「ショーン・オブ・ザ・デッド」
笑いと恐怖は裏表であることを示す教材。
しかし序盤のショーン達のダメ生活っぷりにはむしろ泣けてきた。ある種の人間には極度の自己投影をさせてしまう映画です。
本題に入ってからの展開には「作り手と観客が共有しているゾンビの正道イメージにツッコミを入れて楽しませる」ギャグが多いので、これをゾンビ映画初体験にするのはちとマズいかもしれない。
パブへ向かう途中でゾンビの群れの中を通り抜ける方法で爆笑。コメディってのは、タブーに触れてなんぼだよなあ。
「アンデッド」
三連ショットガンを構える農夫と、ラストシーンの格好良さであらゆる瑕疵が許せる映画。単純なゾンビ物の枠におさまらない素材のサンプリングが微笑ましい。
つか、強いてこの映画の立ち位置を定めるなら、かつて「モダンホラー」と呼ばれた芸風なのでは。
「マーダー・ライド・ショー」
ロブ・ゾンビ謹製のキチガイ三昧映画。ミステリでいえば倒叙モノ、それも殺人者がやたらキャラの立ってるやつ。正編リメイクだった「テキサス・チェーンソー」よりもずっと「悪魔のいけにえ」に近いという変な一作です。
終盤の異世界っぷりがステキすぎる。ゲームだけど「サイレント・ヒル」シリーズをプレイした時の感覚を惹起された。