アニメ「乙女はお姉さまに恋してる」最終話を、観た。
原作は共通ルートから個別ルートへ入ることでタイトルの主語「乙女」の指すものが具体的な一人(=該当シナリオのヒロイン)に収束するわけですが、アニメ版ではそれが不特定多数のまま区切りをつけた、という観。
つまり「乙女たちがお姉さまを慕ってる」局面までの物語であって、それはストレスを小さくする代償に物足りなさを招いて一長一短だったかなと。こういう構成上の問題は旧「ToHeart」以来の業病みたいなものなので、おとボクだけを槍玉に挙げても仕方ない話ですけどね。
「はーい残念でした。あんたのダンスはそこまでよ」
いやあ、もちろん脚本さんに他意はないんでしょうけども(笑)
これって、ルート一本化にともなうキャラ個別の寸止め感をあまりにも見事に象徴する一言だなあ、なんて思っちゃいました(^^;;
貴子さんが本当においしいキャラになるのはまさにここから、というところでフタをかぶせちゃった形だからにゃあ。シリーズのクオリティは総じて高めに安定していただけに、もったいなさもひとしおというか。
最終話のサブタイトルは「ラストダンスは永遠に」。
共通ルートと個別ルートのちょうど臨界ぎりぎりの次元を永遠にかわりばんこで踊り続ける乙女たちは、みな平等であるがゆえにけっきょく誰一人として個々人だけの恋に手が届くこともなく、いささか哀れをさそいます。
もしも第2期があるのなら、たとえお気に入りのキャラがクローズアップされないとしても、とにかくつっこんだところまで観たいです。