明るい歌、にぎやかな歌を聴いていて、どうしようもなく哀しくなることがあります。
それはたぶん映画でいうなら絵と音の対位法的使用
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のようなものなのでしょう。曲自体が明るければ明るいだけ、曲が背景に背負う影はますます深くなり、その狭間で聴く者の気持ちが引き裂かれてしまうのです。たとえば、かつて慣れ親しんだ人物が生前に残した曲をふと聴き返すとき、なにか陽気な祝祭のようにはしゃいでいるその歌声は、余計に当人の死という覆しようのない現在(いま)を突き付けて、我々を哀切の淵へ立たせ、ただ嘆息を付かせます。
今日、ザ・ドリフターズの「ゴー・ウェスト」を久しぶりに聴いて、自分でも不思議なくらいに泣いてしまいそうな気分になりました。とくべつ長さんが好きだったわけでもないはずなのにね。
似たような例を思い出しました。最近スポーツ用品メーカーのイメージCMでも使われた歌「Always Look On The Bright Side Of Life」、歌詞の内容はとても前向きで明るいのですが、この歌が使われた映画の1シーンを知っていると鬱になります。
さらにこの歌、その映画に出ていた一人のコメディアンの葬式で、会葬者一同が涙ながらに合唱したというエピソードも残っています。
映画向けに作った時から皮肉が込められていた歌ですが、まさかここまで強烈な皮肉に彩られる羽目になるとは、作ったエリック・アイドルも墓の下のグレアム・チャップマンも予想してなかったろうな・・・。
パイソン歌ですな。「ライフ・オブ・ブライアン」は未見なんですが。歌は「いつも人生のいいとこを見てこうぜ」って、もうタイトルからして切なさ炸裂(^^; 映画はキリスト関連のネタのせいであちこちの国で上映禁止されまくったという逸話は耳にしてましたが、こんな歌が使われてたんですね……。
Posted by: みやも: 2004年07月27日 04:06