本田透さん(@しろはた)の『本当は萌えるグリム童話』読了。
本当は萌えるグリム童話
本田 透 (著) ワニブックス
定価:¥1200
女を食い物にするオオカミ(悪い男)を破滅させる赤ずきん、反「電車男」としてのシンデレラ再定義、兄と妹が愛し合うヘンゼルとグレーテル……などなど、グリム童話を現代的な視点で照らして新たな意味を生産しようという一冊。世が世なら"新説・グリム童話"みたいな固いタイトルで出てたと思われます(笑)
短編小説集というよりは、ストーリー部分を例え話にしてコメンタリーで思想を示すエッセイ集といった感じで面白いですね。文字通りの"寓話"になっていて。
音楽が解釈によって実践される世界であるように物語もまた創造ではなく解釈と結合によって新生されてヒトにものを伝えるのであって、そしてそれでいいんだよなあと感じ入った次第です。「兄と妹」は「AIR」だったのか!(笑)