「もってけ!セーラーふく」の歌詞につらつら思う。
もっていけ!
最後に笑っちゃうのはあたしのはず
セーラー服だからです←結論
詩の主体である女の子は、なんやしらんが我々に与えてくれるらしい。
しかし最後に笑うのは「あたし」の方であり、理由はセーラー服にあると結論づけている。事実上の勝利宣言だ。
そりゃまあ、セーラー服は学校を卒業したらどのみち女の子には用無しだからな。くれてやっても痛くはなかろうて。つまりこれは制服を脱いで次のステージへ進もうとする女の子たちが、彼女らの投げ捨てた抜け殻に飛びついて喜ぶ男どもの虚しき姿を指差して嗤う未来がやってくると告げる歌なのだ。嗚呼、なんという萌えオタ批判……!!
平野綾の歌声に添えて黙示録のラッパが鳴り響く。美少女キャラの千年王国すなわちHEAVENへ至る門は狭く、キモいオタクの無間地獄ばかりが果てしなく口を開いて我々を待ち構えている。
いや、冗談ですが。
カップリング曲の題名からするとニーソックスはもってかれると困るから返してほしいらしい。
そうか! みんな、だまされるな! そのセーラー服はおとりだ! 狙うならニーソだ! 美少女キャラがニーソによって包み隠した内面を我らの快楽のため徹底苛烈に収奪し、搾取し、容赦なく蹂躙せよ! 消費だ! 消費の荒野へ突き進め!
いや、冗談ですが。
[追記]
2番には「セーラー服きがえても=あたし」という歌詞がある。これは「セーラー服に着替えても」ではなく「セーラー服から別の服に着替えても"あたし"という人格は継続する」という意味だと考えると、セーラー服を与えたあとの状況に通じる。
さらに、「かえして!ニーソックス」の中でも個性や自我の模索にかかわるような比喩を組んであるのは興味深いところである。やはりこれらは代替可能な消費財としての宿業を背負わされた二次元美少女キャラクターからの自己主張として作られた歌なのだろうか。どうでもええけど。
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