近所の本屋にて、一冊100円の古本コーナーからピックアップ。
「エミリアンの旅」(名著復刻 日本児童文学館 26)
著: 豊島與志雄 挿絵:棟方志攻
刊:ほるぷ出版、1973
【収録作品】
エミリアンの旅/活人形/悪魔の実/風ばか/シャボン玉/天狗の鼻/狸のお祭/お山の爺さん/影法師/強い賢い王様の話/雷神の珠/人形使/正覺坊/ばかな汽車/銀の笛と金の毛皮
もとは昭和8年(1933)に春陽堂から刊行された童話集で、それの復刻版。
表題作「エミリアンの旅」は雑誌「少年倶楽部」で昭和7年に連載されたものだそうな。
豊島與志雄(1890-1955) は東京帝国大学の仏文科出身で、小説・戯曲・翻訳など幅広く筆をふるった人物。岩波文庫版の「レ・ミゼラブル」を翻訳した人ですね。
芥川龍之介の一年先輩にあたり、友人でもあった芥川が書いた随筆「豊島与志雄氏の事」を読むと、人物像がうかがえます。
こんにちは、zozomと申します。『エミリアンの旅』を検索してこちらへたどり着きました。私はこの作品の復刻版を子供の頃に読んで、あまりの面白さにハマってしまった記憶が有ります。今ならネタ切れにあえぐ名作アニメ劇場あたりで映像化するのにうってつけの内容だとも思いますが、めくらの乞食が出てきたりするので、このご時世じゃやっぱり無理かなー。大好きなんですけどね、乞食3人組の話。もっと表現の自由におおらかな世の中になって欲しいなーと思う今日この頃です。
Posted by: zozom: 2007年10月27日 18:51zozomさん、はじめまして。コメント感謝です。
聡明な少年の旅物語ということで、たしかに名作劇場の系統にはぴったりだと思います。マスコットの小動物も出ますし(笑)
>乞食3人組の話
目が見えないのをだましたお詫びに宿屋の代金を大道芸で稼いで立て替えてあげるエピソードですね。ちょっと設定をいじれば、なんとか放映に堪えられるお話になる・・・かな。なんにしても、昔よりはしめつけが厳しくて難儀するのはたしかでしょうねえ。