
アメリカ、2003年、139分
監督・脚本 ピーター・ウィアー
出演 ラッセル・クロウ
ポール・ベタニー
マックス・パーキス
ジェームズ・ダーシー
マックス・ベニッツ
配給 ブエナ ビスタ インターナショナル
原作 パトリック・オブライアン
公式サイト
[あらすじ]
舞台はヨーロッパがナポレオンの脅威にさらされている19世紀初頭。
兵力補充のために幼い少年まで戦場に送り込む英国海軍にあって、伝説的な名艦長と畏敬される男ジャック・オーブリーが、彼の率いるサプライズ号乗組員と共に、敵国フランスに属する強力な私掠船アケロン号を相手に追いつ追われつの戦いを繰り広げる……というお話です。
原作はP・オブライアンによる同名の歴史小説。
[review]
ストーリー自体は「艦対艦の追いかけっこ」という非常にシンプルな流れですが、その単純さのぶん余力を細部にこだわることへ費やしており、きわめて密度の高い映像構築に成功しています。当時の「軍船生活」のディテール再現をここまで徹底した作品はこれまで無かったのではないでしょうか。
たしかにこれならアカデミーの賞レースにも引っ張り出されるわな。
出演俳優のほうも主役がラッセル・クロウですから、芯がどっしり落ち着いて不安感はありません。劇中に何度かある戦闘シーンでは、まさに海のグラディエーターといった貫禄を見せてくれます。
また、宣伝では客受けをよくするために可愛らしい少年兵をプッシュしていますが、実際に観るときはむしろオーブリー艦長の親友であるマチュリン船医を演じたイギリス人俳優ポール・ベタニーに注目しましょう。「ロック・ユー!」「ビューティフル・マインド」で素晴らしく印象的な狂言回しの役を果たしてきた彼が、これでまたグンと株を上げたことは確実です。
追記:
そういえばクロウとベタニーって「ビューティフル・マインド」つながりのコンビか。いま気づいた(^^;