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初の長編小説。イラストは上連雀三平先生!
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    2005年11月02日

    ことばのスクラップ − 『インスタントラーメン読本』から

    [ book ]

     以下、『インスタントラーメン読本』(嵐山光三郎・編著、新潮文庫)からの抜粋。


    ■P.25(嵐山光三郎と南伸坊の対談)
    嵐山 三分間の意味論が四畳半宇宙の中で湯気ごと屹立するわけですよ。

    ■P.29-30
     (略)ぼくがおもしろいなと思ってるのは、インスタントラーメンの、あったかさっていうところなんだね。「ほっかほか亭」なんかで、あったかいご飯のお弁当を売ってて、ああいうものを主婦が買ってはいけないなんていう人もいるけど、玉村豊男さんに言わせると、あったかい飯を外から買ってくるっていうのは、西洋におけるパンを考えてみると、個人主義とか都市的なものにつながってくるんですね。あったかいものをいつでも食える、あったかいパンを、食いたいときに食えるというのと同じで、町のお弁当屋さんができたことによって、都市的な、サラサラした人間関係が保てるってことになる。だから、お弁当屋さんができたことが、そんなに悲しむべきことかって言ってますね。
    (中略)
     だから、あったかいっていうのが、ひとつの分かれ目なんですね。昔は、外からあったかいものを買ってくるっていうのは、すさんでるイメージにつながって、やっぱり、家族揃って、みんなであったかい晩飯を家で食うというのが、幸福のイメージにつながってましたよね。だから、冷や飯を食うというのは、ひとりだけ疎外されてるってことだったけど、いまは、ひとりでも、好きなときにあったかい飯を食えるようになってるんですね。
    (中略)
     インスタントラーメンというのも、その意味では、都市のイメージにつながってきますね。昔、いわれてたみたいに、おふくろの味と正反対のところにあるから、インスタントはいけないものだというんじゃなくてね、おふくろの味じゃないところに、本当の意味があるんだっていうことでね。

    ■P.31-32
    嵐山 本格というのは、時間をかけたものであるという幻想があるんだな。だけど、時間をかければ本格になるなんてことは、ありえないよね。
    (中略)
    嵐山 (略)イメージが現実の場で結実するのが三分間で、それが都市なんだな。それに対して、本格料理一味の反論があるけど、それは時間と材料のことだけなんだな。
     工業製品に対する反発というのは、ずうっとあって、いまでもあるけど、インスタントラーメンっていうのは、そのへんを逆転してる部分があるんだね。限りなく本物に近づけようと工夫してきたけど、ここにきて、そうじゃない、インスタントラーメンというのは、違う食べ物なんだっていう考え方がでてきた。
    嵐山 都市そのものを食べる。都市が現出する三分間の幻想文化を噛み砕く、と。
     都市の否定じゃなくて、肯定としてでてきてるね。(後略)

    ■P.34
    嵐山 カンヅメは、単に、そこにあるものを暗闇の中に圧殺し、封印するという行為でしょう。再生がないの。蘇るものがない。水と共に暗闇にいるでしょ。カンヅメだから腐らないよね。でもインスタントラーメンは違う。いつも水を求めてる。お湯でも同じことでね、つまり、お湯をかけると蘇るんですよ。そこが、違う。カンヅメは、ジャスパー・ジョーンズでしかない。
     ジャスパー・ジョーンズは好きだけどね(笑)。

    ■P.35-36
    嵐山 (略)インスタントラーメンの欠点というのを探すと、これは、完成された食品なんだよね、無駄がない、油断がないの。だから食後の余韻がない。オランダの風景って感じがするね。一見、木があって緑も多くて自然に見えるんだけど、徹底的に人工の風景なんだね。これが、インスタント業界が永遠に持ち続けるコンプレックスだと思うの。
    (中略)
    嵐山 人工の極致だもんな。だけど、うまいというものは人工なんだよ。同時に、人工のものは味が限定されちゃうから、そこで止まっちゃうんだね。だから、それは一切の文化の宿命でもあるね。そういう意味では、テレビなんかも、インスタントの典型だね。
     うん、そうだね。テレビのおもしろさと、生の舞台を見るおもしろさっていうのは、別のものだからね。


     以上。
     P.29-30の「あったかいものを外から買ってくる」都市生活論を二次元キャラによる愛情補給の問題に置き換えると、いろいろ示唆深いものがあって面白いと思います。

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