山田恵庸「チャンバラ 一撃小僧 隼十」全2巻、講談社コミックス
週刊少年マガジン2002年45号〜2003年12号掲載(18週打ち切り)
古流剣術の跡取りとして単身での修行ばかり課せられ育った少年が、人と剣を交える機会を望んで現代剣道界に挑戦するお話。転校先の学園で校内剣道大会に優勝して剣道部に仲間を作るまでの経緯を描いて完結。
いやー、劇中でまいた種から出た芽をまったく獲りこぼしてないのがすごいですね。
わずかコミック2巻ぶんの量だと、たいていは読み終わって「アレはどうなったんだ?」とツッコむところがあるもんだけど、この作品の場合はそれがなく、ただ純粋に「彼らはこれからどんな活躍をしていくんだろう」とその後の日々に想いを馳せることが出来ます。この収束力にはとにかく舌をまきました。
要するに超長期的な伏線を張るような欲をかかず、適度に目先をこなしていったのが結果的に良かったんでしょうね。ちなみにこれと正反対でズッコケるのが、例えば『男坂』のような壮大な構想を投げっ放す場合なわけですが(^^;; 喧嘩鬼とかキボウとか結局何だったんだ、みたいな。
なお、個人的なツボとしては終盤の赤尾先輩のプレイングに拍手喝采。あんたそんなキャラ隠してたのか!!!(笑)
[追記]
この作家さんが描く女性キャラは健康的な艶っ気があっていいなあ。なんかドキドキする。