正直、見通しが甘かった(笑)
主観的に絞ればたいした数にならんかなと気軽に始めたら、出るわ出るわ。
外せないもの、外したくないものが山ほどあります。
キッズアニメを範囲に入れたのが、リストがふくらんだ最大の要因か……。
にぎやかさを優先させる分野だし、子供に真似させてナンボの「おゆうぎ」との親和性もあるから、ダンスはかなりの割合で入ってます。
一方で、大人(マニア)を喜ばせるハイクオリティなダンス映像というのは、けっきょく工程の複雑さとは逆にアニメのシンプルな根本に還っていくもので、「絵が動く。面白い」「絵を動かせる。楽しい」という快楽の原液がそこにあるんですね。
もちろんリミテッドな条件下で「動くように感じさせる」というのも、紙芝居や写し絵といったものを歴史的背景にもつ日本アニメの大事な芸能ではあるんですけれど、それでもやっぱり、静止した絵と絵がつながって動き(生命)になったときの単純にわくわくした気持ちというのが出発点であって、一次的に「絵そのものが動くのを見る」ということを完全に忘れるわけにはいかんのです。
キャラクターにダンスさせるのは、その一番のキモである、"絵に描かれたモノが動くというセンス・オブ・ワンダー"を最大に表現することができる形なんですな。
ついでにいうと、そのためには、真正面から固定したぶっきらぼうなワクのほうが、むしろモノの動きだけが強調され、アニメとしての原始的な感動はきわだつと思います。カメラを寄せたり引いたり回したりアングルを効かせたりがちゃがちゃ動かしたり、きらきらエフェクトをかけたりといった映画技術で醸し出されるものは、またその次の段階であって、別に考える必要があるだろうと。
あくまでも最初にあるのは絵の動きと、あとはおそらく動かしている人間の手間に対する畏敬の念なんだというのを思い出させる、そんな効果がアニメのダンス映像にはあります。米国産のアニメが、ああまでして「こいつら止まったら死ぬんじゃないか」というくらいにキャラを活動させまくるのも、その効果を失う(文字通りアニメーションが死ぬ)怖さに神経質になっているからかもしれません。
今回のリストを編集しながら、そんなことがアタマにうかんだ次第です。
余談。
こうしたシンプルな喜びが我々の根っこにある以上、たとえば当分のあいだGIFアニメは無くならないかもなあ……なんてことも考えました(笑)