夕食のおでんをハグハグと口に入れながら、BGMのためにテレビをON。ちょうど日テレで日本アカデミー賞授賞式の様子が流れていたのでそのまま視聴。『壬生義士伝』でガチガチに固めたアングルでがっくり脱力する。
しかしこのあからさまな出来レース臭はどうにかならんものか。いや、本家アカデミー賞だってどっこいどっこいだけどよ。
だいたいこれ、収録番組なんだよねー。各部門の受賞結果についてはすでに各種媒体で先行報道がされてるし、純娯楽系のボンクラ映画が栄冠を頂くわけでもないのでとくに感慨は沸かず。『ゲロッパ』は個人的に監督憎けりゃ映画も憎いので目の外に置いてたし……って、そこまで言うならとっととチャンネル変えろっつう話だけどな。
でも福本清三さんが協会特別賞をもらったのは喜ぶ現金なワタクシ。
ただ、『ラストサムライ』関係の盛り上がり全般に言えることだけど、「ハリウッドが認めた!」からの逆照射で慌ててスポットライトを当てるのって「これまで私たちには見る目がありませんでした」って告白してるようなもんだぞ。『鞍馬天狗』からこちら45年間ずーっと時代劇を縁の下で支え続けてきた人を、今になってようやく評価したきっかけがハリウッド映画に出演したからってどういう事よ。
そういえば第一回の日アカ授賞式からして世界の北野武監督がコメディアンB.Tの本領発揮、呼ばれてないのに鞍馬天狗のコスプレで乱入するような催し物だったりしたわけで(映画ファンのイラストレーター・和田誠が激怒していたのが印象に残る)。権威とかある訳ぁありやせん。
まあ映画は心に残るものがあったり面白ければよいので、受賞うんぬんは気にしない方がいいとは思うのですけど。それに本家のアカデミー賞だって結構妙な作品が受賞していたりします(1970年の各部門受賞作を見てみると…パットン大戦車軍団ってそんなに凄い映画だったかな)。
映画は心に残るものが〜<まさに真理です、はい。あくまで業界内評価ですし、我々の側では話半分に見ておくのが結局は最善の策なんでしょうな(^^;
パットン大戦車軍団<きっと将軍は米国人にしか分からないカリスマがある「歴史キャラ」なんじゃないでしょうか(^^; でもスコットおじさまは「主人公に共感できねぇ」とか吠えて主演男優賞を拒否したんでしたっけ? 漢だ。