ずっと前からうろ覚えで悩んでいた別冊コロコロのSFホラー短編「滅びの魔光伝説」が今月のコロコロ伝説(Vol.9)に収録されていると知って、さっそく入手しました。
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今号はサイポリスとかバーコードファイターとかエスパークスとか直撃世代の俺を泣かせるラインナップでありますよ。
さて、アンコール劇場と銘打たれて古い作品を収めているコーナーがどれも出色の内容でして、今回は以下のとおり。
■「ザ・ケンカ」坂丘のぼる 1982年・別コロ
アメリカ留学から帰ってきた男の子が、留学中にボブ・シーグレン、モハメド・アリをはじめとするトップアスリートたちに師事して身につけたテクニックを活用しながら悪の番長の放つ刺客と戦う。
棒高飛びを使って高々度から飛び降りキックしてくる悪の棒高跳び選手に対して主人公のとった策は、自分も棒高跳びを使って同じ高度でジャンプ直前の相手を攻撃すること。「最頂点で静止した時、きさまの力はゼロになる。ダイナマイトキーーック!!」
すげぇぇぇ(笑)
ちょっと使い方は違いますが、最近ジャンプの「P2」でも最頂点=静止というロジックの技が出てきましたね。
ところでこの「ザ・ケンカ」は、なんといっても導入部が素晴らしいです。
いきなり謎の戦闘機が学校の校庭に着陸したかと思うと勢いがありすぎて建物の壁に激突炎上!みんなが「パイロット死んじゃった!?」と驚いてたら炎の中から飛び出した主人公が「ばっきゃろー、そう簡単にくたばってたまるかー!」と叫びながら見開きで爆発をバックに拳を突き出して「ただいま帰ってきたぜ!」と高らかに告げつつタイトル表示というぶっとんだオープニング。意味も道理もさっぱり分からんが主人公がすごいということだけは死ぬほどよく分かります。
嗚呼、勢い任せこそエンタメの本道とみつけたり。
■「愛どーるパンチ」よしかわ進 1981年・別コロ
主人公が自分のもとに送りつけられた謎のプラモを組んでみたら出来上がったのは等身大美少女プラモで、しかもそいつは生きてるように動きだして主人公のためにあれこれ世話をやこうとするも、とんでもない怪力のせいでドタバタするお話。プラモとはいいつつ厳密にはロボ娘の亜種ですな。
よしかわ進先生といえば「ヒロインくん」まだ読んだことないんだよなー。
性転換コメディ漫画の草分けだそうですが。
■「滅びの魔光伝説」久間まさよし 1986年・別コロ
今回コロ伝を買った一番のお目当てがこれ。
とつぜん空から降り注いだ謎の光によって人々が異常食欲を起こし、ゴキブリやらカエルやらゲテモノばかりむさぼるようになる。偶然に光を浴びなかった主人公は周りの様子のおかしいことに気づいて逃げようとするが、そのとき再び空に光が…… というお話。
「一つの星が滅ぶのに・・・理由はいらない!」というナレーションで〆るラストの後味悪さが素晴らしい。
いろんな意味で思い出深い作品なので永久保存しときます。