さてさて、3期まで続いたアニメ版ARIAもいよいよグランドフィナーレが直前に迫っております。
プレ最終話となる第12話は藍華ちゃんのプリマ昇格試験の様子など原作の幕間をつなぐオリジナルシーンがいくつかあって感心したのですが、後半に描かれた、アリシアさんから「どんなプリマになりたいか」と問われて灯里が応じる場面について、どうもネット上の感想をいくつか見て回ったところ多少の引っかかりを感じた方がおられるようです。
具体的にはこの台詞の是非ですね↓
「アリシアさんのような、グランマのような、ARIAカンパニーそのもののような」
引っかかりを感じたという人は、おそらく「それは先人をなぞるだけの悪いフォロワー意識では?」という危惧を抱かれたのだと思われます。かつて藍華ちゃんが髪型でひと悶着起きるエピソードで「お前はアリシアにはなれない」と諭された事との整合性はどうなんだ、ということですね。じっさい、ぱっと聞いたかぎりではかなり危なっかしいセリフでした。
ただ、よーく台詞の中身を吟味してみると、以前の藍華ちゃんと灯里のスタンスには大きな違いがあって、灯里は「アリシアさんのような」だけではなく、「グランマのような」だけでもなく、
アリシア(先輩)→グランマ(創始者)→ARIAカンパニー(理念)
と、モデルをつないで示しているんですよね。
インフレしつつ根元へさかのぼって、最後は特定の人間ではなく抽象化された"概念"を志向しているので、その中に灯里のオリジナリティが活きる地幅がちゃんと担保されてるとみなして良いのではないでしょうか。「偉大な先輩たちの成果をも全部その身に呑み込めるような、大きな存在になってみせますよ」というのと同じことで、じつはすげぇデカい器が必要な夢なんですよね、これ。そしてケットシーを通してアクアという星そのものに愛された娘である灯里には、たぶんそれができる。熱いです(笑)
というか、まあ、ここまでのシリーズの文脈をふまえれば灯里がアリシアさんの拡大再生産にはなっても劣化コピーにはならないというのは明らかなので、こうしてこまごま述べるのも野暮ではありますな。
ただ、重ねて言いますが、たしかにぱっと聞いた時に誤解を招きやすい危ない台詞回しだったとは思います。僕も一瞬「ん?」と眉をひそめました(^^;;
というわけで、記事の題への結論。
灯里の答えはあれでべつに問題はない、が、(視聴者に対しての)語弊はあった
てな感じかと。
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僕は疑問など持たずに「いい答えだー」とか思っとりましたw
具体的に「ARIAカンパニーそのもののような」ってどんなことか。どんな意味かとか全く理解してはいないのですが、もう作品の雰囲気だけで感動していました。
だから、こういった考察をサイトで拝見すると、一粒で二度美味しいです。
恐縮ですー。
いやまあ僕も観てる最中は「なんか夢がふくらむなあ」という感覚だけで楽しんでいたのですが(笑)
上の記事はあくまで、あそこで疑問を抱いた人にカドの立たない解釈を示すとしたらどう説明すればいいか……というくらいの話ですね。
Posted by: みやも(管理人): 2008年03月29日 23:34