恥ずかしながら初読。今さらに激ハマりで読んでます。 なんだか人生でもっと早くに学ばなければいけなかった事を今さらに知った気分。
藤子不二雄(A)『まんが道』文庫版1〜7巻(全14巻)
強化人間タイプでメガネくん(@サルまん)な少年を主人公に据えてサクセスストーリーを描いたらどうなるかという問いへの究極のアンサーがここにある、ような気がする。
面白いのは、満賀と才野が心血注いでるのはあくまで漫画を描くという行為そのものであって、個々のタイトルについてはわりと手数を打ってチャンスをつかむための持ち弾というくらいの扱い方してるんですよね。赤松健が新人のデビュー挑戦について語ってた事を思い出しました。(この他にも「まんが道」の思想と赤松センセの発言にはいくつも重なるところがある。「作品は作者一人で成り立つものではない」という基本視座も要所で繰り返されてるし)
半ドキュメンタリーという体裁で手塚先生の神格化に拍車をかけすぎたであろう点は功罪の罪として業深いんですが、逆にいうとそこさえ注意して読んでいけば(漫画家を目指そうが他の何を目指そうが)読者にひじょーに有用な活力を与えてくれる漫画物語だと思います。
[追記]
それにしても改めて感じるに、藤子不二雄ではA先生の方が熱量高い描き手だよなあ、と。
近所の子供たちにマンガを見せて、彼らがおもしろく感じるように描き直していったエピソードって本当だったらしいですね。
仕事を放り出して逃げて、帰ってきたら干されたというのもホントだったらしいし。
この作品に「終わり」はない。実録マンガなのだから、作者が死ぬ以外に終わりがあろうはずもないが。
トキワ荘をこれほど熱く語った作品は他にないでしょう。手塚、赤塚、寺田、石森、藤子不二夫・・・他に誰かいましたっけ・
Posted by: Inoue: 2005年06月07日 21:54すぐれたドキュメンタリーほど虚実の混合をうまくおこなってるもんですが、その意味で「まんが道」は凄いと思います。実話部分がお話のごとくおもしろすぎる(^^;;
>他に誰か
↓ここに住人の変遷が載ってました。
http://www.lcv.ne.jp/~shipi/tokiwa3.htm
そうだ、つのだじろう先生もか……