夜を徹してDVDを観ては疲れたので休憩がてらにアニメを観るというダメ人間コンボ。
目を休めろよ。
「REM レム」 (2000年、フランス) マイケル・ウォーカー監督
不眠症で苦しむ男が妻の失踪事件の心労と睡眠薬の過剰摂取のせいでしだいに記憶と感覚を混濁させていくダウナー系心理サスペンス。この淡々とした不条理感はたしかにデヴィット・リンチの後継みたいな位置で考えるべきなんだろうけど、ちょうどいま『サイレント・ヒル4』をやってるところなんで、どうしてもイメージがそっちへ引っ張られてしまう
*1
。
「サウスパーク 無修正劇場版」 2000年、トレイ・パーカー& マット・ストーン監督
たぶんアメリカ社会で一番健全かつ教育的
*2
な洋物アニメ「サウスパーク」の劇場版。規制の足かせを外されたサウスパークの住人がピー音なしで繰り広げるのは「娯楽映画の悪影響」というPTAのお題目に真っ向から反旗を翻した、神をも恐れぬ怒濤のお下劣ミュージカル。「Uncle Fxxker」と「Blame Canada!」のテーマはいっぺん聴いてしまうと頭の中でグルグル回ってしばらく離れません。あとアイクがメチャ可愛い
*3
。
……しかし、吹き替えが関西弁バージョンしかないってのはやっぱ踏み外してると思うんだけどなぁ。これでどれだけの客が喜んだのだろうか?
「閉ざされた森」 2003年、ジョン・マクティアナン監督
「ダイ・ハード」のマクティアナン監督が「羅生門」的な"藪の中"方式で構築したミリタリー・ミステリー。
鬼軍曹のもとで過酷な訓練を受けていたレンジャー部隊員が、ジャングルでのサバイバル中に同士討ちで死傷者と行方不明者を出した。果たしてその真相は……という話だが、登場人物の区別が観ている側で整理しきらぬうちに虚実の証言を映像として目まぐるしく転がしていくもんだから、「理解できるけど実感としてつかみきれない」というイビツな状態のまま最後までなだれ込んでしまっている。「羅生門」的軍事サスペンスなら全く同じ手法で「戦火の勇気」があったけど、単純に出来だけでいえばあっちのほうが観客に響きやすい仕上がりだったと思う
*4
。
それにしてもサミュエル・L・ジャクソンはかっこいいね。
「壁の中に誰かがいる」 1991年、ウェス・クレイヴン監督
思いのほか気に入ったんで、感想はレビューコーナーに収録。