以下、ここ一週間ほどかけてちょこちょこと読んでた漫画群の感想。
ぜんぶ人様からお借りしたものです(笑)
いつもお世話になっとります。>私信
なめぞう「あの娘はライバル」
パンクでロックでファンキーな権威破壊ストーリーと思わせといて、至極まっとうな青春心理劇だった。礼子が一人はっちゃけて突貫するラストはむしろ物悲しい。あのエンドマークの後、礼子はおそらく体制の内側からでも結局「ぶっつぶす」ことはできないのだろう。彼女は超越者ではなく目に見えぬ怪物に向けて剣を振り回すドン・キホーテであり、学校はあくまで風車小屋でしかないのだから。
手塚治虫「鉄の戦慄」
オチ話。社会派っぽい装いと俗悪な怪談素材の噛み合わせがあまり首尾よくいってない気がするが……。 暗鬱である事とリアリティがある事は全くの別問題だと示す意味では良いテキストだと思う。
蔵王大志「主のおおせのままに」
一番うれしかったのは「BROTHERS BATTLE」番外編だなあ。大塚家の構図は非常にツボに入ることを確認。
[同人誌]吉田音「ストロベリー・ユニオン」
マリみて黄薔薇本。すんません、表紙だけ見たときはプリキュア本だと本気で間違えました。マリみてで最も陽性の高い由乃っちは同時に最も陰性に近い存在でもあることを思い出させる一編。巻末のショート物の「失格宝塚」というフレーズで爆笑。巧い。
[同人誌]ぱわふるここあ(かろりぃめいこ)「同級生」
同じくマリみて本。志摩子さんを囲む友愛の図。由乃視点を通した白薔薇姉妹および志摩子さんの解釈という切り口が面白い。
カズマ・G-VERSION「エルフの若奥様」1〜2
……あ、これやっぱ昔読んだことあったな。てかOVAも観たわ(^^;;
愛情と善意で駆動する世界観がひたすら心地よい。ストーリーテリングにおいて事件(イベント)を構築するに必ずしも悪意が必要不可欠ではないと教えてくれる作品。
カズマ氏は現在の同人に至るまでずっと芸風が揺るぎないですな。私的ベストはサクラ大戦3のグリシーヌ/大神もの。
島崎譲「THE STAR -ザ・スター-」1〜5
これはなんだろう、えーと、本宮イズム?
読み始めたときは色んな意味で「ガラスの仮面」の偉大さに思いを馳せたんだけど、監修者がクレジットから外れたあたり(3巻以降)で露骨にタガが外れて暴走を始めて、ザ・スターはザ・スター以外の何物でもなくなっている。続きが気になるなあ。