もうクドクドいうのも野暮な気がするんだけど、「マッハ!」のレビューをしているサイトを回ってると
・地下闘技場で舞い散るコイン
・ボスの喉から出る煙草の煙
・クライマックスで目に炎
にCG処理が施されている点をあげつらって「CG使ってるぞ」とツッコむ人が一部にいたので驚きました。公式サイトで最初にデカデカと「アクション純度100%宣言」と範囲限定してるやん。
「CGを使いません」は"トニー・ジャーによる人的な運動シークエンスをエフェクトで粉飾しない"という趣旨の下にあるサブセットであって、映画演出としてCGを使いませんとははじめから誰も言ってないと思います。
僕自身もよく、映画を観ていてツッコみ所(と思いこんだ箇所)を見つけると視野狭窄に陥ってその一点だけに固執し、前後の文脈判断を怠ることがあるので気をつけないとなー、と思わされる例でした。
ようやく観たんすけども、
「ワタシの知ってる(競技としての)ムエタイ」
とあまりに動きが違うので、正直ビックリしました。
腰高で連打を旨とする(=相手が正規姿勢で構えてる&足がすべって倒れてもレフェリーが分けてくれる事を前提とした)競技ムエタイと、劇中で何度も見せる、腰をガッチリ落として
「なにがなんでもひっくり返されない」
打撃戦闘システムは全然別物で、共通点と言えば
「ヒジヒザによる打撃を重視してそればっか狙ってくる」
トコくらいでした。こりゃあ剣呑だ(^_^;)
あまりに動きが違う<体を揺らさないんですよね、全然。公式のコメントをチェックすると、たしかに「現代の競技ムエではない古式ムエ」というのを強調しているようで、色々興味深いです。
(参照)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200407/at00001522.html
>体を揺らさないんですよね
考えてみれば当たり前の事なんすけど、やっぱりムエタイってのは元々「殺し合いの道具」なんですね。キックボクシングのイメージが強かったんで、ビックリ。
「軸を振らない」のは古流の特徴のひとつです。理由は
・隙を作らない(常に基本姿勢を保つ)
・タイミングを読ませない
など。
殺し合いでやってる場合、幾ら強打を出せても「これから右で蹴るぞ」と解れば蹴りの軌道上に刃物とか置いて待ち受ける事ができる→「相手が素手で受ける」場合とは基本的な動きが変わってきます。
殺し合いの道具<そういえば、劇中でやられ役のヒトはカツラの下にメットをしてたり胸板に分厚いプロテクターを入れてるのがあらかさまに分かるんですけど、「そうしてなかったら死人が出てる」のが浮き彫りにされてて余計ビビりました(^^;
Posted by: みやも: 2004年08月26日 14:05