『那由他』を読了。
『ブレーメン5』『ダーク・グリーン』に並ぶ佐々木淳子の代表作ですね。
頭につけると超能力に目覚める輪っか「ジャルン」を手に入れてしまった少女・那由他が、超古代から人類を監視しては超能力者を抹殺し続けてきた謎の種族「アザドー」と超能力者たちとの決戦に巻き込まれた果てにいろいろあって宇宙の真理にたどりつく様が描かれるSFアクション大河。
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小学館・週刊少女コミックにて1981〜1982年連載。
全3巻(文庫版全2巻)で、1986年にOVAが製作。
掲載誌の少コミは月刊(1968)→月2回(1969)→週刊(1970〜1978)→月2回刊(〜現在)と刊行ペースを変えていて、1981年当時は月2回に戻ったけどまだ「週刊」という誌名が残ってる時期ですね。
じつはこれに先だってOVA版を入手しておりまして、「でも原作の漫画がまだ未読なんですよー」とお友達に話したら、すぐ貸してくれました。サンクス。
で、読んだ感想はというと。
・・・うーむ、面白い。
展開が超早ええ!(笑)
次々に状況が転がってダレないから一気に読了できました。1本の映画をざーっと観るような勢いが楽しい。
逆にいうとキャラクターにじっくり潜って思い入れてるヒマがないくらいで(主要人物がさくさく死んでくし)、その意味ではやっぱ「ブレーメン5」は塩梅がちょうど良いよなーとも思ったり。(まあ那由他は一本筋のストーリー物でブレ5はエピソード区切りの連作形式だっていうそもそもの違いがあるから単純比較はできんけど)
ラストで宇宙の真理に目覚める那由他にゲッターをみた。
これから何が起きるんだ。すばらしいことだよ。
んでもって、読了してから間をおかずOVAのサルベージに取りかかった次第。
| [作品データ] タイトル:SFロマン・アニメーション 那由他 製作年:1986年 発売:東芝EMI ランニングタイム:80分 |
[キャスト] 那由他:藤代美奈子 キロ(少年):藤田淑子 キロ(成年):神谷明 リョータロー:古川登志夫 ソズ:吉田理保子 セナルザイラー:永井一郎 | [スタッフ] 監督:波多正美 脚本:酒井あきよし キャラクターデザイン・作画監督:杉野昭夫 音楽:天野正道 | [主題歌] 「まばゆい序章」 「熱い風のさよなら」 作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 唄:藤代美奈子 |
…ゲーッ、原作読んだ直後に観てもギリギリ意味不明だぜ!!(笑)
2001年宇宙の旅を期待してたらマトリックス・リローデッドだったでござるの巻。
クライマックスの解説台詞をそのまんま読み上げさせてるのが痛い。
原作に忠実な語りだからこそ、言葉が文字情報である漫画と音声情報であるアニメの文法は違うのに…という媒体の差が際立ってしまって余計に痛々しい(^^;; 外国語をまったく意訳しない直訳のギクシャク感というか。自動翻訳でズタボロになったテキストの感じというか・・・(ひどい言い草ですが実際そんなふうなんですよ!)
まあ原作のゴールである「何が何だかよく分からんが天元突破した那由他にだけは何か素晴らしい事が分かったらしいからみんなもそれを目指そうぜ!」というところは、"結果的に"そういう雰囲気を醸し出してはいるんでいいかなぁ。・・・いや、やっぱよくねぇな(^^;;