子供を見つけて幕を下ろす。

 往年の少年ガンガンで面食らったマンガの双璧といえばジョージ秋山の「ドブゲロさま」と本作ですな。どちらも作家そのものの存在感がありすぎて、微妙に浮いたムードが最後までぬぐえなかったです。いや、好きなんだけどね!(笑)  
 後半、仲間がそろってようやく本題か……というあたりから展開がどんどん適当というかゆるゆるになってしまうんだけど(打ち切りが決まった時期?)、ゆでコメディの本領が逆にそのゆるさの中で顔を出してきて、物語自体の失速とは反比例して小ネタの数々が輝いております。ゆでは細部に宿る。

▼「Kagekiな放課後勉強会」「コスプレフィーバー」「いけない看護婦さん」「もぎたて美少女」「YUISHOP 黒」読了。

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2006年11月06日


デスノート後編を観てきた

デスノート(後編) the Last Name
 今年6月に公開された前編に続く完結編。
 第二のキラ発生から最終決着まで。

 長いよ!タルいよ! というどうしようもない点はおいといて。
 第2部を経由せずL対月だけで物語をしめくくるとしたら……と考えたときに最も妥当な落とし所のひとつになっとりました(そんな妥当さを求めてたかといわれると微妙だけど)
 ただ、最終的に「少年漫画デスノートの映画化」じゃなくて「映画デスノート」と割り切らないといけないところがあって、原作と近似値なのにひどく隔たった後味が残ります。ようするに"ヒーローとしての夜神月"の可能性を残すか否かの判断についてなんだけど……うーん。

 なお、実写化で最大にハードルが高いのはLでも死神でもなくミサミサだったと確認。イタ可愛いキャラが真性のイタ子ちゃんになっとるわい。これが……三次元の壁か……

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2006年11月04日


ムーンウォーカー


 先月買ったまんま積んでた「ムーンウォーカー」(1988)のDVDを視聴。
 子供のころ初見した時は前半のPV連発に辟易したのだけれど、いま観てみるとマイケルの「オレ凄い、オレ素敵」マインドで埋め尽された映像に悪酔いしてしまって妙に楽しかったりする。ほんとに自分が好きなのね、この人。
 いや、もちろん映画に個人単位の精神分析をはめこむのは無意味とは分かっていつつも、本作に関してはマイケルの頭の中をのぞきみるというスタンスで臨んだほうが笑えるので。

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 後半のミュージカルパートもたいがい煮えたぎってますな。
 子供に麻薬を広めようとする悪の組織に狙われるマイケルが、親しい幼女を誘拐されたので助けにむかうお話。正味50分のドラマの中でマイケルさんが「大丈夫、大丈夫」と言いながら 子供を暗がりへ連れ込む場面が2回あって、悪党の陰謀よりそっちのほうがスリル満点だった。ひいい

 ずいぶん久しぶりの視聴だったので細部はいろいろ失念してたけど、驚異のロボマイケル大暴れシークエンスだけは記憶と寸分たがわなかったよ! よっぽど印象強かったんだな。

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きょうの迷惑メール

【件名】
目隠ししたままボンジュール
【本文】
先日男の鳥だった私は、赤い箸を髪に刺し、船に乗せられてまわされました。


【件名】
パイパニック!
【本文】
映画でもなければAVでもないですよっ!
海に沈んで悲しむんじゃなくて、パイに挟まれて窒息死の天国の方がよくない♪
船でパニックになるんじゃなく、パイでパニックになった方が楽しいでしょ♪

そんなパイ好きにたまらない集いの場所がこちら♪

http://****.com/?***

色んなパイでパニックになりまくっちゃお♪


【件名】
あしたのニョー
【本文】
放尿ファンに贈る堪らないサイトがこちら!
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ニョー!ニョー!!出すんだ!ニョー!!!
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【件名】
もう随分会ってないね。
【本文】
元気にしてる?今はなにしてるの?
あの頃の二人は若くてばかっばっかりしてたよね、覚えてる?
修学旅行で就寝時間のちょっと前、夜の海辺まで自転車二人乗りで坂を下ってった。
大きな背中にずっと捕まってた。私にとって大切な思い出。ずっと忘れないから。
だけど二人とも大人になって、仕事が大変だけど毎日一生懸命頑張ってる。
そんな毎日の間にいつも思い出してしまうのは君のことだよ。
彼女もいる、それなりに楽しいよ。だけどいつもなにか探してる。
ここにいる人の中に君はいるかも知れない。
だから私は探すんだ。いつも探してる。
http//www.******.net/****/^**


 

 最初のはけっこう有名なやつですね。繰り返し読むとだんだん不安になってくる不条理文学の香りが……。
 パイパニックはセンスの良い頭の悪さがお気に入り。
 あしたのニョーは勢いが狙いすぎでアウト。
 最後のやつは、不覚にも本気でしんみりしてしまった。

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2006年11月02日


出ない毛の葛藤

 腕に一本、異端の毛が生えている。
 毛穴がふさがっていたらしく、表にアタマが出ないまま皮膚のすぐ下でにょろにょろ伸びているのが皮一枚透かして見えている。ひじょーにきもちわるい。
 さて、どうするか……。放っておいても害はなかろうが、精神衛生上うっとうしいので処置したほうがいいかな。針でつっついて皮膚を破って引っ張り出して……うーん。それもなんかやだなあ。

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2006年11月01日


生活者の生の投機性についてのメモ

 実際問題として、老若男女のいずれであれど、日々に暮らしている人間だれしも──病なり事故なり事件なり天災なりで──次の瞬間にすぐさま死んでしまうということが現実にありうるのだけれど、そういう虚無的判断を一日24時間1440分86400秒えんえんと意識の上に維持し続けて、かつその負荷に堪えて何十年と正常に暮らし続けていける者はまずいない。いたとしてもその者はやがて外的な抑制の対象となるか、いっそ自殺の道を選ぶことになるため、けっきょくいまこの瞬間に生活している人間は、どこかの時点で"自分は、少なくとも次の瞬間はまだ生きているだろう"ということに絶えず賭け続けていることになる。本当はそんな保証も根拠もなくて、ただ大雑把な確率のうえに乗っかっているだけなので、ひじょうに投機的なのだけれど、その投機性こそが人間の精神生命の要なのだろうと思われる。人類が地球上のどの生物種よりも長じていると考えられる能力、つまり、きわめてスパンの長い「約束」とか「計画」などといった想定行動の調整も、つきつめればこの生への投機にもとづいている。ことは個人レベルだけではなく、世代単位、集団単位といった社会レベルでも同様で、まだ先があるだろうという賭けを前提にして行われる諸々の活動のなかで我々は生きているし、これまでも生かされてきた。
 だというのに、そういう、「つねに次の瞬間に賭け続ける」生にもとづく己の根本的なありように思いきれぬまま、ただ斜めに構えて人の世の虚しさを鼻で笑ってみせても、それは今その時にまだ自殺もせずに生きている(=生を貶めながらも死に賭けることはできず、生に賭けている)当人の滑稽さをさらすだけの話になりはすまいか。あるものの虚しさを訳知り顔で語る者が、じつはたんに自分個人の、生にも死にも煮えきらない半端な繊細さにはけ口を求めているだけということもままあるような気がする。

【まとめ】
 考えてもしょーがないことはしょーがないので、ぐちぐち言うとらんとスッパリ割り切ってやることやろう

 
 
 
 俺っすか?
 いや、こんなん書いといてなんですけど、いつもぐちぐち言うてますわ(ひどいオチ)
 あびゅうきょ先生の漫画とか大好きだしねー。

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ルーンファクトリー、バグりまくり

 ことあるごとにフリーズしまくりんぐ。
 初回プレイでまだ半分ほどしか進めてないのにもう10回は固まった。
 ここまで酷いとは思わなんだ。

 とりあえず対処としてはこまめにセーブするしかないんですが、そのセーブの仕方によってもフリーズ地雷が炸裂することがあるみたいで、どないせーっちゅーんじゃ(笑)

[参考]
 ルーンファクトリーWki フリーズ・不具合

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