みやもの作品
修正報告 銀河ツンデレ伝説 (二見ブルーベリー)
修正報告
銀河ツンデレ伝説
初の長編小説。イラストは上連雀三平先生!
二見書房 630円
プロフィール
名前:みやも
ライターです。小説も書きます。

これまでのお仕事一覧など詳しくはこちら

メールはこちらmiyamo_7@ares.eonet.ne.jp
Web拍手
サイト内検索


Amazon検索
最近の入力
これが今年最後のエントリー
米国における日本産アニメ史の概観
紅ショウガ道
ビデオ届きました。
中掃除
私用メモ
アニメ版「To Heart」
あれこれ
NHKの名探偵たち
風邪ひーたー
カテゴリー
アニメ [622 items]
本・マンガ [559 items]
チャンピオン感想 [54 items]
blogメンテ [28 items]
ゲーム [133 items]
[22 items]
ジャンプ感想 [82 items]
映画 [435 items]
音楽 [59 items]
ニュース [95 items]
雑記 [1145 items]
写真・映像 [6 items]
WEBラジオ等 [2 items]
読みもの [5 items]
お仕事 [95 items]
過去ログ

2017 04
2016 08 03 01
2015 12 11 10 09 08 07 06 05 03 02
2014 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2013 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2012 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2011 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2010 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2009 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2008 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2007 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2006 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2005 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2004 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2003 12
全エントリ一覧

出入り口


2003年12月31日


これが今年最後のエントリー

 最近おもしろかったAA。


    ┌─────┐
     |⊂⊃ ⊂⊃ :|     ┌──────────────
     |______|    < 結婚してくれるって言ったじゃない!
   ┏| ||    ||  .┿┓   \_____________
   ┃| ||    ||  .| ┃
   ((゚))| ゚̄. ̄ ̄ ゚̄ ̄.|((゚))
.     |__/\___|
      ||     ||
      ̄      ̄


Posted by みやも at 16:47 | コメント(0)


米国における日本産アニメ史の概観

これまでにアメリカでリリースされたうち、もっとも影響のあったアニメは何ですか?

 リンク先はAnimanationで同サイトのご意見番ジョン氏が担当している米国アニメファン向けの一問一答コーナー「Ask John」(12/30付)。

 今回、上の質問に対してジョン氏は特定を避け、時代ごとの社会的・商業的インパクトを基準に、米国で名を知られたタイトルを列挙してます。それが結果的に基礎知識的なANIME概史にもなってますので、私用のメモも兼ねて大ざっぱな要約をここに記しておきます。

60年代−鉄腕アトム(Astoro Boy)、マッハGoGoGo(Speed Racer)
70年代−宇宙戦艦ヤマト(Starblazers)、科学忍者隊ガッチャマン(Battle of the Planets)
80年代−Robotech百獣王ゴライオン(Voltron)、アキラ(AKIRA)
90年代−ドラゴンボールZ(Dragonball Z)、ポケモン(Pokemon)
 現在−メインストリーム欠如の時代

 もちろん、必ずしも作品の「影響」が世間一般の中での知名度や商業的成績を意味するわけではありません。基準を変えれば、例えば「獣兵衛忍風帖」「新世紀エヴァンゲリオン」「あずまんが大王」などなど、鑑賞者の絶対数が「ポケモン」より少なかろうが確実に各年代の米国においてある種の大きなインスパイア源となったタイトルは存在しますので、このジョン氏の回答はあくまでひとつの切り口である事に留意しなければならないでしょう。

 とはいえ、2000年代も4年目に入ろうかという現在、まだ90年代中半の様相を引きずったままこれといった一本柱も出てこない状況については……やっぱりおおもとの日本の事情が原因なんだろうと思います。アニメの(数的な)供給過剰のために、いまや「どのアニメを観るか」だけじゃなく「どのアニメを回避するか」という消去法まで無意識に併用している我々のありさまはやっぱ異常じゃないかと。
 いまさら立ち止まりも引き戻しも出来ないのは分かってますけど、ねぇ。

補足:
ロボテック(Robotech)……
「超時空要塞マクロス」「超時空兵団サザンクロス」「機甲創世記モスピーダ」を米国で独自に編集してひとつの世界観にまとめ上げたシリーズを指す。

Posted by みやも at 04:48 | コメント(0)

2003年12月30日


紅ショウガ道

 先日、ウチの母が近所の業務用スーパーでkg単位の紅ショウガを買い込んできやがりまして、さてコイツをどう切り崩していこうかと日々思案に暮れているところです。
 とりあえずラーメン、牛丼、カレーに山盛りぶち込むのは基本として、天ぷらにしたり炒め物にしたり手近な食品に和えてみたり等、あれこれ試行錯誤しております。

 いまのところ一番の成功は、紅ショウガ納豆。
 納豆に定石通りタレとネギとからしを入れた上で適量の紅ショウガを刻んでよく混ぜ込むだけのごく単純なメニューです。納豆の粘感を紅ショウガのさっぱりした酸味が引き絞ってなかなかタイトな舌触りが楽しめます。
 僕は御飯に載せて食べましたが、単体で酒の肴にもいいかもしれません。
 お気が向けばどうぞお試しあれ。

Posted by みやも at 03:52 | コメント(0)

2003年12月28日


ビデオ届きました。

 頂き物のビデオにてあれこれ観賞。

『ガラクタ通りのステイン』
『デクスターズ・ラボ』
『スターウォーズ クローン大戦』
『ジャスティス・リーグ』

 以下、簡単な感想など。


ガラクタ通りのステイン』 Vol.14 「ハーモニカ」

 肖像画、鉢植えの花ときて、とうとう恋多きステインにホンモノの人間相手の春来たる。
 監督の前作『ポピーザぱフォーマー』は殆どありとあらゆるコメディの型を網羅していたものの、キャラの構成上どうしてもこういう艶笑的なドラマだけは描けなかったんですよね。その意味で、ステインのロマコメな色恋沙汰は「芸が変わった」という事ではなく「おお、この方向にも手を伸ばしてくれたか」という印象です。
 ただ、この第14話に関しては、随所に散りばめられているハリウッドライクなアクションの方にむしろ目を引かれたんですけど(笑) スマイリーバード最高。

デクスターズ・ラボ

 「成長期」というエピソードが興味深かったです。俯瞰(ハイ)と仰瞰(ロー)のアングルを積極的に使用する画面は米国のファミリー系アニメでは割と珍しいような気がします。(ただ、この場合はあくまでこのエピソードのための単発的な演出であって、普遍的手法としてそこにあるわけでもないようですが……)

スターウォーズ クローン大戦』 CHAPTER.3

 映画のエピソード2からエピソード3の行間を埋めることになるミニシリーズです。
 今回観賞したのは市街地での銃撃戦を延々続けるだけのお話でしたが、映像のルールがちゃんと"映画的"なものにのっとって展開されていたので見応え充分でした。
 それにしても、外伝をアニメで……ってメディア戦略はやはり『アニマトリックス』先にありきなのかなぁ?? もっと古い前例があったような気もするけど思い出せないや。

ジャスティス・リーグ

 アメコミヒーローは、単体だけでなく複数人数でも物語の定石が歴史的に完成されているのだなぁ、と改めて認識。また、会社でひとつの世界観とキャラクター群を管理するアメコミ体制そのものについてもあれこれ考えてしまいました。たしかに色々問題も多いやり方ですが、タイトル間交流やスピンオフの生産などには非常な強みがあって、とてもうらやましいと思うのです。
 我が国で「夢の共演」レベルの作品っつうと、ハットリくんとパ−マンが共演するとか水島歴代キャラ出場の大甲子園とか横山光輝スターシステムなGロボOVAとか、どんなにクロスしても作家個人の直線的くくりから逃れられないんですよねぇ。

Posted by みやも at 20:54 | コメント(0)


中掃除

 色々と波乱含みだった2003年最後の日曜です。
 我が家では大掃除と言うほどでもないけれどちょろっと気合いの入った規模の掃除を執行。日々扱う書籍や資料類は割合まとまっていたので整理も楽だったのですが、基本的な無精がたたって部屋の隅々端々に積もりまくったホコリがえらいことになっとりました。

 まず午前中いっぱい費やしてハウスダストに呪われた私室を浄化。ゲヘンゲヘンと絶え間なく出てくる咳はむしろ先ごろまでの風邪のせいだろう。正午ちょっと過ぎにぞうきんがけを済ませ、いったん食卓へ移ってクロワッサン/みそ汁/ビーフシチュー(昨夜の残り物)/大根の漬け物という和洋折衷な昼飯を食す。
 一息入れて、さぁ仕上げにかかろうか……というところでBGM代わりに点けていたTVに『難波金融伝 ミナミの帝王 非情のライセンス』のタイトルが流れたのであっさり尻を下ろして観賞モード。山本太郎の「取り立て祭りや!」という台詞に思いっきり吹いてしまった。というか、さすがにシリーズもこの辺りになると大分県出身の竹内力アニキでも関西弁がこなれてきてるよね。

 そんな具合で気が付けばズルズル最後まで付き合って3時半。ゼニの哲学を学ぶ代償に時間を失ったことに気づいてそそくさと掃除を再開する。そしてお約束な懐かしアイテム思い出トラップに引っかかってさらにタイムロスし、片づけ終わったのは日がとっぷり暮れた頃でしたとさ。

 それから夕食まではビデオ観賞。猛魂さんから郵送頂いた「ガラクタ通りのステイン」第14話の他、カートゥーン・ネットワークから数タイトルを視聴する。感想はこちら

 ビデオが終わる頃には良い具合に腹が空いてきたので、紅ショウガ山盛りの焼きそばともろきゅうを食べながら、ビール一杯でグデグデに酔っぱらってステキ気分。

 あー、今日は早めに寝よう。

Posted by みやも at 19:44 | コメント(0)


私用メモ

弟の発言:
「ご家庭で気軽に目潰しをお楽しみいただけます」

メル・ギブソン:
若い頃の顔は遠目に見るとヴァル・キルマーに似ている。

椎名高志のマンガ:
新刊。短編集。良。
短編で留めるがベストなのは明らかでありつつも長編にしなければ勿体ないという難儀な作品多し。

夢野久作:
狂人は笑う」読む。中学生以来。
"まるで天勝(てんかつ)みたいだ。"は松旭斎天勝を指す。
堂廻目眩−古典奇術(俗悪妖術趣味)的幻惑? c.f.ファンタスマゴリア

(90年代後半以降)エロゲー市場の変質点;
・同級生
・Leaf系
  key系
     age
 ニトロプラス/TYPE-MOON
・<シスプリ>の影響
・はじるす

・セックスと恋愛の配分
・能動ゲーム性の死&小説的進化
・属性類型の汎用受け皿=統合的な上位概念としての「妹」
・ブレイクスルータイトルでタガが外れ極端化が進行(某氏いわく、法の手が及ぶまで続く「チキンレース」の様相)

Posted by みやも at 01:28 | コメント(0)

2003年12月27日


アニメ版「To Heart」

全13話+6短編(DVD特典)
監督 高橋ナオヒト
シリーズ構成・シナリオ 山口宏
キャラデザイン・総作画監督 千羽由利子
美術監督 小林七郎
制作 オー・エル・エム
DVD等の関連情報
(C)1995 アクアプラス/ケイエスエス


 リアルタイムでは途中で何話か見逃してしまってそのままになっていたんですが、このたび機会を頂いてようやく全話通して観賞いたしました。

 考えてみれば、18禁PCゲームのベースからコンシューマゲーム、さらに地上波アニメへの進出という、今では珍しくないメディア展開に先鞭をつけたのも東鳩だったんですよねえ。いちおうそれ以前にも18禁〜R15のレイティング範囲で『同級生』や『ドラゴンナイト』シリーズ等がありましたが、さすがにTV放映シリーズにまでは至りませんでしたし。
 今更ながら、Leaf(アクアプラス)は本当に色々な意味でエポックメイカーだったのだなぁ、と。


 で、そんなアニメ版『To Heart』です。
 このシリーズの最たる特徴は、浩之ちゃんと他ヒロインのフラグ成立場面にあかり嬢を介入させ続ける事によって、つねに「彼と彼女」が深みにハマらないよう道を整えている点。エピソードを同じくしながらそれでいてゲーム版のどのルートとも(あかりルートとさえも)違う、淡白な微温状態の日常を構築していくのが当シリーズの基本軸になっています。

 恋愛ドラマとして沸点に達しないよう用心深く感情の振れを抑えるこのアプローチには功罪相半ばする面がありまして、『To Heart』が持つファンタジー的な「居心地の良い日常」体験をいっそう強調することに成功した反面、あかり−浩之の関係を中心に据えているのに、原典のキモだった「幼なじみからの脱却」というテーマが(少なくともこのシリーズが描く期間内では)ほとんど放棄されるという結果を招いてしまっています。
 1クール13話のなかで、あかりは何度も幼少期からのつながりを想っては「出来ればこのまままでずっと……」という現状維持を願うモノローグを刻んでいるのですが、当シリーズはこのモラトリアムを突き詰めては否定もせず超克もさせず、本当に終始一貫した微妙な距離感を保って幕を下ろしてしまうのです。

 この是非は観賞する我々の評価基準によっても分かれるところで、最低限度以上のストーリーテリングを要求する場合は「徹底的にストレスを避け結論を出さないご都合主義だ」と批判の矛を向ける人も当然多かろうと思います。
 僕個人としては、「そういう時期を切り取ったのがこのアニメ版シリーズである(後の進展は可能世界として想定されうる)」という気がしますので、この「ヌルさ」もこれはこれで面白いんじゃないかと受け取れました。

[追記]
 ……というかですね、すたひろ氏の「あかり姉さん」で完膚無きまでにイメージの破壊&再形成をもたらされたんで、もはや全てがネタとして楽しめてしまうんですが(^^;


 ちなみに発売中のDVD全7巻にはそれぞれ映像特典が収録されておりまして、本編既観賞者はこれ必見です。それぞれ一編5分程度のショートドラマなんですが、短いぶん内容が詰まってひじょーに楽しいモノになっております。
 白眉はDVD第4章の特典「時には一緒に。」というエピソード。セリオさんのファンにとっては『PIECE OF HEART』に比肩するアピール度ではないでしょうか。むしろコメディ好きのワタクシはこっちに軍配を上げたい!(笑)
 『雫』『痕』が成功した要因のおそらく1割2割は占めたであろうLaefの"おまけ精神"がこんなところで活きていたとは。


CAST
神岸あかり 川澄綾子
藤田浩之 一条和矢
長岡志保 樋口智恵子
佐藤雅史 保志総一朗
来栖川芹香 岩男潤子
保科智子 久川綾
松原葵 飯塚雅弓
マルチ 堀江由衣
姫川琴音 氷上恭子
宮内レミィ 笠原留美

Posted by みやも at 00:06 | コメント(3)

2003年12月26日


あれこれ

話題作続々で台風の目に…角川大映いよいよ始動 [gooニュース]
 社長は大いに気合い入っている反面、実際の目玉タイトルはリメイク頼り……これは強気なのか弱気なのか(^^;

タトゥーやけっぱち?大統領選ともに出馬へ [ZAKZAK]
 これで当選したらリアルで『蛮勇引力』のアイドル総理大臣みたいな存在に! 黒幕オヤジは石原都知事あたりでよろしく。

大阪の疑問 [おぶらいえんのFLASH置き場]
 うひゃー。

Posted by みやも at 02:08 | コメント(0)

2003年12月24日


NHKの名探偵たち

 昨夜から急に吹き出してきた発熱を睡眠とビタミン摂取でなんとかやりすごし、フラフラしつつも空きっ腹をなんとかしようと食卓へ。フレンチトーストをかりん果汁入りのハニードリンクで流し込みながら、ぼけーっとテレチンになった頭のまま新聞を読んでおりました。
 その際、かのTVシリーズ『シャーロック・ホームズの冒険』のDVD-BOXの広告が目に入ってきまして、病み上がりで感情の栓がゆるくなっているワタクシのこころに思い出ぽろぽろノスタルジー。

 『シャーロック・ホームズの冒険』
 『名探偵ポワロ』
 『ジェシカおばさんの事件簿』

 小・中・高校時代、つまり1980年代から90年代前半にかけて、NHKで放映・再放映されていたこの3つのタイトルには随分ハマったものだなぁ、と回想に耽ってしまったのでした。

 以下はメモがてら、各作品の参照情報など。



シャーロック・ホームズの冒険
 制作 イギリス、グラナダ・メディア
 VHSおよびDVD発売中(各、全23巻)
 詳細な放映リストはこちら

 ホームズのビジュアルイメージを世界的に確定した傑作シリーズ。
 主演俳優ジェレミー・ブレットの演技は、厳しい目を持つシャーロキアンたちをして「史上最高」といわしめた。
 とにかく世界観を支えるディテールの水準が凄まじく、衣装やセットはもちろん道路の舗装方式までこだわる(従来の石敷きではなく、劇中当時のタールマカダム舗装を再現した)という徹底ぶり。

 吹き替えでホームズを担当した露口茂氏(『太陽にほえろ』のヤマさん)もまたこれ以上なくハマっており、氏の声で印象が固まっているファンも多いはず。嬉しいことに現在発売中のDVD版シリーズにはこのNHK放映バージョンの吹き替えも収録されている。素晴らしい。

 なお、10年の長きに渡ってホームズ俳優を続けていたブレット氏は1995年9月12日、かねてよりの持病のため61歳で逝去している。こちらがそれを報じる新聞記事。
 ご本人は役柄とは対照的に社交的な性格で友人も多く、そのためかえってホームズの役作りに苦心する事もあったそうな。


名探偵ポワロ
 制作 イギリス、グラナダ・メディア
 VHS(全47巻)およびDVD(全29巻)発売中

 上記のホームズと同じくイギリスのグラナダTV製作による。
 やはりこちらも「ポワロといえば」の具体的な像を思うときに主演のデビッド・スーシェの姿が浮かんでくる人が多いのではないだろうか。
 原作の印象通りに恰幅のいいポワロではあるが、同シリーズの解説本によれば、実際のスーシェはもう少しスマートで、腹や肩に詰め物をして太く見せていたらしい。


ジェシカおばさんの事件簿
 原題 『Murder, She Wrote』
 制作 アメリカ、CBS
 1984 - 1996

 「世界でもっとも良識のある探偵は?」と問われた際に僕が答えに挙げるであろう名前のひとつが、このシリーズの主人公ジェシカ・フレッチャー。お節介焼きで気の良いミステリ小説家、そして行く先々で事件と関わってしまう難儀で因果なおばさんである。
  
 アメリカでは12年にも及ぶ長大な人気シリーズで、本編終了後も長編TVムービーが3本作られている。
 NHKで放映されたのは第3シリーズの途中までで、しかもエピソードの順はグチャグチャに変更されていたが、基本的に一話完結なのが幸いして、いつからどこから観てもとっつきやすく、日本でも多くのファンを生むに至った。
 事件のスケールや行動範囲を考えれば、厳密には名探偵というより日本でもお馴染みの「お茶の間サスペンスドラマ」の文法でとらえるべきシリーズかもしれない。

 この番組について色々チェックしていたら、主演のアンジェラ・B・M・ランズベリーが画面上の明るさからは思いもつかないほどの苦労人であることを知って驚きました。

 ちなみにジェシカおばさんの吹き替え担当は森光子さま。
 非常にいい声の仕事をしておられます。

Posted by みやも at 16:24 | コメント(2)

2003年12月23日


風邪ひーたー

 鼻水ズルズル、喉イガイガ。劇場版『犬夜叉』を観て風邪を引き込むというのは割に合っているのか合っていないのか……。
 映画自体は語り口のかすかな東映アニメ臭さえ看過できれば過去2作よりはるかにマシな内容でした。「犬夜叉−かごめ」に対応させて「殺生丸−りん」をクローズアップする基本軸は非常に正しいと思うし個人的にも大歓迎だYO!(笑)
 ひとつだけ難を挙げるなら、原作もしくはTVシリーズで殺生丸がりん嬢と出会った時のエピソードにいっさい触れずに進行した点くらいか。シリーズ前提で省けるところを省いているということなのかもしれないが、単体劇での収まりがちょっと寸足らずになってる観がある。あんなに長々しい殺陣に時間と枚数を費やすならもっと話を転がしてくれ、話を。

 帰宅して夕食後、ガタピシ悲鳴を上げる身体を騙し騙し、漫画『ALIVE』(by高橋ツトム)を読む。実写化にさいしての北村監督のアプローチの勘違いっぷりを再確認する結果に終わり、凹みながら就寝。それから午前一時にふと目が覚めてしまったのでこうして日記を書いてます。
 ほんとは今朝がたにDVDで観た『何がジェ−ンに起こったか?』('62)の感想文でもこしらえようかと思ったんだが……うがー、だめだアタマが回らない。とっとと寝直そ。
 神様、どうかベティ・デイビスの形相が夢に出てきませんように。

Posted by みやも at 01:29 | コメント(0)

2003年12月22日


ビデオ観賞

 DVDにて『ALIVE』『the EYE』視聴。ふと気が付けば久々のレンタルものである。
 行きつけのビデオ屋はちょうど最寄りの劇場と同じショッピングモール内にあるため、だいたいが「映画の当日券を買う→待ち時間を使ってビデオ屋でレンタル→映画観る→帰宅してビデオ視聴」というパターンで週末を固定していたのだが、先の『ラスト・サムライ』以降積極的に劇場へ向かいたくなるほどのタイトルがない空白期間が続いたため、同時にビデオの方もご無沙汰になっていたのだ。

 『ALIVE』は高橋ツトムによる同名漫画の映画化作品。
 強い殺意を抱える人間に取り憑き超常的な力を与える謎のエネルギー体「異次物」の宿主として選ばれた死刑囚が、政府による非人道的な研究実験のなかで戦い抜く姿を描いた密室劇形式のSFアクションで、監督は『VERSUS』『あずみ』の北村龍平だ。
 しょうこりもなく「俺的カッコよさ」で埋め尽くす北村スタイルが早くも限界を示している観が強く、『あずみ』で悪印象を持たなかった人もこれで見限るケースは多いのではなかろうか。もともと「並以上のドラマを創れない人」という評で大方の意見が定まっているところへ、アクションの腕すら疑われかねないグダグダの危険球を放り投げてどうするのよ。

 『the EYE』は香港・タイの制作によるホラー映画。角膜移植の手術を受けた女性が視力を得て目を開くと、この世のものならぬ存在が見えるようになっていた……というお話で、これはかなりの秀作だと思う。必ずしもオリジナリティがあるわけではない(どころか露骨にネタ元が透けて見える)のだけれど、「どうせあの作品と同じオチだろう」と思わせていた伏線を途中でさっさと消化してしまい、また別のネタを引き込んでストーリーをつないでいく構成にしてやられた。キモとなる映像表現は怪談系の古典的なものから最近の新進的な演出まであれこれ手広く利用しているので、観ていて飽きが来ないのも良い。
 実質的にはものすごーくイヤな結末を思いっきり強引にさわやかなシメでくくっているのがちょっとお間抜けっぽくて別の意味で面白い。

Posted by みやも at 00:54 | コメント(0)

2003年12月21日


万能ブルース

コピー「もし一週間だけ神様になれるとしたら──あなたは何をしますか?」

 俺ならありとあらゆる二次元世界の格闘美少女を集めたハーレムでカラリ・パヤットの修行をするね。まさに至福。
 
bruce.jpg『ブルース・オールマイティ』

アメリカ、2003年 101分 カラー
監督・製作 トム・シャドヤック
脚本 スティーブ・オーデカーク
出演 ジム・キャリー
    モーガン・フリーマン
    ジェニファー・アニストン
    フィリップ・ベイカー・ホール
配給 UIP
公式サイト

[あらすじ]
 ブルースは人を笑わせることが得意のTVリポーター。しかし災難続きの果てにとうとう局をクビになった彼は、思わず神の怠慢をののしる言葉を吐いてしまう.。すると他ならぬその神様からお呼びがかかって「じゃあ代わりにやってみろ」と代理を任されたのだった! どんなことでも思い通りになる万能の力を手に入れて有頂天のブルースだったが、たったひとつ彼の思い通りにできないものがあった……というお話。

[review]
 主人公のかけた電話が神様の事務所へつながる場面でイヤ妄想発生。
 ジム・キャリーがモーガン・フリーマンに向かって「君のような女神にずっとそばににいて欲しい!」と(以下省略)。

 奇異な制限をその身に受けるハメになった男の悲喜こもごもを描くという点で、たしかに『ライアーライアー』のシャドヤック監督らしい作品。
 ただ、監督が想定したのは『素晴らしきかな、人生!』あたりの古典ファンタジー・ヒューマン・ドラマの骨格なのだろうが、それが物語から毒を抜きすぎているきらいがある。良心的展開がジム・キャリーの顔面演技&オーバーアクションと綱引きしてしまい、結局泣きも笑いも不完全燃焼になったのが惜しい限りだ。ひとつ途中で絶対に笑ってしまう卑怯なまでに突き抜けたギャグはあるものの、それはジム・キャリー自身の力じゃないしねぇ。
 逆に言えば、そういう健全さをこそ期待していけば十二分にハートウォームさせてもらえる手堅い仕上がりではあるので、余り気を入れずにふらっと観賞すると儲けた気分になれるかも。

追記:
 ラストシーンが『ディアボロス 悪魔の扉』のアル・パチーノを連想させる。
 ありがちといえばありがちなサゲだし、気のせい……か?

Posted by みやも at 00:43 | コメント(0)

2003年12月20日


『エアマスター』(20)

作者 柴田ヨクサル
発行 白泉社 JETS COMICS
掲載 ヤングアニマル 2003年8号〜15号
価格 505円(税抜)

am-20.jpg とうとう渺茫の覚醒によって格闘ファンタジーからオカルトバトルの領域へ突入しつつあるエアマスター世界。今回はとにかく佐伯四郎が主役の一巻でした。

 金次郎が「試合巧者であるプロ格闘家に圧倒される素人」の割を食っちゃったのは不幸ですが、いま生き残ってるメンツだとこの役目をあてがえるほどの「坊や」キャラが他にいないので、やむを得ないところだと思います。


 ところで今回、個人的に興味をそそられたのは、四郎とマキの精神面への言及が多かった点でした。

 ここまでの20冊に渡るコミックスを読み返すと、あちこちで「度し難い自分を一歩引いて自覚しながら、なおそのうえで衝動に身を任せる」という場面が誰彼を問わず出ています(すでに『谷仮面』でもそういう向きはあったので、これはヨクサル先生ご自身の芸風なのか・・・)。
 「自己肯定」と「自己正当化」は似て非なるものでありまして、前者は己自身の納得としてそこにあるものですが、後者は基本的に他人の承認を要請する方向へ進む性質を持っています。で、『エアマスター』の世界は大体において前者、つまり客観的自覚に立脚した「自己肯定」によってキャラクターが行動する世界なわけですね。
 四郎とマキは、それを人格乖離の一歩手前まで突き詰めた状態で抱えているのが壮絶です。

四郎:
「俺は浅ましい俺を死ぬ間際まで一番近くで見物してやる」
マキ:
「もうあとは・・・」「"エアマスタ−"の好きにさせる」

 これはどちらも、狂気的な人格(この場合は戦うことで「その領域」へイってしまう自分)を分割管理することによって正気を維持している人間の台詞です。
 そうした抑制が、このバトルロイヤルというセッティングによる異次元=「狂気の解放を許容される場」を得て外れていくのだ、と。今のお話の状況は、いわゆる祭りにおける「ハレ」に入っているものだと見なせます。
 そう考えると、四郎の携帯電話が最後に「プツン」と切れた音は、同時に佐伯四郎の日常世界からのつなぎが途絶され、彼にとっての祭りが始まったことの暗喩的符号でもあったのでしょう(さらにそのあと四郎はご丁寧にも携帯を壊して日常世界との連絡線を自ら断っている)。
 ちなみに、このモードで四郎が急に強くなったように見えるのは単なる精神論ではなくて、「社会的配慮をかなぐり捨てたプロ格闘家が本気で殺しにかかっている」からだという実際的な説明ができます。
 「マキ/エアマスター」の図については、前々からそういう形で描写されてきたので今更ではありますが、ここまで明示的に「別人格」扱いされたのは初めてだったはず。

 以上の事柄はなんというか、作品全体の最終的な結論に関わるであろうと思われ、いよいよ原作漫画も最終回が近いのかなぁなんて寂しい気もします。物語の落としどころはたぶんアニメ版最終回とそれほど離れない→闘いの場である廃墟(狂気原則の支配する一時的な「祭り」の舞台)から外へ出ることで日常世界へ復帰する、といったあたりでしょうけど、さてどうなるやら。


追記:
 弁当とか醤油差しとか、小物ギャグがステキすぎ(笑)

Posted by みやも at 01:27 | コメント(2)


きょうの読み物

アンブローズ・ビアース「妖物(ダムドシング)」
 山中で不可視のバケモノに遭遇した人間の体験談を描いたお話。 
 純然たるホラーではありますが、知覚外の存在による怪異という筋はSFでもよく使われますね。
 また、著者A・ビアースがクトゥルー神話の短編創作にも手を出していることを念頭に置けば、いかにもといった趣が見いだせます。

 ちなみにビアースは警句集『悪魔の辞典』で有名な米国の作家で、本作は岡本綺堂の訳による『世界怪談名作集』収録の一編。映画マニア相手には、ビアースといえば『フロム・ダスク・ティル・ドーン3』の主人公のモデルと説明した方が分かり良いかも。

オスカー・ワイルド「わがままな大男」
 個人の所有権に固執していた男が虚しさを経て公共利益に思い至るというお話。
 我々の生きる現代社会においては、ベタベタな宗教的寓話として大男の心理分析をするより、劇中内の状況を「フリーウェア」やなんかの思想性にからめて語ってみる方が面白い気がします。

Posted by みやも at 01:27 | コメント(1)

2003年12月19日


ロシア版サンタ

 さて、全国的に寒さも極まりクリスマスが近づいてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 ワタクシはと申しますれば今年もイヴの夜には選択の余地すらなく独りでビールでも嗜みながら「明石家サンタ」を観る所存にございます。何っ、ホワイトクリスマスだと? このバカップルども。雪国を舐めるなよ。眠ると死ぬぞ。凍え死ぬぞ。でも俺は九州生まれだけどねー。HAHAHA! ……心が寒いよママン。

 ところで、クリスマスといえば色々とお決まりの象徴がありますが、その代表格たるものが、そう、サンタクロース。
 4世紀に小アジア(現在のトルコ主要地域)のイズミール(スミルナ)で司教をしていた聖ニコラウスに由来するこの酔狂なおっさんについては、調べてみるとなかなか楽しいものがあります。イメージ形態が伝播の過程や諸々の歴史的・文化的理由から変遷しており、国ごとに様々なパターンで受け継がれているんですね。

 ちなみに、僕の一番のお気に入りはロシア版サンタクロースである「ジェット・マローズ」。日本語では"厳寒おじさん"というほどの意味です。
 いやー、なんといっても名前がカッコイイじゃないですか。ジェット・マローズ。ジェット・マローズ。うひ、なんか強そう。空飛びそう。全長25mでミサイルとか装備してそう。「合体! ジェットマローーズッッ!」とかそんな勢いで。
 でもこのジェット・マローズを気に入ってる一番の理由は、彼に孫娘の「スネグーラチカ」たんがいるという萌え設定があるからなんだけどね。てへり。

 あー、そういえば某えろげーは残念だったなぁ。
 せっかくサンタという奥深いモチーフを使うんだから、徹底的に活用してほしかったです。それこそスネグーラチカでも登場させるとか。「だめっ……もうすぐおじいちゃんが帰ってくるのに……」へっへっへっ、ジェット・マローズなら今ごろ世田谷区の子供たちにプレゼントを配ってるさ。さぁ大人しく服を脱げっ。ビリビリ。「ああっ、助けてー、おじーちゃーんっ」(ガチャ)「こりゃ、ワシの孫娘に何をしておるっ」あっ、ジェット・マローズが現れた。激怒してるよジェット・マローズ。おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説のジジイが全長25mのロボットに変身してミサイルを撃ってくる。チュドーン。大爆発。全てが光に還っていく。そしてBADEND。
 うーむ、どこでフラグを立て損なったのやら。俺の人生も含めて。

Posted by みやも at 00:11 | コメント(0)

2003年12月18日


今日の一曲と『真夜中のカーボーイ』

 ベタベタだけど、基本は大事だよねー。


ニルソン「噂の男」

 1969年の映画『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)の主題歌です。
 テレビのCMで定番的に使われる有名曲で、映画やニルソンには馴染みがなくても「Everybody's talkin' at me...」というイントロだけですぐにピンと来ると思います。


 この歌が使われた『真夜中のカーボーイ』は、都会に夢を見て地方から出てくるも厳然たる現実に破れて散っていく若者たちの残酷青春絵巻を描いて1969年度アカデミー賞5部門をかっさらっていった感動のバッドエンド映画 としてよく知られたタイトルです。主演はジョン・ボイドとダスティン・ホフマン。

 ちょうど1960年代後半から70年代前半にかけては、それまでの主流であるハッピーエンド大作志向へのアンチスタイルとして「アメリカン・ニューシネマ」という潮流が台頭した時期でして、『真夜中のカーボーイ』もその典型によく名を挙げられます。つまり、主要人物のあえなき死をもって幕を下ろすこの物語の後味悪さは文字通り確信犯なわけですね。

 しかし、ニューシネマ運動は結局ハリウッドに抜本的変質をもたらすには至らず、ただ後の映画にわずかな詩情の余地を遺しただけで、すぐに次世代のスピルバーグやルーカスらによる視覚重視型の娯楽作品群が引き起こしたルネッサンスに呑み込まれる結果になりました。もともとが当時のアメリカにおけるカウンターカルチャーの風気にあおられた独立系制作プロダクションの個人的・実験的な運動でしかなかった以上、時代の波が引けば姿を消すのは必然ではあったのでしょう。
 その意味で、『真夜中のカーボーイ』は一種の「流行り」の産物だと言えるかもしれません。


 で、以下が「噂の男」(Everybody's Talkin')の歌詞と対訳。

[原詩]---------------------
 Everybody's talkin' at me
 I don't hear a word their sayin'
 Only the echos of my mind

 People stop and starin'
 I can't see their faces
 Only the shadows of their eyes

 I'm goin' where the sun keeps shinin'
 Through the pourin' rain
 Goin' where the weather suits my clothes
 Bankin' off of the northeast winds
 Sailin' on summer breeze
 And skippin' over the ocean like a stone

 I'm goin' where the sun keeps shinin'
 Through the pourin' rain
 Goin' where the weather suits my clothes
 Bankin' off the northeast winds
 Sailin' on summer breeze
 And skippin' over the ocean like a stone

 Everybody's talkin' at me
 Can't hear a word their sayin'
 Only the echos of my mind

 I won't let you leave my love behind
 No i won't let you leave
 I won't let you leave my love behind

[意訳]----------------------------
   誰もが聞こえよがしに話しているけど
   俺は彼らの言葉に耳を貸さない
   ただ俺の心に響くこだまを聞くだけさ

   人々が立ち止まって見つめてきても
   俺は彼らの顔に目を向けることが出来ない
   ただ彼らの瞳の影を見るだけさ

(*)太陽が輝き続ける場所へ行くんだ
   降りしきる雨を抜けて
   空模様が俺の服に見合う場所へ
   北東風を離れて
   夏のそよ風を航海して
   そして海の水面を石ころのように跳ねていくんだ

(* 繰り返し)

   誰もが聞こえよがしに話してるけど
   俺は彼らの言葉を聞くことが出来ない
   ただ俺の心に響くこだまを聞くだけさ

   君に俺の愛を置き去りにはさせないよ
   置き去りにはさせないよ
   君に俺の愛を置き去りにはさせないよ

Posted by みやも at 01:24 | コメント(2)

2003年12月16日


このごろの雑感

 とくに媒体は問わないんですが、「誰のためでもない、自分自身のため」って論法、ここ近年目立って多いですな。
 こういうのは尾崎豊もビックリなセンシティブ極まる10代の頃ならさほど気にもならなかったんですが、さすがに20代の折り返し地点を過ぎてくると膝がカックン脱力します。どうもワタクシ、食べ物の嗜好主体が肉から魚へ移行するようにお話の好みも一部変化してきたようです。要するに、そろそろエゴイズム肯定の物語にも飽いてきた、という心持ちいっぱいな最近なわけで。
 先回りして自己満足を表明して偽善のそしりを免れようと露悪的方便を振りかざすお話が目に入るたびにお尻ムズムズ腹筋ピクピク。ついでに『最遊記』で大爆笑。そんな感じの今日この頃なのです。

 しかし、かといって今さら(というか今のご時世だからこそというか)、「世のため人のため」の類を直球で打ち出すスタンスに真顔で立ち戻られても違和感を抱くだろうなぁと思うわけで。
 いまや熱血系はパロディズムや懐古趣味とほぼ不可分になってますし、『いいひと。』みたいな人間性ファンタジーはギャグやネタでなければ逆に背筋が凍りつきそうになるし。

 けっきょく、一体いまの自分がどんなメッセージ性を受けてよしとするのか自身つかみきれてないのがモヤモヤするところです。
 思考停止の結果としてニヒリズムに堕するのも安易だしねぇ。

Posted by みやも at 21:14 | コメント(4)

2003年12月15日


今日の一曲

ポール・マッカートニー「バニラ・スカイ」

 トム・クルーズ主演の映画『バニラ・スカイ』のためにマッカートニーが書き下ろしたタイトルナンバーです。なかなかに印象深いんで、よく聴いてます。肝心の映画はアレだったけどな。

 いや、物語自体はオリジナルのスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』 とほぼ同じだからどうこう言えるモノでもなかったんだけど、キャメロン・ディアスをセックスフレンドとして共演させるトム様のキャスティング度胸ってやっぱスゴイなぁ、と。あるいはヒドイなぁ、と。そう思いましたですよ。

 ところで、「サイエントロジー信奉者としてのトム・クルーズ」って視点を持ち込むと『バニラ・スカイ』も『ラスト・サムライ』もちょっと評価が変わってくるよね。


 参考までに、「バニラ・スカイ」対訳。
 自前の翻訳なんでおかしいとこがあるかもですが、ご容赦あれ。

----[原詩]----
 The chef prepares a special menu for your delight, oh my
 Tonight you fly so high up in the vanilla sky
 Your life is fine, it's sweet and sour
 Unbearable great
 You gotta love every hour, you must appreciate

 This is your time
 This is your day
 You’ve got it all
 Don’t blow it away

 The chef prepares a special menu for your delight, oh my
 Tonight you fly so high up in the vanilla sky
 Melted tinbeads cast your fortune in a glass of wine
 Snail or fish, balloon or dolphin, see your silver shine

 This is your time
 This is your day
 You’ve got it all
 Don’t blow it away

 The chef prepares a special menu for your delight, oh my
 Tonight you fly so high up in the vanilla sky
 In the vanilla, in the vanilla, in the vanilla sky
 In the vanilla, in the vanilla, in the vanilla sky
 In the vanilla sky

----[和訳]----
  シェフが君を喜ばせようとスペシャルメニューを用意するよ、ねえ
  今夜きみはバニラ・スカイへと舞い上がる
  君の甘酸っぱい人生は順調だ
  耐えられないほど素晴らしい
  いつでも愛が手に入るんだから、君は感謝するべきさ

(*)君のための時間だよ
  君のための日だよ
  君は全てを手に入れたんだ
  ぶち壊しにはしないでよ

  シェフが君を喜ばせようとスペシャルメニューを用意するよ、ねえ
  今夜きみはバニラ・スカイへと舞い上がる
  溶けた錫(すず)の数珠玉がワイングラスに運命を投げ込む
  カタツムリだろうが魚だろうが、気球だろうがイルカだろうが、君の銀色の輝きを見ろよ

(* 繰り返し)

  シェフが君を喜ばせようとスペシャルメニューを用意するよ、ねえ
  今夜きみはバニラ・スカイへと舞い上がる
  バニラ色の、バニラ色の、バニラ色の空へ
  バニラ色の、バニラ色の、バニラ色の空へ
  バニラ・スカイへ

Posted by みやも at 23:25 | コメント(3)


ヒドいっ!(^^;

 以下、ソースは映画評ライター尾崎一男氏の日記[12/12]より。

その1:『テキサス・チェーンソー』宣伝の限界
 オリジナルの権利が某メジャー会社に属するため、『悪魔のいけにえ』のタイトルを引っ張り出しての宣伝展開が難しいとのこと。えー。

その2:『ドーン・オブ・ザ・デッド』宣伝のフヌケぶり
 週刊少年チャンピオンの編集部に宣伝の話がきたが、なんと『ゾンビ』リメイクを
謳わずに『28日後...』的なオシャレ路線で売る姿勢とのこと。ええー。

 『キル・ビル』のときもそうですが、俗悪系映画の看板ダマシがへーぜんと行われるようになっちゃってますねえ。商売だから、で許容される範囲を踏み越えてるような気もしないではないです。
 昔からよくある、ボンクラな駄作を大作名作っぽく大仰に謳い上げる興行師的キャッチコピー群とはまた意味が違いますからねえ、これ。

 短期的戦術として「客が来てくれさえすればOK」なのは道理なんですけど、もっと長いスパンで考えると結局世間から見放されてこれまで以上に肩身が狭くなるのでは、という危惧があるわけで。撮る方も観る方も。

Posted by みやも at 18:00 | コメント(0)

2003年12月14日


こんなif

 この世界の何かがひとつ違っていれば、ブームになったのは陰陽師・安倍晴明じゃなくて役行者小角だったに違いない。
 
  『鬼神童子ZENKI』? いや、あれはちょっと。

Posted by みやも at 18:44 | コメント(2)

2003年12月13日


マンガばっかりお買い物

 衝動買いによる散財の結果。

「職業・殺し屋。」第1巻
「アグネス仮面」第4巻
「おぼろ探偵帖」
「ああっ女神さまっ」第27巻
「クレイモア」第1〜5巻

 以下はそれぞれの感想です。


『職業・殺し屋。』(1) 作者:西川秀明 発行:白泉社 掲載:ヤングアニマル増刊Arasi Vol.3〜Vol.10

031213-1.jpg いや、驚いた驚いた。
 僕が最後に西川センセの作品を読んだのは「まみやこまし」名義でフランス書院から出た単行本を買ったとき以来だったもんだから、現状を知ってビックリしました。よもやセンセがこんな領域に行き着いていたとは。

 もともとバイオレンスの絵面に関しては、かつて少年ガンガンで連載していた『Z-MAN』や『アークザラット2 炎のエルク』でも要所要所で突き抜けていた感じだったんです。しかし掲載誌の路線というか制限から踏みとどまざるをえないラインがあって、いささか勿体ない気がしていました。

 で、それがこのたび青年誌という場によってリミッターが外れ、さらにセックス表現も可能になったことで「西川秀明のマンガ」と「まみやこましのエロマンガ」の双方で蓄えてきた全火力の投入が許され、この『職業・殺し屋。』という形で見事に結実している次第なのです。

 物語はいわゆる仕事人もので、非常に純化されたファンタジーとしての「殺し屋」を描いたストーリー。ほぼ1話完結の連作形式です。
 題名や表紙の体裁なんかを見るともろに『殺し屋1』ですし、主人公のキャラ立てや蜘蛛という象徴を使っている点で『ハンター・ハンター』を連想させるなど、あれこれネタ元は透けて見えるのですが、そのもろもろが西川センセの語り口に取り込まれると完全に「西川秀明マンガ」以外の何物でもなくなっているのが面白いところですね。
 あまり長期に渡るタイプのマンガではないと思いますが、西川センセの作品履歴においては非常に重要な意味を持つタイトルになると思います。
 
追記:
 全体的なエピソードの組み立ては『闇の司法官ジャッジ』あたりに近いかも。


『アグネス仮面』(4)
作者:ヒラマツ・ミノル
発行:小学館
掲載:ビッグコミックスピリッツ

031213-2.jpg 仁吾の大和時代の先輩が企み含みで帝日に緊急参戦してくるお話。尾崎の人間性を描くシーンが多いため、4巻全体ではテンションは控えめになっています。
 しかし看板を取り戻すという主人公の目的がある以上、「プロレスもの」だけでなく「プロレス団体もの」としてのからみは不可避なわけで、こういう抑えたストーリーテリングもプロセスとして必要なのでしょうね。

 それにしても今回認識したのは、マチルダ仮面の「無駄な必要性」(^^;
 この男、物語の筋道に対してははっきり言っていてもいなくてもいいキャラなんですけど、もしいなかったら『アグネス仮面』のコメディのエンジンは主人公・山本仁吾が状況に振り回されるその姿だけになって単調に堕していた恐れがあります。
 例えば本巻終盤の尾崎・吉井とのタッグ戦に際して、試合前にベルトを与えられるのが仁吾でもお話としては間違っていないんですが、ここであえてシチュエーションをかきまわす徹底的なボケとしてのマチルダ仮面を使うことで、マーベラス虎嶋のたちの悪さを含めて冗談の度合いが飛躍的にアップしているように思うのです。
 ようするに「マチルダ、お前おいしすぎ」ってことなんですが(^^;


『おぼろ探偵帖』
作者:山田章博
発行:日本エディターズ
備考:山田章博全集1(本編3話+1話、そのほか書き下ろし文章収録)

031213-3.jpg ちょうど折良く『紅色魔術探偵団』から続いての入手となりました。どちらも人外の青年・あこぎな老爺・マイペースな少女というトリオによって軽妙洒脱な怪異譚を繰り広げるお話で、時代・舞台を変えた焼き直しといってもいいような共通構造をもっております。(作者自身の記では別物と考えているらしいけれど)

 本作『おぼろ探偵帖』のほうは明治の東京を舞台とした妖怪・幽霊がらみの人情噺が主になっており、作者の雑記を読んでいると、この時代の文化的カオス性というのは一種独特の物語素材をやまほど産出したのだなぁと感じさせられました。
 ああ、なんだか新東宝の怪談映画を観たくなってきた(笑)


『ああっ女神さまっ』(27)
作者:藤島康介
発行:講談社
掲載:アフタヌーン

031213-4.jpg 最近は『ああっ女神さまっ』の新刊を手にする頃にはもう前巻がどんな話だったのか忘れてしまっており、思わずバックナンバーを読み返さなきゃいけなくなってます。この風化速度の高さは俺の拙い記憶力のせいだけではないと思うぞ。


『CLAYMORE クレイモア』(1〜5)
作者:八木教広
発行:集英社
掲載:月刊少年ジャンプ

031213-5.jpg
   誤解コメディの傑作『エンジェル伝説』(全15巻)の作者・八木教広センセの新しい連載作品です。  前作は後半に近づくにつれていつの間にか疑似格闘マンガの要素が混入してきたので、「いっそこのままアクション主体のマンガでもやってみたらどうなるかな?」と思ったファンも多かったようですが、ホンマにそっちへシフトチェンジしてきましたねー。

 ものすごく直球勝負なヒロイックファンタジーの本作『クレイモア』は、とっかかりで女性版『ベルセルク』かと思わせといて、だんだんと妖魔狩りたち自身の内ゲバ話へ軸をズラしていくのが面白いです。作者初の完全シリアスということもあり、かなり手探りで物語を進めている様子が伝わります。この点、最初からネタ(シチュエーション)固定で攻めていた『エンジェル伝説』とは対照的。
 作品として本当に熱が入ってくるのは3巻のテレサ編からですので、現時点で評価する場合は少なくともそこまで読み進めてみる必要があるのではないでしょうか。

 あと、『エンジェル伝説』といえば、『クレイモア』の主人公クレアとお供の少年ラキがそのまま白瀧幾乃とハルフォード少年の流用なので、そのあたり作者が前作で何をやり残したと思っていたかが見えて面白いと思います。

Posted by みやも at 19:34 | コメント(0)


電気感受性人間

 先日TVにてMMRと特命リサーチに並ぶ作業仮説バラエティ番組「奇跡体験!アンビリバボー」を観賞しておりましたらば、電気感受性人間なるものを紹介しておりました。

 ようするにアレルギーやなんかで体機能が低下しているところで身の回りの電子機器の微弱な影響に過敏反応してしまう体質のヒトなんですが、これが激しい頭痛・めまい・吐き気・血圧変動などを生じてけっこうシャレにならないモノなんだそうです。

 しかしそんな話を見聞きしてとりあえずワタクシが考えるのは「じゃあ『JM』もそれほど荒唐無稽やないんやなぁ」という事だったりするあたり映画オタクの業深さ(^^;

 ・・・まあ、ドルフ・ラングレン演じる殺人神父は充分にファンタジーですが。

Posted by みやも at 16:04 | コメント(0)

2003年12月12日


世界で一番平和的な銃器

 勿論、当たり所によっては危険なんですけどね(^^;

12連装12バレルの輪ゴムマシンガン [Backyard Artillery]

 たとえばガス銃やなんかのモデルガンというのは元々の殺傷用器物の目的・性能と様式の比重を変えた略化遊具であり、その略化を更にどんどん推し進めると駄菓子屋の銀玉鉄砲や割り箸を使った輪ゴム飛ばしみたいな見かけも威力も「たわいない」ものにいきつくわけです。ところがこの「すげぇゴム銃」は様式の度を高く持ちながら同時に性能略化の極地にも達しているというギャップが笑いを誘うのであります。「こんだけ作り込んどいてゴムかよ!」と(^^;
 いやはや、世の中なんでも考えつく人がいるもんだ。

 なお、このサイトには他にも面白カッコいいゴム銃が幾つかあるんで、みなさまどうぞ童心に返ってご覧下さい。

追記:
 本日『ああっ女神さまっ』の新刊を買ったら、ちょうどこれがそのまんま出てきたもんだからまたひとしきり笑っちゃいました。

Posted by みやも at 19:17 | コメント(0)


ポカしてた(^^;

今の今まで気づかなかったんですが、Dailyアーカイブをセットしてなかったもんだから、カレンダーの日付をクリックしても何も見えない状態でした(^^;

というわけで修正。

追記:
と思っていたら、ツッコミを頂いたので慌てて再チェック。
もういっぺんDailyアーカイブのチェックを外して再構築し、カレンダーをクリック・・・
ありゃりゃ? ふつうにリンクできてるやん。

というわけで、当エントリの題名に偽りあり(^^;ポカしてませんでした。
お騒がせしてすみません。

Posted by みやも at 18:54 | コメント(4)

2003年12月11日


最近注目の一曲

24HOURS (ダウンロード:4.8MB/rmファイル、要リアルプレーヤー)

 演ずるは女性ボーカルのスカ系バンド、SHOPLIFTER。こないだ、徹夜明けに点けたテレビで偶然プロモビデオが流れてるのを観て、この曲に惚れ込みました。 
 先月ファーストアルバムを出したばかりだそうなんですが、近場にインディーズ系を置いている店が無いんで未入手。難波あたりまで足伸ばさんとあかんかなぁ。

Posted by みやも at 13:51 | コメント(0)


アニメ&ゲームNews

アクアプラスのPS2ゲーム『To Heart2』 新報 [ソース:MOON PHASE]
 こちらが関連記事。声優やキャラごとの担当原画が告知されてます。
 舞台設定は前作の2年後で、同じ高校とのこと。
 世界観の使い回し具合がやっぱりある意味ときメモ的なシリーズ展開やなあ。
 ちなみにウチの弟は記事を見るなり「骨が抜けとる」と言い捨てた(^^; ひでぇ。
 僕はそこまで切り捨てる気にはならないけど、ビジュアルノベル第4弾という看板を使った『Routes』が振るわなかっただけに、「東鳩」という最後のカードを切って踏み外したら・・・
 って、いかんいかん。ネガティブになっとる。

ロシアン美少女デュオ「t.A.T.u.(タトゥー)」が劇場用アニメに!
 リンク先が公式サイトです。
 日露共同製作タイトルのようですが、そもそも素材となるタトゥーにあれこれミソがついて日本というフィールドとの関係が冷え込んでる状況だけに、どうだろうねぇ。

『人生アクロバットゲーム 〜進め! おやじの変態道〜』 12/19発売
 ダンディ系鬼畜キャラの雄・アクロバットおやじがすごろくゲームで帰ってくる!
 必殺!振り子打法ーーーぅぅ!

Posted by みやも at 13:07 | コメント(6)

2003年12月09日


旧版『恋姫』レビュー

純和風奇々怪々ラブコメディー。
koihime.jpg

『恋姫 Mystic Princess』

発売  1995/05/26
ブランド silkiy's
動作環境 PC9801シリーズ MS-DOS 
メディア FDD 3.5インチ5枚組
価格 7800円(税抜)

 ワタクシのダメ人間ライフにおいて「たぶんこの作品に出会わなかったらえろげーから離れてただろーな」というほどに思い入れとお気に入り度の高いゲーム。
 当時のモノとしては非常に良くできた作品なんで本来ならボンクラレビューの対象にするのもどうかとは思いますが、久々に旧版のパッケージを引っ張り出して眺めているうちにこみ上げる懐かしさで勢いあまってしまいました。てなわけで紹介。


 世の中には「出せばマスターピースをモノにするがひどく寡作なメーカー」がある一方で、「爆発力は持たないがコンスタントに佳作を量産して息をつないでいくメーカー」というタイプも存在します。エルフの姉妹ブランド・シルキーズといえば、ちょうど後者の代表格。
 本作『恋姫』は、そんなシルキーズのDOS時代のタイトルです。

 古くは『野々村病院の人々』『河原崎家の一族』から近作まで、概して陰のあるサスペンス主体の"アダルトゲーム"が多いシルキーズ作品ですが、『恋姫』は次発の『BE-YOND(ビ・ヨンド)』と並んで珍しくコメディタッチの勝ったトーンになっています。

koihime-shot.jpg
 主人公は夏休みを利用して十数年ぶりに生まれ故郷である山あいの小村へ戻ってきた若者。
 ド田舎きわまりないその村で、祖母との再会にひたって平穏な休暇を過ごすはずだったが、しかし見覚えがないのに自分の幼なじみを名乗る4人の少女たちと再会することにより、夏休みどころか人生そのものが平穏とは無縁の状況へ転変していく……ってなお話。

 内容は大きく分けて2部構成で、まず、前半はヒロインたちと知り合って仲良くなる遭遇編にあたります。ここでフラフラ煩悩のおもむくまま全てのキャラとHしないとトゥルーエンドへ向かうフラグが立たないというあたり、きょうび主流の純愛系ゲームではちょっと考えられないシナリオ構成ですな。

 ちなみにこのゲーム、いかに優柔不断を貫くかがコンプリートへの鍵でして、前半から後半へさしかかる節目では、特定のヒロインを選択してしまうとそのまま本題に入ることなく表層的な個別エンドで終わってしまいます。(そちらはそちらでハッピーエンドなのですが)

 そして後半に至り、「なぜ主人公の幼い頃の記憶があいまいになっているのか?」という疑問の答えと共に、少女たちがモノノケ=人外の存在である事が明らかになります。
 主人公はもろもろの事情により引き離されてしまった彼女たちを救い出すため、もう一段階深い次元へと踏み込むことになるのですが、ここがなかなかドラスティックな展開になっています。
 民俗学や宮崎アニメを引き合いに出すまでもなく、現代的都会に対照する観念としての「田舎」というのはイコール「異境」を指すわけで、『恋姫』ではそれを直接に世界観へ取り込んでいるのが面白いですね。

 佳境に入ってからは幾分シリアスの色も出てきますが、終盤までに「たぶんこういう落としどころなんだろう」という物語の良心をちらちらと見せられるため精神的な負荷はゼロに近く、最初から最後まで牧歌的な気分を味わえます。

 全体的に「ラブストーリー」を称するにはあまりに大ざっぱな流れですし、キャラもみな立っている割に踏み込み不足(主にエピソードの不足が原因)と、あれこれコロンブスの卵は立てられる作品ではありますが、その全てを補って余りあるとっつきやすさのために、やはりこれは楽しい良作であるといえるでしょう。
 菅宗光(む〜む〜)さんのシナリオとして考えるには、どちらかというと『BE-YOND』の方が現在につながるんですけど、それはまた別の機会にでも。


 なお、1999年には本家エルフがこのタイトルを吸い上げてWindows版リメイク『恋姫 K・O・I・H・I・M・E 』を発売しています。
 これはシナリオこそベタ移植だったものの、あの独特の縦書きテキスト表示(『果てしなく青い、この空の下で……』を5年先取りしていた)は横書きの吹き出し風に変更されています。また、絵が時流に合わせたクセのないものに作り直されており、旧版になじんでいると結構とまどいます。個人的には「ばあちゃん」がふくよかになっててちょっとショック(笑)

 ピンクパイナップルからOVAもリリースされており、その第2期ではゲーム本編の更に後日に相当するエピソードも展開されているようです……が、そちらは未見。蛇足の感があって手が伸びませんです、はい。


[おまけ] CR恋姫 (TAKAO)  ……って、パチンコっすか!?(^^;
Posted by みやも at 12:47 | コメント(2)

2003年12月08日


海外アニメニュース

以下、ソースはAnime News Networkより。

PMX(Pacific Media Expo)のゲスト告知コーナーに追加 (03/12/03更新分)
 PMXはカリフォルニア州アナハイムで’04年5月29〜31日に開催されるエキスポ(この場合は見本市か)。
 T.M.Revolutionが歌を披露するそうです。
 なぜ西川貴教・・・と思ったけど、『るろうに剣心』でED曲を出してましたな。今回は玉置成実も呼ばれてるんで『ガンダムSEED』のからみのようです。海外でのガンダムWウケに続いてまた美形キャラガンダムを輸出するつもりか。

『アベノ橋魔法☆商店街』、英語オフィシャルサイト
 このトップ絵、スカートと脚線の絶妙なバランスが・・・(笑)

日本で1位を飾ったアニメ映画『黄金の法 エル・カンターレの歴史観』がロサンゼルスで公開
 えー、まあ、あんまり深くツッコむとアレなんですが(^^;
 すでに5日からLaemmle TheatersのFAIRFAXにて上映中だそうで。
 海外のお友達にどんな作品か訊ねられたら、「ある意味『バトルフィールド・アース』だね」と答えてあげましょう。

Posted by みやも at 23:48 | コメント(2)


深爪 〜昼下がりの誘惑〜

 爪。
 僕は幼いころから皮膚が弱いもので、身体を掻きむしってヘタにいらんキズをこしらえたりしないために、こまめに爪切りを心がけて短い状態を常時保つようにしています。目安は掌から見て指先の上に爪がのぞかない程度。
 しかし習慣というやつの厄介さで、気が付けばいつの間にか僕の身体にとって爪を切ることそれ自体が目的化してしまったらしく、さほど伸びていない時でも周期的にムズムズと「そろそろ切りてぇ」という衝動が沸き起こって、いてもたってもいられなくなることがままあります。
 これ以上やると深爪になるぞ、深爪になるとあの独特のヒリヒリした不快混じりの痛みに長時間苦しむことになるぞ、やめておけ、と、そう何度も何度も自分に言い聞かせるのですが、たいてい最後には理性的判断があえなく屈する結果になり、僕は何かに取り憑かれたような気分であの銀色に輝く切除器具の刃先を爪にあてがうのです。パチン。パチン。痛い。ああ痛い。たやすく誘惑に負ける己の意志薄弱ぶりが心に痛い。でも仕方ないんです。精神など肉体の奴隷に過ぎないとニーチェも言ってますから。じゃあニーチェも深爪癖があったんでしょうか。どうなんでしょうね。知らんわい。

Posted by みやも at 02:47 | コメント(3)

2003年12月07日


ピューと吹く!ジャガー(6)

 うすた京介『ピューと吹く!ジャガー』第6巻。

jaguar-6.jpg
 愛すべきダメ人間どものイタさを戯画化する路線にますます拍車がかかっております。
 掲載誌の性質から、明朗なエンターテインメントとしての一線をかろうじて維持しているため今のところは素直に笑っていられますが、これ以上いくとうすた氏の芸風がどこかで臨界を超えてポジ/ネガ反転を生じ、古谷実センセ的な(=『稲中』以降の流れのような)「墜ち」にハマりこむ可能性もありそうでちと恐い状態かも。

 あと、ゆでたまごやら高橋陽一やら御大の絵柄で遊ぶというのは『すごいよ!マサルさん』中後期から目立ち始めたネタですね。
 毎回ツボにきて楽しめる一方で、「誌」単位で考えるに、ジャンプはこんなセルフパロディーを自らに許容しちゃってええんやろかと気になったり(^^;

Posted by みやも at 01:08 | コメント(0)

2003年12月05日


あずまんが大王第1話のささやかな疑問

 諸々の作業中にバックグラウンドでアニメ『あずまんが大王』を垂れ流しにしていたんですが、第1話を横目に観ていてふと沸いた疑問について。

 放映終了から一年余が経過したJ.C.STAFF制作のアニメ『あずまんが大王』は、4コマ漫画の原作から見事な職人芸でネタを拾い上げて素材化→切り貼りして巧みに話の流れを作った良品としてまだ記憶に新しいところです。
(個人的には、さらに後でOVA『エイケン』を観てJ.C.STAFF恐るべしの観を抱くのですが) 

 で、そのアニあず大王の第1話Aパート。
 「こども高校生」を軸にして各キャラクターの登場編となるエピソードでした。


 まずファーストシーンは住宅街の俯瞰から入って桜並木の通学路を写し、画面の端っこをちよ嬢のお下げ髪がぴょこぴょこ横切る絵になっています。
 ここで時節がすくなくとも春だと明示されてるわけですね。

 で、タイトルカットに続いて自転車ネタでゆかり先生ロールアウト。
 さらに「自己紹介したのに教室間違い」ネタから連続してちよちゃんを転入生として紹介する流れなんですが、ここで「???」と首を傾げてしまいました。

春=教師が着任の挨拶をした日=1年生の新学期のアタマ

 って、これで何故に転入生扱い??
 ふつうに新入生として席についてればいいんじゃないか?(^^;

 思わず原作をチェックしてしみたんですが、漫画の方では「ゆかり先生」(1巻5頁)から「こども高校生」(同7頁左)まで、劇中時間にちょっと間が置かれてるんですね、当然ながら。
 
 しかしアニメ版では先に述べた切り貼り性のゆえに無理が生じているようです。
 強引に解釈すると「一学期始まって早々に担任の変更があって、それが偶然ちよの転入と重なった」というくらいになるのかもしれませんが、それはそれでちょっとね。
 その後シリーズ全体で考えるとこういう無理のかかった構成は全然見あたらないだけに、ここがやけに気になるのでした。

[おまけ]
漫画『あずまんが大王』を英語訳して紹介しているサイト(Azumanga-Toons)

 そういえばアニメやマンガのファンサブ(有志による字幕付与)ってのは法律的にグレーっつうか黒いことなわけで、海の向こうではさんざ議論されてきた問題ですが、日常英語のお勉強になるんで無くなったら寂しい気もします(^^; 積極的に肩を持つつもりにもならないですけど。

Posted by みやも at 22:41 | コメント(0)


調整(ひとまず)完了

 最終調整です。
 アドバイスをいただいたり、BLOG質問箱さんの記事を参照しながら各種テンプレートを加工。

   ・コメント欄の文章をアタマ出しする仕様に。
   ・左サイドに「リーセントコメント」追加。
     (コメントの入ったエントリー最新3件から、それぞれ
      最新コメント3本ずつ表示される)
   ・エントリータイトル表示その他、レイアウトの微調整

 ようするに、これまで使っていたtDiary版の日記にイメージが沿うよう外観をととのえてみました。

 MTの場合、ある程度から見切り発車が可能→実際に運用しながらの修正をしていけばいいので、これをもって前準備を完了とします。
 いいかげん区切りをつけないと、いつまでもイジって遊んでそうなんで(^^;

 てなわけで、次回エントリーから正式に日記が始まることになります。ふひぃ。

Posted by みやも at 04:08 | コメント(2)

2003年12月03日


一息つこう(^^;

まだまだボンヤリとではありますが、コードを見て表示結果をイメージできる程度まで来た=HTMLで日記を書いてるときとほぼ同じ状態までこぎつけましたので、いったん区切りをつけて休みを挟みます(^^;

いやもう、完全にハマってしまって食事も忘れたままカスタマイズに耽っておりました。
MTおっかねえ(笑)

ではちょっと休憩〜・・・・(ヘロヘロ)

Posted by みやも at 13:29 | コメント(2)


日本語カテゴリー名

 とりあえずサイドバーにカテゴリー名を日本語で表示させたいだけだから・・・
 というわけで、日本語入力した「カテゴリーの説明」を表示させといて、実質のカテゴリー名(=ファイル名)は英語にするという手を採用してみたんですが、これでも大丈夫でしょうか?(^^;

Posted by みやも at 12:40 | コメント(1)


とりあえず目鼻はついたか

 カテゴリリストを右欄に追加。
 「Blog質問箱」さんの「カテゴリ分類の作り方」で紹介されていたコードを使用いたしました。ありがたや・・・。

 てなわけで、これで何とか(ほんまに最低限ですが)日記として使うに必要な足場を作るまでこぎつけました。あとは細部デザインの調整や、もっと機能を使いこなして効率よい動かし方を気にかけていくことにします。まだあちこちに自分でも気づいてない過不足があるはず(^^;
 
 とりあえず、当面の課題は内外の情報への関連づけに積極的な意識を持つことかな。「ハイパーリンク」という概念をずぎゅんずぎゅん体感できるMTってスゴイなぁと、自分で扱ってみてつくづく感じ入ってる最中です。

 おかげさまで、良い勉強をさせて頂いておりますです>と氏

Posted by みやも at 10:40 | コメント(3)


まだ実験中

アップロード機能の実験。ポップアップで。

もういっちょ。こちらはサムネイルで。
am3.jpg
「ホルスタイン!」

うわ、なんか楽しくなってきた(笑)

Posted by みやも at 09:06 | コメント(0)

2003年12月02日


実験中

画像の貼り実験。

メイっぱいがんばります。
また、BLOG質問箱さんの「各エントリーにカテゴリ名を表示する」を参考に、タイトル右下にカテゴリ名を表示させてみました。

Posted by みやも at 21:15 | コメント(3)


実験

ご厚意によりMovable Type 導入の機をたまわりました。
さっそく実験。

教えて頂いた「2xUP CSS」さんのところで公開されている3カラムのスタイルシートを基本にします。また、同サイトの情報を参考に表示をセンター揃え。

さて、次は配色を変えていこうかな。

ここが追記部分。

Posted by みやも at 13:38 | コメント(3)

2003年12月01日


みやも(宮本直毅)/プロフィール

■ペンネーム
みやも
宮本直毅

■公式プロフィール(コピペOK)
主に「みやも」のペンネームで活動するライター、ブロガー、1980〜90年代OVAのジャケットコレクター。
アニメやマンガなど二次元メディア全般について執筆。2013年にアダルトゲーム30年ぶんのあゆみを紹介する書籍『エロゲー文化研究概論』を上梓。
デビューは2003年、ムック『この美少女ゲームで萌えろ!』(洋泉社)へのコラム書き下ろし。その後はアダルトゲーム関連を主分野として、インフォレス トの「大全」シリーズへ寄稿し、そのうち『ヤンデレ大全』『いちゃラブ大全』では構成を担当。
小説には『修正報告 銀河ツンデレ伝説』(二見書房、2005)がある。

ブログ:http://crusherfactory.net/~pmoon/mt/
twtter:@miyamo_7

■お仕事募集中です
メールはこちら。
miyamo_7@ares.eonet.ne.jp

■自己紹介
1970年代末の生まれで、九州出身。いまは関西に在住。
アダルトゲームの購入はおもに大阪・日本橋の電気街でおこなっています。
私的に関心が強いのは 児童向けアニメと少年漫画。プリキュアはSS派かつフレッシュ派。

1980〜90年代OVAのジャケットを集めるのが趣味です。
(参照:http://p.twipple.jp/user/miyamo_7

■履歴
2003年
 ・この美少女ゲームで萌えろ!/洋泉社 [コラム]

2004〜2007年
 ・月刊 電撃コミック ガオ!/メディアワークス [チーム「恐るべきお兄ちゃん軍団」メンバー持ち回りでコラム「マニアの星座」を担当]

2004年
 ・「姉ゲーム」大全/インフォレスト [レビュー]
 ・「鬼畜ゲーム」大全/インフォレスト [コラム、レビュー]
 ・「妹ゲーム」大全/インフォレスト [コラム、レビュー]

2005年
 ・修正報告 銀河ツンデレ伝説/二見書房(二見ブルーベリー文庫) [長編小説]
 ・ツンデレ大全/インフォレスト [レビュー、コラム、小論文]
 ・眼鏡っ娘大百科/二見書房(二見ブルーベリー文庫) [レビュー、小論文]
 ・姉☆コレクション(二見ブルーベリー文庫) [短編小説、エッセイ、レビュー]
 ・メイドさん大全/インフォレスト [レビュー]
 ・妹☆コレクション/二見書房(二見文庫) [短編小説、エッセイ、レビュー]

2006年 
 ・くりいむレモン マニアックス2/インフォレスト [コラム]
 ・ファントム Vol.1/二見書房 [コラム]

2007年
 ・ヤンデレ大全/インフォレスト [構成、レビュー、コラム、短編小説]
 ・機械少女/インフォレスト [短編小説]。

2008年
 ・いちゃラブ大全/インフォレスト [構成、レビュー、コラム、短編小説]
 ・現代視覚文化研究2付録「まじカル!」/三才ブックス [コラム]

2009年
 ・現代萌え解釈版 源氏物語ヒロイン図鑑/イーグルパブリシング [人物解説、コラム]
 ・ぱんつ大全/インフォレスト [レビュー、コラム]
 ・月刊ゲームラボ2009年8月号/三才ブックス [インタビュー]
 ・PC・GIGA 第100号(2009年7月号)/インフォレスト [コメント]
 ・現代文化視覚研究3/三才ブックス [解説文その他]
 ・萌え萌え有毒生物図鑑/イーグルパブリシング [解説文、コラム]

2010年
 ・文化部少女だいすき!/インフォレスト [レビュー、コラム]
 ・二次元美少女だいすき! 特集:ウザカワ/インフォレスト [レビュー、コラム]

2011年
 ・超解読まどかマギカ/三才ブックス [キャラクター創作]

2013年
 ・エロゲー文化研究概論/総合科学出版 [単著]
 ・月刊ゲームラボ2013年4月号 [アニメ特集記事]
 ・月刊BugBug2013年7月号 [レビュー]
 ・BugBug萌えエロSP Vol.1 [コラム]
 ・月刊ゲームラボ2013年10月号 [ゲーム特集記事]
 ・月刊ゲームラボ2013年12月号 [業界ニュース記事]

2014年
 ・月刊ゲームラボ2014年2月号 [アダルトコミック特集記事]
 ・月刊サイゾー2014年4月号 [コメント]
 ・月刊ゲームラボ2014年6月号 [業界ニュース記事]
 ・このマンガがすごい!WEB [レビュー]
 ・日本TVアニメーション大全 [作品解説]

2015年
 ・このマンガがすごい!WEB [レビュー]
 ・ゲームラボ2015年11月号 [ゲーム関連漫画特集記事]

2016年
 ・このマンガがすごい!WEB [レビュー]
 ・このマンガがすごい! 2017 [作品解説]
 ・マンガペディア [データベース情報打ち込み、アニメ部門]

2017年
 ・このマンガがすごい!WEB [レビュー]
 ・エロゲー文化研究概論 増補改訂版/総合科学出版 [単著]




エロゲー文化研究概論エロゲー文化研究概論
宮本直毅 エマ・パブリッシング

総合科学出版 2013-01-26
売り上げランキング : 208

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「いちゃラブ」大全 完全保存版―デレデレな女の子を集大成!! (INFOREST MOOK)ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)修正報告 銀河ツンデレ伝説 (二見ブルーベリー)

Posted by みやも at 12:36 | コメント(0) | トラックバック (0)