ドラゴンスレイヤー
1981年 アメリカ映画
104分 カラー
監督・脚本:マシュー・ロビンス
製作:ハル・バーウッド
製作総指揮:ハワード・W・コッチ
特撮: ブライアン・ジョンソン、デニス・ミューレン、ILM
出演:ピーター・マクニコル、ケイトリン・クラーク、ラルフ・リチャードソン他
日本ファルコムのゲーム……ではなくてディズニー製作の実写映画です。
当時のILMが開発したゴー・モーション(コマ撮りで動きがカクカクしないように処理する特撮の技法)が導入された作品で、子供の頃にTVで?いっぺん見たっきりだったのをようやく再視聴できました。
筋立てはいわゆる<剣と魔法>ファンタジーの直球勝負。
中世の王国で、無辜の民を苦しめる凶暴なドラゴンを退治するよう依頼された魔法使いが死んでしまい、その弟子が戦いをかってでるという内容で、ヒネった作品の多い現在に観るとかえって新鮮です。
主人公はまだ魔法使い見習いなので未熟きわまりなく、強気なわりにトドメをさしそこなったり返り討ちに遭ったりを繰り返して何度も痛い目を見ます。情けないというか痛ましいというか(笑)
ちなみに<ドラゴンスレイヤー>というのはストーリー内容と劇中に出てくる武器のことを二重がけしたタイトルで、武器のほうは鍛冶屋のオッサンがこしらえた槍を主人公が魔力で強化したものです。でもこれ、戦いの途中でぽっきり折れちゃうのであんまり意味が無かったりして。ひでえ。
けっきょく主人公自身がとくに実績を残すことは無く、最後は師匠が復活して自爆攻撃でドラゴンを殺してくれるのでした。2度死ぬ師匠カワイソス
お話の骨となるのはもちろん竜退治譚ですが、その肉付けとしていかにもヒロイックファンタジーらしいロマンスがからんできます、依頼に来た少年が実は男装っ娘で、水浴びしてるところに主人公が出くわして「えっ、きみ女の子だったの!?」というシチュエーションから始まる恋心。それなんてエロゲ?(イケニエになるのを避けるために親が男装させてたという設定らしい)
このヒロイン、柴咲どろろに爪のあかを煎じて飲ませたい中性的なたたずまいが見事で、当人の顔立ちもあるけどメイクや衣装を施したスタッフが偉いと思いました。
お姫様を見つめる主人公に「どうせ私みたいのよりああいうのがいいんでしょ」とスネてみせる萌えキャラっぷりが素敵。