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今野緒雪『マリア様がみてる イン ライブラリー 』
祥子さま失踪事件(笑)と過去の逸話を数珠つなぎにした一冊。ささいな日常譚をほとんどミステリめいた様相へ持ち込んでいるのが面白いですね。
いや、これまでも今野センセは『マリみて』でズラしたり外したりほのめかしたりの誘導手法をちょくちょく用いてきたわけですが、今回収録されているエピソード群は特にそのテクニカルな度合いが強かったなあ、と。
つーかすんません、「図書館の本」では素直にダマされました(^^;;
マリみて読むの久々だったから油断しまくってたのが敗因。
逆にいえば今野テキストの手口を把握しきってるヒトなら、きっとエピソードが始まって早々に先が読めたんだろうなあ
*1
。
ところで今回は収録分の短編も書き下ろし部分でも、可南子がまったく影ひとつ見せないのが気になるところ。僕はややドリル派寄りなんでこのまま裕巳-瞳子スール成立でも構わないんですが、もう一波乱は必至でしょう。
「チョコレートコート」を読んでいて思うに、スール制は一対一の疑似婚姻システム(というか代替恋愛装置)だからその構造上、二股が悲劇として生じる事になるわけですよね。だから裕巳たんは革命を起こして史上初のハーレム姉妹を目指せばいいのだ! ドリルとノッポを両者同時に一気喰い!
……なんてのはマリアさまが許しませんよな。残念。
>「森博嗣が同じような反則トリック使った作品書いてる」
あ、そうそう。ぼくも雑誌で読んだ時同じこと思ったんですけど、指摘するだけでネタバレになるから言わなかったんですよ(笑)。
今野さんは結構ミーハーにミステリが好きなんじゃないかなという印象があります。
Posted by: いずみの: 2004年12月27日 01:39分かるヒトはすぐ分かるんでしょうね(^^;; 僕は推理小説を全く読まない人間なんで、今野センセの"軽い"ミステリ色でほどよく楽しめてます。
Posted by: みやも: 2004年12月27日 01:52