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銀河ツンデレ伝説
初の長編小説。イラストは上連雀三平先生!
二見書房 630円
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    2003年12月20日

    『エアマスター』(20)

    [ book ]

    作者 柴田ヨクサル
    発行 白泉社 JETS COMICS
    掲載 ヤングアニマル 2003年8号〜15号
    価格 505円(税抜)

    am-20.jpg とうとう渺茫の覚醒によって格闘ファンタジーからオカルトバトルの領域へ突入しつつあるエアマスター世界。今回はとにかく佐伯四郎が主役の一巻でした。

     金次郎が「試合巧者であるプロ格闘家に圧倒される素人」の割を食っちゃったのは不幸ですが、いま生き残ってるメンツだとこの役目をあてがえるほどの「坊や」キャラが他にいないので、やむを得ないところだと思います。


     ところで今回、個人的に興味をそそられたのは、四郎とマキの精神面への言及が多かった点でした。

     ここまでの20冊に渡るコミックスを読み返すと、あちこちで「度し難い自分を一歩引いて自覚しながら、なおそのうえで衝動に身を任せる」という場面が誰彼を問わず出ています(すでに『谷仮面』でもそういう向きはあったので、これはヨクサル先生ご自身の芸風なのか・・・)。
     「自己肯定」と「自己正当化」は似て非なるものでありまして、前者は己自身の納得としてそこにあるものですが、後者は基本的に他人の承認を要請する方向へ進む性質を持っています。で、『エアマスター』の世界は大体において前者、つまり客観的自覚に立脚した「自己肯定」によってキャラクターが行動する世界なわけですね。
     四郎とマキは、それを人格乖離の一歩手前まで突き詰めた状態で抱えているのが壮絶です。

    四郎:
    「俺は浅ましい俺を死ぬ間際まで一番近くで見物してやる」
    マキ:
    「もうあとは・・・」「"エアマスタ−"の好きにさせる」

     これはどちらも、狂気的な人格(この場合は戦うことで「その領域」へイってしまう自分)を分割管理することによって正気を維持している人間の台詞です。
     そうした抑制が、このバトルロイヤルというセッティングによる異次元=「狂気の解放を許容される場」を得て外れていくのだ、と。今のお話の状況は、いわゆる祭りにおける「ハレ」に入っているものだと見なせます。
     そう考えると、四郎の携帯電話が最後に「プツン」と切れた音は、同時に佐伯四郎の日常世界からのつなぎが途絶され、彼にとっての祭りが始まったことの暗喩的符号でもあったのでしょう(さらにそのあと四郎はご丁寧にも携帯を壊して日常世界との連絡線を自ら断っている)。
     ちなみに、このモードで四郎が急に強くなったように見えるのは単なる精神論ではなくて、「社会的配慮をかなぐり捨てたプロ格闘家が本気で殺しにかかっている」からだという実際的な説明ができます。
     「マキ/エアマスター」の図については、前々からそういう形で描写されてきたので今更ではありますが、ここまで明示的に「別人格」扱いされたのは初めてだったはず。

     以上の事柄はなんというか、作品全体の最終的な結論に関わるであろうと思われ、いよいよ原作漫画も最終回が近いのかなぁなんて寂しい気もします。物語の落としどころはたぶんアニメ版最終回とそれほど離れない→闘いの場である廃墟(狂気原則の支配する一時的な「祭り」の舞台)から外へ出ることで日常世界へ復帰する、といったあたりでしょうけど、さてどうなるやら。


    追記:
     弁当とか醤油差しとか、小物ギャグがステキすぎ(笑)

    コメント

    その佐伯が今度は「絶対勝てないラスボスの前で必死にあがく猛者」に。リ−も同じような結果になるのは目に見えていますが、何処まで踏ん張れるかが今後の話の見せ所でしょう。
    反則的な強さで話の展開を無茶苦茶にするラスボスだと勇次郎という前例がありますが、渺茫も出てきてよかったのか考えてしまうレベルの強さと前歴を持ったキャラになってしまいました。
    果たしてこれから戦うであろう摩季の勝利はあるんだろうか・・・。

    Posted by: 猛魂: 2003年12月21日 12:54

    摩季の勝利はあるんだろうか>本当に渺茫を倒したら倒したで「次はお前だ」なんつって"十六漢渺茫"が誕生しそうで恐かったり(笑)
    アニメ版はやや最後をボカしたところがあったんですが、漫画はどうなるでしょうねえ。

    Posted by: みやも: 2003年12月21日 19:41
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